由布川峡谷ツアー 2017

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もろかぶっちまった・・・。
この九州を襲った歴史的な大雨の時に・・・。

毎年7月に行われる 「由布川峡谷ツアー」。
当ユースホステル人気No1のイベントだけあって今年も参加予定は20名越え!
数日前に行った事前調査でなんとかツアーが開催できるな!
と決意を決めた途端にありえない雨が降り続き、
この九州北部は大変な大災害が起こってしまったのです。

今回も由布院のチャレンジクラブとのコラボで開催予定だったのですが、
さすがにこの状況で冠を乗せて続行することはできないだろう。
断腸の思いでツアーは公には中止に。

しかし土曜日が晴れたのです!
すでに全国からは前泊でこのツアーの為に集まってきたメンバーもいます。
これはやるしかないでしょう。(こっそりと)
ユースホステル主催全責任僕持ちでツアー開催です。

全ての趣旨を理解して集まってきた強者計14名。
まだ小雨降る中いざ入渓だ!

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今回は例年のちょっとハードなルートを変更し、
ほとんど深みのない入門編のルートをみんなで和気あいあいと歩くことにしました。

もう夏はすぐそこに来ているとはいえ、
やはり最初に足を浸すその水温は冷た~い!

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全メンバーの中で子供は4名。
水系のイベントではやっぱりコヤツ達は最強だ!
なにせ濡れることに1mmも躊躇がない。
深みだろうが滑る岩だろうがおかまいなしの直進歩行の前にまさに敵なし。

おーい。
ちょっとペースを落として大人たちを待ってくれ~!

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今回のメンバーもいろんな場所から集まってくれました。
大分県はもちろん福岡・奈良・フランス・香港・韓国の多国籍軍です。

スタート時こそ若干降っていた雨も渓谷に入った途端にやみました。
まーこんなもんですよ。
行きさえすれば世界がこっちにあわせてくれるんですよ。

実際このツアーは外が晴れていても光はほとんど入ってこないし、
暑い日でも渓谷内はいつでも涼しいし、
結局どんな天気でも気温でも中に入りさえすれば関係はないんですけどね。

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そして探検途中に現れた渓谷のおっこと主様!
おーいい色にあせてんな~。

でもちびっこはちょっとびびる。

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序盤戦こそなるべく濡れないように慎重に進んでいたメンバーも、
滑ったり転んだりでだんだんとヤケクソモードに入っていき、
最後には全員で滝に突入!

この全身濡れてからが本当のこのツアーの醍醐味が味わえるのですよ。
ただしその時間はとても限定的になりますが・・・。
濡れきった身体でまともに遊べるのはいいところ20分ほど。

みんな~。
全力で我を忘れるんだっ!!
浴びろっ!
濡れろっ!
泳げ~っ!

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そろそろちびっ子たちがガタガタ震えだしたので、
さぁ速攻で撤去しよう。
本気出すぞ。
このまま一気に地上に戻ります。

この渓谷内と地上では約5℃位違うので、
地上に上がるだけで空気のお湯に浸るみたいでホッとしますね。

やはりこの天気でここに来るような愚か者はいないようで、
7月の日曜日なのに完全に貸切りでした。

いつもと違うルートだったのですがそれがまたとても良かったです!
ただ定番のチョックストーンへと向かうルートがやはり崖崩れの影響で、
ルートが完全に深みに変わっており、
そこを渡るには相当勇気をもって泳ぎ切れねばなりません。

今の現状では行くのは不可能といってもいいでしょう。
早く崩れた土砂が何とか少しでも流されることを願うばかりです。

この由布川峡谷まさにこれからの季節に最適の観光場所ですよ!
湯布院から車で30分。

ぜひ皆さんご自身でこの雄大な緑の壁面に囲まれた圧巻の渓谷美をお楽しみください!

湯布院カントリーロードユースホステル  

由布川峡谷が え、えらいことに~

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大分県が誇る東洋のチロル 由布川峡谷。
最近その名がぐんぐん売れ始め町も観光名所として力を入れ始めているその矢先!
良からぬ噂が流れてきました・・・。

渓谷に下りる入り口 「椿」が通れなくなってるらしいと。
なんてこった!
慌てふためく僕!

なにせ今週末が当ユースホステル主催の「由布川峡谷探検ツアー」の日なのです。
まさかそんなことがあるなんてっ!
やばいっす~!

そんなわけで今日慌てて渓谷へと調査へと行ってきました。
すると行き慣れたいつもの椿入り口は・・・。

見るも無残な黄色いテープまみれ。
噂はほんとうだったか。

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本当に行けないのかもちろんしっかりと調べます。

渓谷に下りていく細く急な階段は、
上から落ちてきたと思われる巨石によって完全に防がれていました。
これは完全にアウト~!

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この椿入り口が立ち入り禁止になったのはこの年明けの事らしいのですが、
渓谷の状況をいろいろネットで調べているうちに、
更に衝撃のニュースが飛び込んできました!

なんとルート途中が15mに渡り崩落し渓谷を完全に堰止めてしまっているらしいのです。
しかもその事件が起こったのは先月らしい。
どうしたっ??由布川峡谷!?

椿から上流に進むこと100m程ですぐに我が目を疑う光景が現れました。
すっごい大きさの岩の塊が完全に行く手を遮ってしまっているではないですか。
これが上から落ちて来たって??
この幅僅か5m位の渓谷内では逃げ場ゼロですよ。

ぞぞぞぞ~!
上を見上げると滑らかな岩肌からは抉り取られたかのような爪痕。
今落ちてきたら即死だな。

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この堰止め区間の上部は水がどっぷりと溜まっていました。
ここはもう泳がないと進めないです。

望むべくは今後の台風か何かの増水でこの岩の塊の1個でも動いたのなら、
この溜ってる水は速やかに流れ去ると思うのですがいささか希望を持ち過ぎでしょうか?

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今日は夕方から日が落ちる前にっ!と慌ててきたので、
何の準備もしてきてません。

なので来て。
そのままの姿で入水して。
これで帰ります。

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しかしやはり美しき由布川峡谷。
例え様々な困難が舞い降りようとも、
その美しさには一片の陰りもありません。

さー問題は今週末のツアーなのですが・・・。
もう少し下流にある「猿渡」から入渓し、
そのままこの椿まで歩くルートに変更して行おうと思います。

通常ではあまり難易度が高くないコースですが、
この梅雨時では増水してかなりいい感じになるんじゃないですかね。

今までこのルートでツアーをしたことは一度もないので、
逆に楽しみになってきました!
雨よ。今回は降ってくれてもいいよ~。

湯布院カントリーロードユースホステル  

17サミット in 九重連山

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日本一の富士山・3000m級の山々を揃える日本アルプスはもちろんのこと、
ここ日本にはたくさんの標高自慢の山が各地でドーンとそびえています。

それに対して・・・。
残念ながらここ九州では屋久島の宮之浦岳を除いては最高峰は僅かに1791m。
寂しい・・・。とても山好きな人には言えない数字です・・・。

しかし、低いなら低いなりの楽しみ方があるのです。
大分県南部に群がる 九重連山。
20以上の山々で成り立つこの連山は1回の登山でいくつもピークを極められるという、
新しい楽しみを体感できる場所として九州一の人気を誇る場所なのです。

そんな九重連山ではマニアの間である一つのキーワードが飛び交っています。(時々)
それは  「17サミット」(いちななさみっと)

この九重には今 10座の山が1700mを越えています。
その山を全て回ることを 「17サミット」といい、
これを達成できたものは晴れて「17サミッター」と名乗る資格が得られるのです!

実は今日は部屋のベッドのカーテンを取り付けるために1日お休みを頂いていたのですが、
なんとその作業を昨日の日曜日を使ってやり終えてしまったのです。
そして空いた丸丸1日を使って奥さんと一緒に九重へとやってきました。
目指すは17級の全山制覇!

残念ながら天気はあまりよくないしめちゃくちゃ風も吹き荒れているのですが、
何の問題もなく 朝 8時50分。
牧ノ戸峠からしゅぱ~つ!

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まずはサクサクっと1座目の星生山をゲット!

ちなみに僕はもう今まで2回 17サミット済なのですが、
奥さんは初挑戦です。
偉大な記録にやる気満々の彼女。

時折まったく視界を奪い去る濃い霧と稜線沿いでは飛ばされそうな強風が、
果たして今後の登山にどんな影響を与えてくるのか・・・。

無題

ココからは一気にダイジェストで。

左上  人気No1の久住山 ゲット!
右上  霧で何も見えない 天狗ヶ城 ゲット!
左下  九州本土最高峰  中岳 ゲット!
右下  ここまではほとんど人が来ない 稲星岳 ゲット!

やっぱりこの天気だからなのかどの山もほとんど人がいませんでした。
そして散々通い詰めているこの九重で本日まさかの道に迷うという
大変恥ずべき事件を起こしてしまいました。
周りは霧一色で方角すら見当もつかない。
たまたま一瞬晴れた時に道と方角を確認できたから良かったのですが、
いやはやこれが山の怖さですね。

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そして高台から坊がつるのキャンプ場を望む。
法華院山荘という九州最高峰の温泉をもつ山小屋がある場所で、
そこに広がる湿原が結構有名なんですよ。

九州に来たばっかりの時に
「坊がつるですよ、ほらあの有名な 坊がつる賛歌の。知ってるでしょ?」
と山好きなオッサンによく言われたのですが、
僕はまったく知りませんでした。

これは年代のせい?それとも僕の教養不足のせい?
皆さん知ってますか?

無題1

僕達の長い戦いはまだまだ続きます。

左上 もっとも行きにくい山の一つ 白口岳 ゲット!
右上 久住と並ぶ雄 大船山 ゲット!
左下 大船のおまけ的な山 北大船山 ゲット!
右下 名前は三俣山なのにピークが4つある 三俣南峰 ゲット!

霧と若干ぱらついた雨のおかげで微妙に潤った地面や岩が、
疲れた足の絡まりと相まって程よく滑る!
2人で面白いように転びまくってました。

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そして歩き出してから8時間が過ぎた時。
ついにこの瞬間が訪れました。

三俣山 本峰 ゲット!
これにて九重の1700mオーバーの10座全てクリアーです。

そしてここにまた新たに 「17サミッター」が誕生しました!
おめでとう!
あまり山登らないくせにさすがに日々走り込んでるだけあって強いな!
まだまだ余力が残ってそうでしたよ。

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そして更に歩き続け無事に駐車場に着。
結局全行程で9時間半が経過していました。

さすがに朝は沢山の車がいた駐車場もうちの車1台だけです。
奥さんと2人で歩いたのでもちろんペースは落ちたのですが、
だれかと話しながら登ったり感動を共有すると疲れがぐっと減りますね!

今回は17サミット終了後にもかかわらず僕も身体はまだまだ絶好調でした!
いつもの通り地図もカッパも持たない舐めまくりの登山だったのですが、
道にも迷わず、雨も本降りにならなかったあたりまだ愛されてるなと感じています。

きっと山の女神にそっぽ向かれたときはあっけなく死んでしまうんでしょうね。

僕の次の目標は 「16サミット」(全14座)
そして最終的には 「15サミット」(全19座)
を企てております。

季節的には日照時間の関係で夏前しかないのでまた来年ですね。
お疲れ様でした~。

湯布院カントリーロードユースホステル  

カーテンをつけてみる

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先日のユースホステルの会議で現れた女性の我儘代表という方がいろいろと話をしてくれ、
やはりベッドにはか・な・ら・ず!カーテンが欲しいそうです。

うちでは2段ベッドの下段にはカーテンがついているのですが、
上の段にはついていない。

一応顔の部分にはしきりの板があるし、
そんな覗きこまれない限り下から上の詳細までは分からないのでいいかな~?
と甘く考えていたのですが。

しかし世界がもしカーテンをそこまで望むのであれば・・・。
つけようではありませんか!

せっかくのお休みの日曜日ですが子供達は奥さんにお任せし、
僕はひたすら日曜大工に励みます。

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実は先日カーテンとカーテンレールは先に買ってたんですよね。
それを直接天井に取り付けようとしたところ、
なんと石膏ボードにはレールは直にはつけれない!という事が判明したのです。

そこから大慌てで対策を検討し、
カーテン用の枠組みを作成することにしました。

まずこれが何もない状態のベッドの上部。

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ここに作った木枠を取り付ける!

見よっ!
このピッタリの寸法をっ!
(って測って作ったから当たり前か)

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ここにカーテンレールを装着っ!
これまた見事にはまりました。

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そして最後はここにカーテン吊るして、
はい、出来上がり~!

カーテンはもちろん防炎仕様ですよー。
こんな簡単なものなのですが色々と途中で手間取ってしまい、
計4カ所に取りつけた結果なんと3時間もかかってしまった・・・。

お休みの午後が完全に潰れた・・・。

あとは日常の使用の負荷に無事に耐えられることを祈るばかりです。
これで完全自分のスペースができてしまいましたよ。
だからといって決してベッドに籠らないでくださいね。

食堂で伸び伸びとお話をした後、
この密室でゆっくりとお休みください。

皆様のお越しをぜひお待ちしておりまーす!

湯布院カントリーロードユースホステル  

息子と男旅 礼文島へ

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夏の始まる前の梅雨時期。
由布院で唯一ともいえる閑散期を狙ってお休みを頂いてしまいました~。
4日間のお休み。
「僅か」と思う方もいると思うのですが僕にとっては中々取り切れない長期休暇です。

これは思い切って思い切った場所に行くしかないな・・・。
もちろん旅の相棒は我が息子。
学校は・・・、なんとかしといてくれ奥さん。

そして2人でバス⇒飛行機⇒夜行バス⇒船 と乗り継ぎ辿り着いたのがここ 
遥か北の地 「礼文島」です。

息子はもちろん僕も初めて島の土を踏む!
しかし遠かった・・・。
由布院を出てからここまではるばる21時間30分かかりました。
由布院から一番時間かかる場所じゃないか?

そして到着後早速本日のお泊りの宿の迎えを受けてまずはお宿へ。

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かつてここ日本では「旅=ユースホステル」という位日本中に旅の宿としてユースホステルが蔓延していました。
ゲストハウスやカプセルホテルなんて皆無だったのです。

若者はみんな見知らぬ世界や出会いを求めて無我夢中にユースホステルを回りまくっていたそうです。
もちろんいろんなタイプのユースホステルがありました。
食事が美味しい場所・便利がいい場所・キレイな建物の場所とそれぞれがそれぞれの特徴を出していたのですが、
その中でまったく他のユースホステルと違う特色を持つ異質なユースホステルが出てきたのです。

それが別名 「キチガイユースホステル」とも呼ばれているユースで、
そこでは毎晩ギターの音色とともに歌って踊ってと大騒ぎのミーティングが盛大に開かれていたそうです。

しかし時は流れ・・・。
他の旅人との相部屋という形態を受け入れない若者も増え始め、
またゲストハウスや他の安宿の台頭などもありユースホステルの存在感は静かに消え去っていくのです。
もちろん「キチガイユースホステル」と呼ばれた場所は真っ先に姿を消していきました。

そんな中頑なに数十年前の伝統と格式を守り抜き、
シーラカンスのごとき逞しさで古き良き「キチガイ」を押し通すユースホステルが今。
この日本にたった一つだけ存在している。

僕もユースホステルが大好きだというお客さんから何度も聞かされたその名前。
また今では珍しすぎて何回もTVなどでも放送されている伝説の宿。

それがここ 「桃岩荘 ユースホステル」なのです。

同じユースホステルに携わる人間としてはぜひ一度来たかった場所に、
やっと息子と2人で来ることができました。

礼文島の観光名所の一つでもある桃の形をした「桃岩」とネコの形をした「ネコ岩」
に挟まれたこの桃岩荘は思った以上に広くてキレイでした。

実はここに到着するまでの間に、
すでに僕も息子もこのスタッフの過剰ともいえるおもてなしぶりに度胆を抜かれています。
ここまでしてくれるんですか・・・?と若干申し訳ない気持ちになるくらいです。

でもそれは決して居心地の悪さを感じる類のものではないのです。
短い日にちですがこの先の滞在に希望しか見いだせないとても暖かいお迎えでした。

それをここで文章で表す事は僕にはできそうもありません。
ぜひご自分でこの衝撃を味わってみて下さい。

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お昼前にユースホステルを出発して、
まずはフラワーロードを2人で歩きました。

ずっと悲しそうに沈んでいた空がこの午後だけにっこりと晴れ渡りました。
実は滞在した3日間で晴れたのはこの午後だけ。
梅雨の九州から来たのでひさびさ再会の太陽に心躍ります!

この時期礼文島は花満開!
一年で最も美しい季節と言われているそうです。
しかしそんな貴重な高山植物に何の興味もない男2人とっては、
花はただ気持ちよく高原ルートを歩くための飾りでしかありません。
ほんと歩かせ甲斐のない2人で申し訳ありません。

結局この日は15km程礼文の南部を歩き回り、
再びフェリーターミナル周辺の島一番の繁華街に夕方帰還。

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諸々の事情により今年はユースホステルの夕食がないのです。
町からユースホステルまでかなり距離があるので先に夕食を取るしかない。
さっそく宿で紹介してもらったお店で礼文の名物の「ホッケのちゃんちゃん焼き」を注文。

目の前でジュージューと香ばしく焼けていくホッケ!
これがまた間違いなしの美味さ!
サイコーでした。

この時時間はまだ5時前だったのですが、
すでに店内には何名かの人がこのチャンチャン焼きを楽しんでいました。
「みんなえらい夕食が早いんだなぁ~」
なんて思っていたら何のことはない。
あとで宿に帰って判明したのですが全員桃岩荘のお客さんでした。
夕食ないとこの時間に食べるしかないですよね~。

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そして翌日はこの旅のメインイベントの一つでもある
「愛とロマンの8時間コース」と呼ばれる礼文島を縦断するトレッキングに出かけました

今回一緒に旅立ったのはユースホステルで一緒だった11人のメンバー達。
常連さん・ご夫婦・若い旅人・定年後のおじさん・外国人と多士多才な面子でスタートです。

礼文島最北端のスコタン岬から歩きだし桃岩荘まで歩いて戻るというこのコース。
なんと全長 36kmもあるのです。

冠にもある8時間で本当に歩けるのか・・・、
と思っていたのですが全く無理でした。
結局僕たちが要した時間は11時間。
スタッフの人にみんなは8時間で歩けるのか聞いてみると、
「絶対に無理です。でもこれで10時間とか11時間と謳うとみんなやらないので、8時間の名前で通してます!」

ってそりゃ詐欺でしょっ!

でも花咲き誇る高原を眺めよく歩き、海岸線沿いで貝を拾い、森林地帯を抜け、砂の崖を滑り降りとコースは
とってもバリエーションに富んでいてとても楽しかったです。
同行したメンバーが良かったので本当に楽しい1日となりました。

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これだけ朝早くから歩いたので普通はこれではい、お疲れ様!となるはずですよね。
そうならないのがこの桃岩荘なのです。

帰って風呂に入ってカップラーメンをすすると即始まるのが夜のミーティング。
島の観光案内から始まり、島の歌を歌いだし、最後は全員で歌って踊るという催しが毎晩繰り広げられます。
しかもたっぷりと2時間!

「決して強制ではありません!」と何度も強制されるのでよほどの常連さん以外はほぼ全員参加します。
ただこれも決して嫌じゃないんですよ。

目の前のスタッフは一日の仕事の終わりで疲れているはずなのにいつでも全身全霊で歌って踊る。
そんな彼らの汗だくの姿にただただ伝わってくることは感動のみ。

その熱い想いでその場が満たされているのでだ誰もがちょっと照れながらも一緒に歌って踊れるのです。
人が作り出す力の偉大さを感じずにはいられない夜でした。

もう一つこの宿の絶対の決まりが禁酒!
決してこの恥ずかしさを乗り越える手段として酒は使わせない!
という体育会系のノリに大いに共感を覚えました。
酒で酔わさずともみんなを楽しませる!という絶確固たる風格すら漂う彼らの姿は見ていて清々しいです。

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僕達のこの2泊3日の桃岩荘滞在もあっという間に終了です。
去りゆく人には「え~本当にかえっちゃうんですか?もう一泊!いやもう2泊!」
とお決まりの引き留めをしてくれるのですがそれがまたとっても嬉しいくらいにだれもがココに惹かれました。

宿から車が出るときも坂の最後の最後まで走って追いすがってくれ、
また船が出るときは見えなくなるまでずっと歌って踊ってくれた彼ら。
去りゆく僕たちも声が枯れるまで「いってきまぁーす!!」と叫んでいました。

僕は正直いろんな人からこの桃岩荘の話を聞いた時、
興味はあったのですがなにか宗教的な匂いを感じて懐疑的でした。
常連と呼ばれる人たちだけが盛り上がってる宿なんじゃないかな?
夜のミーティングも強制的にしてるだけで自己満足的なものなんじゃないかな?と。

というのも「好きな人には好きだけど、合わない人は全く合わない宿」っていう話も聞いていたからです。

でも実際に行ってみてその初めの想いは全ていい方向に裏切られましたね。
これだけお客さんの為に一生懸命に頑張ってくれる宿は他にはないです。
聞くとスタッフは休憩時間も休日も全くないそうです。

まさに個を捨て、利を捨て、お客様の為にすべてを捧げる宿。
日本一のおもてなしの宿だと感じました!

思いがけずすっかりとここに魅せられてしまった僕は、
ぜひもう一回次は末娘を連れて帰ってきたいと早くも考えています。

この由布院で同じことができるかというとそれは無理ですが、
あの姿勢だけは見習おうと今は思っています。

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そして夢のような島での滞在を終え、
再び長い長い帰路の旅につく我ら。

今回奥さんから許可された学校休みの期間は水曜日まで。
つまり木曜の朝8時までに由布院に帰らないといけないのです。

このために僕は様々な時刻表とずっとにらめっこをしました。
そしてあらゆる可能性を掛け合わせた結果。
たった一つだけの帰りのルートを見つけ出したのです。

それがこちら。

礼文島 8:45          ⇒  船  ⇒  稚内港 10:15
稚内 11:00           ⇒  バス  ⇒  苗穂駅 17:10
苗穂駅 17:14         ⇒  電車  ⇒  新千歳空港 18:00
新千歳空港 17:30      ⇒  飛行機 ⇒  神戸空港 21:00
神戸空港 21:20        ⇒  電車  ⇒  三ノ宮駅 21:45
三宮バスターミナル 23:00 ⇒  バス  ⇒  宇佐 7:10
宇佐 7:10           ⇒  車    ⇒  湯布院小学校 8:00

これが唯一無二の登校へとつながるビクトリーロード。
そしてこの成功の鍵ともいえるのが苗穂駅での乗り換え 究極の4分間。
ここを制することができるかどうか・・・。

バスが札幌に入った後はもう信号機一つ一つにビビりっぱなしでした。
そしてバスが止まった後は猛然とダッシュをかまし、みごと17:14の電車に乗れたのです。

そしてお別れの北海道。
礼文島以外ほぼ何も見れなかったのですがとても実り多い4日間でした。
僕にとってもそうですが10歳の息子にもきっとなにか大きな爪痕を残してくれたと信じています。

そして息子は2日間で50km以上歩き、
夜行移動で睡眠不足のまま無事に学校に消えていきました。

彼はその後普通に授業受けて学校終了後そろばん行って、18時半から20時半まで太鼓の練習行って、
今ヘロヘロで帰ってきた後TV見ながら爆笑中。
この後まだ今日の宿題が残っているのにもかかわらず。

桃岩荘もほんとにすごかったけど正直お前が一番すごいわ・・・。

湯布院カントリーロードユースホステル  

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