台風 無事に通過・・・

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記録的に動きが遅い 台風 5号。
迷走の末に選んだルートがまさかの九州直撃とは・・・。
またしても災難の予感が走る・・・。
接近に伴い高ぶる雨と風に最大限に警戒しながら迎えた今朝。

なんだ・・?この静けさは。
なんと気が付くと台風は既に四国の方に飛び去ってしまっていました。

ふーとりあえず助かったな・・・。
と安堵しながらも心のどこかで燻る不謹慎なワクワク感。
やっぱ人って誰しも台風とか本当は好きですよね?(僕だけ?)
もちろん人命最優先での話でですが。

このどーにも不完全燃焼な気持ちを燃やし尽くすために、
霧雨の残る朝一からいつもの別府越えを決行することにしました。

朝一から超眠そうな特攻隊長の息子とこのルート初参戦の末娘の2人を引き連れ、
いざ挑戦だ、いくぜぇー!

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遥か遠くへと去ってしまったとはいえ台風の残り火は確かに残っています。
稜線にでると荒れ狂う風がこの有り様。

体重が軽い末娘にいたってはまっすぐに歩けない・・・。
右に左に踊るように登坂中。

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稜線を抜けるとここから一気に森の中を下っていきます。
雨上がりの緑はとても鮮やかで濃い!

湧き立つ自然の香りの中、力が有り余るちびっ子妖精が2匹。
じっとこっちを見つめては悪巧みを思案中です。

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台風後の山の中はとにかく危険がいっぱいです!
折れた木々に緩んだ大地。
その中を誰よりも無駄な動きで駆け回る妖精兄に早速罰が当たった。

今回息子には新しい靴で歩かせてみました。
本格的な山靴ではないのですがいかにもそれらしく見える安靴。
がしかし!
やはりこの常軌を逸する我が家の行動には耐えられなかったか・・・。
なんと装着後30分後に靴底が完全離脱。
見ての通り完全にはがれてしまいました。

更に進むこと10分。
次は逆足の裏も同じように破壊。
靴ってこんなに簡単に壊れるもんっすか?

しかし不屈の長男はむしろ足が軽くなったと喜びこの靴底無しの靴で、
ますます激しく転げまわっておりました。

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妖精妹も散々です。
とにかくズルズルに滑る急斜面で豪快に滑り落ち服も顔もこの通り。
あの歴史に名を残すくらいの名滑落はきっちりとトリプルアクセルは決めてましたね。
下にいた僕が身体を張って止めてなかったら、
恐らくそのままバターになるまで回り続けていたと思われるほどです。

しかしこの泥。
絶対に落ちないですよね。
奥さんの泣く顔が早くも目に浮かぶ~。

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なんとか2時間ほどかけて別府に到着!
今まで行った中で最も激しかった今回の別府越え。

それでも朝のモヤモヤした気分は完全に吹き飛び、
爽快な満足感でいっぱいに満たされています!

つき合ってくれてありがとう、ちびっ子達。

次のお休みは2週間後です。
長い長いお仕事が虎視眈々と待ち受けています。
頑張る。
頑張りますよ。

だからどうか夏よ。
まだしばらく立ち去らずに暑く見守って下さいね~。

湯布院カントリーロードユースホステル  

お、お客様が~

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朝今日の宿泊客を確認しようと台帳を開いてびっくり仰天っ!!
なんと本日のご予約・・・、
1名様のみ・・・。

間もなく夏休みだというのにこんなことってあるのか?
考えられない!
しばし奥さんと愕然としながらも冷静に考えてみる。

これは何かを暗示しているはず。
この時期に1名のみということにはきっと理由があるにちがいない。
その時・・・、天の声が我ら2人の上に厳かに舞い降りた。

「山に 登りなさい」

やっぱそーっすよね!
それでは今日も登らせていただきましょう。
愛しの由布岳へ。

しかし実はこの後この天の声がとんでもない事態を引き起こすのです・・・。

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この日僕は掃除終了後筋トレを終わらせた後車で登山口に行きそのまま山へ。
奥さんはなんと湯布院の町から登山口まで走り切りそこから山へ。

先行逃げ切りを図る奥さんを、必死にペースを上げて追う僕。
このまるでトムとジェリーのようなレースはルート後半のかなり山頂近くまで続きました。
走ってきただけあって疲れ気味の奥さんをなんとか確保成功です。

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そして何も見えない西峰をゲット~!!
景色見に来ているわけではないのでまーいーか。
滞在時間5秒でさぁ下山開始だ。

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そして本日もとても気持ちよく歩かせて頂きました!

帰って服の洗濯の後はちょうど汗だくなのでそのまま溜っていた大工作業を続けることにしました。
まずは温泉の脱衣所で朽ち果てていた姿見の鏡を交換。ピカピカになったぞー。
その後湯船を徹底的に磨いていると、玄関からチャイムの音が・・・。

あれ?
一人だけの予約の人は到着が夜遅いって言ってたけどだれかな・・・?
と思いながら玄関に行くと、
なんとそこには7名のグループが!。

「数分前にじゃらんから予約を入れたのですが・・・」

ひょえーっ!!
完全に油断しまくってメールのチェック怠っちまった~!
そこからは大騒ぎの館内準備です。

奥さんと2人で汗だくの格好のまま走り回り、
なんとか泊まって頂ける状態になりました。

これで完全に疲れ果てた・・・。
天からの安易な導きに従ったがためにこのドタバタだ。
やっぱり7月を甘く見てはいけないですね。

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最後に新しいカメラの録画性能を霧の中で試してみました~。
特に意味はないので深く考えないでください。

湯布院カントリーロードユースホステル  

九重やまなみオルレコース 疾走

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月曜日といえば「山の日」。
そして降り続いていた雨もやんだ。
頂いたチャンスはもれなく使おう。

なんせ先週は9時間半山に登ったので今週はちょっと緩めのやつで。
本日向かったのは「久住やまなみオルレコース」
草原に延びるとても気持ちの良いトレイルコースです。

僕は今年3回目ですが智美は初挑戦!
よーし。
今日も気合い入れて走るぞ~!
今にも落ちてきそうな黒く重い雲の下いざスタートです。

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山だけではなく地上にあるいろんな場所を通るのが特徴のこのオルレコース。
様々に変わる景色を楽しみながら進みます。

まずは森林地帯を疾走。

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続いて草原地帯を疾走。

ここで30名ほどのグループとすれ違いました。
全員韓国人!
僕達を見かけて「オルレッ!!オルレッ!!」と喜んでました。

このオルレとは韓国から来た文化なので今なお利用者の多くは韓国人です。
異国の地でありながら自分たちの国発祥のルートを走る僕たちに大喜びでした。

大丈夫!これから必ず日本にもこのオルレブームがやってくるから!
確実に僕はそう確信しています。
それくらいにこのオルレトレイルは・・・、面白い。

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このやまなみルートの面白いところは、
途中のコース設定でこの「やまなみ牧場」の館内を通るところです。
普通に自動ドアから入って自動ドアから出る。
こんなのありなのか?

ただし館内にある特製アイスやヨーグルトの誘惑を回避するのは相当大変ですよ。
今日も僕はまんまと敵の術中にはまってしまい気が付くとパフェを食べてました。
不、不覚なり~。

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途中の川越ルートではいままでかかっていた木の橋が無くなってる!
どうもこの数日の雨の影響で流されてしまったものと思われます。
ここは自力で飛んで超えるしかない。

奥さん相当ビビりながらも見事な大ジャンプでこの難所を切り抜ける。
お見事。

結局予想よりだいぶ時間が早くなりそうだったので、
途中から奥さんはルート走破へ。
僕はスタートの長者原まで走って車を取りに行き、
今回のオルレルートも無事にコンプリート!

ちなみに奥さんのゴールタイムは1時間17分でした。

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最後は飯田高原に新しいお店を発見し頂いてまいりました。
カレーと珈琲の専門店。

深い味わいのカレーはとてもおいしかったですよ。
いつも通り夢中で食べ終わるまでカメラの存在は忘れられたままだったので、
美味だった痕跡だけでもご覧ください。

なかなか梅雨が空けないですね。
早くメラメラと照りつける太陽の下で皮膚を焦がしながらの登山がしたいです。

湯布院カントリーロードユースホステル  

17サミット in 九重連山

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日本一の富士山・3000m級の山々を揃える日本アルプスはもちろんのこと、
ここ日本にはたくさんの標高自慢の山が各地でドーンとそびえています。

それに対して・・・。
残念ながらここ九州では屋久島の宮之浦岳を除いては最高峰は僅かに1791m。
寂しい・・・。とても山好きな人には言えない数字です・・・。

しかし、低いなら低いなりの楽しみ方があるのです。
大分県南部に群がる 九重連山。
20以上の山々で成り立つこの連山は1回の登山でいくつもピークを極められるという、
新しい楽しみを体感できる場所として九州一の人気を誇る場所なのです。

そんな九重連山ではマニアの間である一つのキーワードが飛び交っています。(時々)
それは  「17サミット」(いちななさみっと)

この九重には今 10座の山が1700mを越えています。
その山を全て回ることを 「17サミット」といい、
これを達成できたものは晴れて「17サミッター」と名乗る資格が得られるのです!

実は今日は部屋のベッドのカーテンを取り付けるために1日お休みを頂いていたのですが、
なんとその作業を昨日の日曜日を使ってやり終えてしまったのです。
そして空いた丸丸1日を使って奥さんと一緒に九重へとやってきました。
目指すは17級の全山制覇!

残念ながら天気はあまりよくないしめちゃくちゃ風も吹き荒れているのですが、
何の問題もなく 朝 8時50分。
牧ノ戸峠からしゅぱ~つ!

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まずはサクサクっと1座目の星生山をゲット!

ちなみに僕はもう今まで2回 17サミット済なのですが、
奥さんは初挑戦です。
偉大な記録にやる気満々の彼女。

時折まったく視界を奪い去る濃い霧と稜線沿いでは飛ばされそうな強風が、
果たして今後の登山にどんな影響を与えてくるのか・・・。

無題

ココからは一気にダイジェストで。

左上  人気No1の久住山 ゲット!
右上  霧で何も見えない 天狗ヶ城 ゲット!
左下  九州本土最高峰  中岳 ゲット!
右下  ここまではほとんど人が来ない 稲星岳 ゲット!

やっぱりこの天気だからなのかどの山もほとんど人がいませんでした。
そして散々通い詰めているこの九重で本日まさかの道に迷うという
大変恥ずべき事件を起こしてしまいました。
周りは霧一色で方角すら見当もつかない。
たまたま一瞬晴れた時に道と方角を確認できたから良かったのですが、
いやはやこれが山の怖さですね。

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そして高台から坊がつるのキャンプ場を望む。
法華院山荘という九州最高峰の温泉をもつ山小屋がある場所で、
そこに広がる湿原が結構有名なんですよ。

九州に来たばっかりの時に
「坊がつるですよ、ほらあの有名な 坊がつる賛歌の。知ってるでしょ?」
と山好きなオッサンによく言われたのですが、
僕はまったく知りませんでした。

これは年代のせい?それとも僕の教養不足のせい?
皆さん知ってますか?

無題1

僕達の長い戦いはまだまだ続きます。

左上 もっとも行きにくい山の一つ 白口岳 ゲット!
右上 久住と並ぶ雄 大船山 ゲット!
左下 大船のおまけ的な山 北大船山 ゲット!
右下 名前は三俣山なのにピークが4つある 三俣南峰 ゲット!

霧と若干ぱらついた雨のおかげで微妙に潤った地面や岩が、
疲れた足の絡まりと相まって程よく滑る!
2人で面白いように転びまくってました。

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そして歩き出してから8時間が過ぎた時。
ついにこの瞬間が訪れました。

三俣山 本峰 ゲット!
これにて九重の1700mオーバーの10座全てクリアーです。

そしてここにまた新たに 「17サミッター」が誕生しました!
おめでとう!
あまり山登らないくせにさすがに日々走り込んでるだけあって強いな!
まだまだ余力が残ってそうでしたよ。

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そして更に歩き続け無事に駐車場に着。
結局全行程で9時間半が経過していました。

さすがに朝は沢山の車がいた駐車場もうちの車1台だけです。
奥さんと2人で歩いたのでもちろんペースは落ちたのですが、
だれかと話しながら登ったり感動を共有すると疲れがぐっと減りますね!

今回は17サミット終了後にもかかわらず僕も身体はまだまだ絶好調でした!
いつもの通り地図もカッパも持たない舐めまくりの登山だったのですが、
道にも迷わず、雨も本降りにならなかったあたりまだ愛されてるなと感じています。

きっと山の女神にそっぽ向かれたときはあっけなく死んでしまうんでしょうね。

僕の次の目標は 「16サミット」(全14座)
そして最終的には 「15サミット」(全19座)
を企てております。

季節的には日照時間の関係で夏前しかないのでまた来年ですね。
お疲れ様でした~。

湯布院カントリーロードユースホステル  

ついに鞍ヶ戸Ⅰ峰 攻略 

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さて、月曜日は山登りの日です。
相変わらず梅雨だというのに晴れ渡る空。
本日も気合いを入れて山に向かいました。

実は僕は今日ある大きな決断を胸に秘めてここ鶴見岳の登山口に来たのです。
それはある意味禁断の決断。

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昨年の大地震で壊滅的なダメージを受けた「鶴見ー塚原」の縦走路。
特に馬の背から鞍ヶ戸へと向かうルートは見ての通り完全に崩壊して影も形もありません。

今まで何度かこのブログでも途中報告してきましたが、
とにかく崩れた岩が不安定過ぎて全く登ることができないのです。

今まで3度訪れてその度にため息とともに諦めたこのルートの踏破を、
今日こそはやり遂げようと固い決意と共に僕はやってきたのです。

かなり手前から通行禁止という看板が立てられているにもかかわらず、
沢山の踏み跡が鞍ヶ戸へと伸びていました。

本当の山好きは人のいう事は全く聞きません。
なにせ自由を求めて山に来ているので。

そしていよいよ完全に崩れ去った山頂手前のガレ場に到着。
頭上に見える山頂の鞍ヶ戸Ⅰ峰まで距離にして50m位か。
それはほんの僅かな距離だけれど果てしなく遠かった・・・・。

少しずつ大きめの石を選んで足を乗せてみる。
しかしいとも簡単にずり落ちてくる。
これは相当にヤバいな。

ここからは本当にミリ単位でゆっくりと体重移動を繰り返しながらのロッククライミングになります。
決して焦らず急がず。
この極限の緊張の中ある程度まで登りきってしまうと、
もう決して後戻りはできない状態になってしまいました。

両側は共に断崖絶壁。
時々足元からずり落ちた石がカラカラ~と乾いた音を立てて谷底に消えていきます。
これはかなり怖い・・・。
そして不覚にも緊張と恐怖で手と足の震えが止まらない・・・。

しかしもう登るしかない。
手と足を乗せている岩に頼むから堪えてくれ!
と心から願いながらゆっくりゆっくりと登っていく。

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約20分の命がけの奮闘の末、
ついに鞍ヶ戸Ⅰ峰登頂成功!
全身訳の分からない汗だらけだ。

本当に疲れた・・・。

今登ってきたルートを見下ろす。
もし手にした岩か足をかけた岩が一回でも崩れたら、
この左右の谷底のどっちかに落ちてたな・・・。

若いころは何度か感じた限界突破の緊張感。
しかし家庭も仕事もあるこの僕が果たしてこのリスクを背負ってまで登る価値はあったのか?

その答えは分からないけど大好きな鶴見縦走路をなんとかもう一度通りたい!
という願望はこれでやっと叶いました。
心の片隅に引っかかっていたトゲが取れたみたいにすっきりしています。

ただもう一つ確実なのはもう二度とこのルートに挑む事はないだろうということです。

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そして山頂の鞍ヶ戸Ⅰ峰の時間はまだまだあの日から止まったままでした。

崩れた山頂も倒れた看板も無言で大自然の脅威を語っています。
もう「あの時はね~」と語ってしまいそうなくらい昔の事の様に感じるのですが、
まだまだあの地震から1年ちょっとしか経ってないんですよね。

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この鞍ヶ戸は3つのピークから成り立っています。
先ほど攻略したⅠ峰から至る所が崩れるルートを辿りなんとか最高峰のⅢ峰へ到着!

荒れ放題伸び放題の草を見るとしみじみと人が通ってないんだなと感じました。
このまま数年放置されるとlきっと完全にルートなくなるんでしょうね。

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そして鞍ヶ戸と内山の間の窪みの船底に到着。
あーやっとホッとしました。
しかし信じられないことにまだ足の震えが止まらないんですよ。
何回も足がもつれて転ぶ今日。

なんてこった。
もう極度の緊張は身体が受け付けないみたいです。

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そのまま内山のピークをハントして、
最後は石楠花尾根を辿って別府に着。

この後別府で合流した奥さんに、
「あなた・・・、なんか大丈夫??」

と心配されるくらい疲労困憊だった私。
帰って確認すると手も足もビックリする位傷だらけでした。

もうとっくに以前の調査で出された結論なのですが、
やっぱり鞍ヶ戸へのルートは 通行 不可! です。
少々無理しても行けないです。
山自慢の方々もここだけはぐっと堪えて下回りの船底新道を通られることを心からお勧めします!

湯布院カントリーロードユースホステル  

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