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朝駆け 由布岳

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「パパ・・・、時間だよ・・・」
そんな声で跳び起きる朝のベッド。
眠りから覚めたばかりの脳をフル回転して状況を必死に理解してみる。
時計は5時20分。
よし!理解できたっ!
寝坊しちまったんだぁ~!!

そうなんです。
朝長女を送っていくためにいつもは5時に起きるのですが目覚ましセット忘れてた・・・。
ただ電車は5時36分発なので全然間に合うぜ!
と自分に言い聞かせながら1分ですべての準備を整えて出発。
無事に娘を始発発車前に駅に送り届けることができました。

なんとも慌ただしくなったあさですが、
よりにもよって今日は朝から少し山に登ろうと計画していたのです。
奥さんが前夜に準備してくれていた朝食を食べる暇すらなかったのですが、
一応僕も前夜に準備しておいた山セットを握りしめて車に乗ったので、
なんとか登ることはできそうです。

そしてどたばたと車内で着替え終わった朝の5時50分。
由布岳へと行ってまいります。

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これぞ早起きは3文の得の御利益か・・・?
ちょうど山の間からゆっくりと上がってきた神々しい太陽。
始まりの光りっていつでもとびっきりの力をくれますね。

今回の登山の目的はもちろん今週末にある「24時間サバイバル登山」の訓練です。
もし何か起こってしまった時の為にも、
僕が途中で力尽きるわけにはいかないのです。
常にいざという時に使える体力を残しておくためにもベストの身体に仕上げないと・・・。

今回はじっくりと体中の調子を整えながらじんわりと登っていきます。

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それにしても今日は終始とんでもない風が吹いてました。
台風の影響でしょう。
そして寒い!!
半袖で来てしまった僕にはかなり厳しい気温でした。
(頂上付近では16度)

そして山を登りながら、今日はある話を思い出していました。
今まさに時の人となったあの山口の島で迷子になった子供を瞬殺で見つけ出したあのおじいちゃん。
「スーパーボランティア」なんて名前までついたあの方は実は大分の人。
なんと娘の同級生のお婆ちゃんが知り合いらしく、
その方の話によれば本当にボランティア精神の塊のような人で、
暇があればいろんな場所に出かけて人助けや地域貢献をされているそうなのです。

なんとこの由布岳の入り口に沢山置かれている登山者の為の竹の杖。
これもこのおじいちゃんが用意してくれたらしいのです。

凄いな~、
ありがたいな~、
なんて考えながら歩いていると・・・。

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本日はあっという間に山頂に到着です。
立っているのもやっとの強風の中ほっと一息ついた瞬間、
ピーーーンとある記憶が頭の中に蘇りました。

ある・・・。
あのおじいちゃんにここであった事あるよっ!!
少なくとも2回は!

1回目は由布岳に奥さんと2人で登っている途中ですれ違った、
駕籠に登山道を直すための道具を入れて一生懸命登ってたおじいちゃん。
まさにあのお方だっ!

そして2回目は由布岳山頂で2年前の地震で崩れてしまった岩場に張られたロープを、
新しいものに交換してくれていたおじいちゃん。
あれもあの人だった!
その時は少しだけ話もしたんですよ。
するとおじいちゃんはちらっと横目で危険防止のために張っているロープのその外で、
美味しそうにご飯を食べていた登山者を見ながら小さな声でこう言っていたんです。

「ロープ張ってるのにわざわざその外で食べる人がいるんだよ。危ないよね。
 でもせっかく楽しい気分で山に来てるんだからわざわざ何か言うことはないけどね。
 嫌な気持ちになったら申し訳ないからね」

それを聞いて、あーなんか優しい人だな~、
と思った記憶が鮮明に蘇ったのです。

そうかー、あのおじいちゃんがあの人なのかー。
きっとあの澄み切った心が迷った子供に吸い寄せられたんだろうなー。
本当に大分県の誇る素晴らしい人です。

またぜひ機会があったらまたこの由布岳でお会いしたいですね。

湯布院カントリーロードユースホステル  
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