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夏の川遊び!となるはずが・・・(大反省編)

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夏のひととき。
遠くから来てくれた旧友とお手伝いの韓国人2人の為にどっかに行こうか!
しかしいつもの通りお昼休みの間しか時間がないので大分県が誇る渓谷美
「由布川峡谷」へと行こうじゃないか!

谷に下りていくとひんやりと冷え込む川辺。
さーて今日も気持ちよく渓谷散歩に行ってみよ~う。

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始めは悲鳴が響き渡るくらいに冷えている水も、
段々と慣れてくるから不思議ですねー。

身体の濡れる面積が増える度に、
上がっていくテンション。

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川を渡り、岩に登る。
この圧倒的な双璧の中では何をしても愉快なのです。

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今回最年少参加の 末娘もみんなに助けられながら次々と難所をクリアー。
そして最終目的地である 「チョックストーン」に40分ほどで到着。

ここまでは・・・、
ここまでは本当にいつもの通りの川遊びだったのです。
まさかこの後に生死の狭間を垣間見るとは・・・。

基本的にここから先は3m程の崖が完全に道を塞いでいるので行けません。
さらにはその手前に深い深い滝つぼがあるのです。

毎回みんなでここを震えながら泳いで遊ぶのです。
そしてその中でも数人の強者だけが水中からこの岸壁へと登ることができるんです。

しかし今までは崖の横に巨大な木が倒れかかっていて、
それを利用して上まで登れるのですがなんと今回この木がないっ!
どうやらいつかの大雨で流されてしまったようです。

するとここに登るには上から流れ落ちる滝の水圧に耐えながら、
直で岩を登るしかないのです。

はっきり言ってこれは相当難しいです。
足がつかない状態で足場を探す段取りだけでも相当厳しいのですが、
そこからはツルツルに滑る岩と上から容赦なく降り注ぐ滝が憎い程邪魔するのです。

しかし遠くからみんなが見守る手前引くに引けなくなった僕は、
ここから驚異の粘りを見せて見事にこの岸壁をクリアー!!

よっしゃぁぁぁ~!!!
我ながらこれは相当快挙ですよ。

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しかしこれが韓国人お手伝いのショウの魂に火を点けた。
軍隊上りで若さも体力もある彼は果敢にこの岸壁に挑んできたのです。
大丈夫か・・・?

何度も何度も滝つぼに落下しながらも死に物狂いで岩にしがみつく。

この写真は崖上から僕が撮ったもの。
ここから両脇の崖をスパイダーマンの様に登ってくるのですよ。

そしてもう限界じゃないか?と心配しだしたその時!
ついに上部の岩の突起に彼の手がかかる。
最後は少しだけ僕の助けを借りて見事に彼もこの崖を制覇!
大したもんですよ!

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2人で崖上でガッツポーズ。
しかしこの時僕も彼も身体は冷え切り手足は使いすぎた筋肉によってプルプルしていました。
この時にお互いの身体の異常に気が付くべきだったのですが、
残念ながらまったくそこまで頭が回る余裕がなかったのです。

帰りはこの3mの崖からのダイブ。
下から見ると簡単そうに見えるのですが結構勇気いるんですよ。

まずは僕が先に飛び降ります。
ドボーーーーーン!
そして下からカメラを向けてショウのジャンプを撮ろうと思ったのですが、
何かが違う!!
身体が全くこわばって動かないのです。
ヤバい・・・。
何度手足をばたつかせても仰向けになって水に浮こうとしてもひたすら鉛の様に沈む身体。
なんだ・・・?!!これは!
何度も水を飲み、もう写真どころではないと判断して必死でみんなが待つ滝つぼの先まで泳ぐ。

そしてなんとか岸まで辿り着く。
ふー、なんだったんだ?今のは・・・?
ただ結果的に無事だったので少しむせながらもあたかも何事もなかったかのように岸に上がり、
ゆっくりと振り向いて崖の上にいるショウにカメラを向ける。

そしていよいよ次はショウがダイブ!
ドーンと水しぶきが上がり数秒後に浮き上がる頭。
しかしその後一旦浮いたと思った頭は再び水中へ。
そして激しく降られる手と時折聞こえる悲鳴。

ヤバい!!!
あいつ溺れてる!!!

自分の時と同じなのでいち早く状況を察知した僕は、
慌てて彼のもとへと再び滝つぼへと飛びこみました。

しかし先ほどと同様に僕の身体も全く思うように動いてくれない。
しかし目の前のショウはもう今にも沈み切りそうになりながら必死にもがいている。

これが火事場の馬鹿力というものか?
なんとかショウのもとに辿り着き必死に引き上げようと試みる。
しかし足場もない水中ではまったく力を入れる術がないのです。

逆に必死に僕にしがみつくショウと2人で水中に引きこまれる。
この時僕の心を支えていたのは「とにかく冷静になれ!」という強い思いのみでした。
僅か1秒にも満たない時間でフル回転の脳があらゆる方法を考える。
確か溺れている人の正面から助けようとしたら一緒に巻き込まれるとTVで見た!
まさに今だ!これはヤバい!

そして僕に必死に抱きつくショウを一度思いっ切る跳ね飛ばす。
そして2人そろって一旦水面に浮上。
その瞬間を狙って僕は強く彼を岸に向かって押す!
すると水の流れも手伝って彼は少し岸側に移動した。

しかし再び沈む彼。
ただ掴まれない距離を保ちながら再び彼が浮いてくるのを待つ。
そして浮いた瞬間にプッシュ!
また少し移動したぞ!
これしかない!!

しかしまだ岸までは10m以上。
段々浮き上がる彼の動きが少なくなってきた。
本当にこの方法で助かるのか・・・?
そんな泣きたくなる位に鋭い感情が胸に刺さる中必死に彼を押し続ける。

次の瞬間・・・。
一度浮き上がった彼が・・・。
そのまま浮き続けていたのです。
ゲホゲホとむせる彼。

何が起こったんだ・・・?
なんと。足元も全く見えない滝つぼの中に奇跡的に浅瀬があったのです。
なんとかそこに足がつくことができた彼。
助かった・・・。
しっかりと両足に大地の感触を感じながら、
2人で水の中でぐっと抱き合う。

その後助けに来てくれたメンバーの手も借りて何とか岸に上がった僕達。
二人とも足が痙攣してしばらく動けませんでした。

ショウはずっと震えていたのですが、
寒さからなのか、恐怖からなのか・・・。

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しかしこんな状況に陥っても彼は全く弱いところを見せず、
結局しばらく休んだ後自力で帰りつきました。

僕も今回ばかりは足がガクガクで帰りの道は悲惨なことになっていましたが。
一応ゴールでは無事に帰り着いて良かったね!の笑顔の一枚。

しかしこの由布川峡谷ツアー。
年に1度開催し毎回あの滝つぼで遊んでいるので甘く見過ぎていました。
絶対に崖上りで限界突破しちゃったんです。
正直今回ショウが生き残れたのはあそこに浅瀬があったという運だけ。
恐らく僕の人生でも3本の指に入るくらいにヤバい瞬間でした。

こんなどうでもいい場面で人の人生を賭けては絶対にいけない!
本当に大反省です。

行くなら浮き輪やライフジャケットなど最低限の装備を持っていくべきでした。
いつもは「大丈夫!大丈夫!」が口癖のぼくですが、
大丈夫じゃない事もあると知ってしまった今日。

なんか夜になった今でもまだ心がザワザワと落ち着かずに彷徨ってます。
そんな際どい一日でした。
ショウほんとごめんね。

湯布院カントリーロードユースホステル  
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