九重連山 登り納め 2017

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なぜよりによって今日なのか・・・?
それは・・・。
今日しか休みがないから。

お休み明けの午前休を使い今年最後の九重連山にお邪魔することにしました。
一緒に向かったのはお手伝いのオランダ人カップル。

「ニホンノヤマトッテモタノシミデース!」
と前夜から浮かれていた彼らの態度が、
車から降りた途端に吹き付ける-5℃の寒気で一気に凍りつく。

気温もスゴイがなんだこの吹き付ける強風は・・・。
ヤバい予感しかしない朝の9時。

いよいよ今年最後の九重への挨拶回りスタートです。

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スタート直後から「自分たちの身は自分たちで守ってくれ!」とオランダ人にはお願いし、
僕はダッシュで一人周回コースを目指します。

まずは最初の 「沓掛山」へ。
歩きだしてすぐに出迎えてくれるこの山。
いつもあまりありがたみがなく登ってすみません。
恐らく一番たくさん登ってる山は あなたです。

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続いて大好き 「星生山」へ。
景色は全くなし。
標識すら見えません。
でも誰かが新しい山頂の看板を置いてくれたんですね。

赤い文字が分かり易くてとってもいいです。
ありがとうございまーす!

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風は稜線に出るとますますと強さを増します。
というか立っているのがやっとの位。
今日かなりやべーな。

とにかく体温を守るためにひたすら歩き続けます。
一番の致命傷ポイントは山頂で写真を撮る瞬間。
この数秒で一気に下がる体温と凍りつく指先。

ここ「天狗ヶ城」ではもうまつ毛までが凍りつき、
常に目の前によく分からない白い物体が視線に入ってしまう状態です。
もちろん鼻毛もギンギンに凍ってますよー。

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そして今年も最後に九州大陸の最高点 「中岳」 に立つ!
今この瞬間だけは僕は九州の人類すべてを見下ろしているのです!

が、しかしあまりの強風とそれに混じる雹が痛すぎて見下ろすどころか目すら開けられず。
ヤバすぎる 1791mの世界。

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途中の木々は真っ白。
至る所に咲くエビの尻尾。
これ晴れて風なかったら最高の景色が堪能できるんですけどね~。

今日は下しか向けない。
見上げると顔が凍る・・・。

ちなみに山頂付近の温度は -7℃。
ただ風のせいで体感は確実に-10℃越えてそうでしたね。

指が痛すぎてカメラが扱えない・・・。

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そして一番端っこにある 「白口岳」にもちろん御挨拶。
しかし1秒も山頂の風に当たりたくないので標識だけでお許しください。

始めの久住山に向かうルートまでは数人のチャレンジャーがいたのですが、
もう中岳以降は誰一人いません。

まぁこの天気ですからね。

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そして順当に次の「稲星山」へも最後の挨拶を。
この辺の山はまったく木がないので全力の吹きっさらし。
既に芯までしっかりと冷やされた身体はそろそろ言う事を聞かなくなってきています。

ここでまたちょっとしたアクシデントがあるわけですよ。
モクモクと立ち込める霧で視界が完全に奪われてしまうんです。
しかしもう何度も歩いているこのルート。
例え見えなくても間違えるわけがない!

この過大な驕りが身を滅ぼす。
なんとまさかの、ロストウェイ・・・。
いや正確には間違ったのかどうかも分からなくなったのです。

あれ?道こんなだったっけ?
と一瞬よぎってしまった疑惑。
するともう抜け出せないんですよねー。
なにせ前にも後ろにも何の風景もないので答えがない!

風が強いので少し待てば霧が一瞬晴れる可能性もあるな、
とも考えたのですがこの強風の場で留まる事はある意味別の死を招きかねない・・・。

恐るべし山・・・。
ここでまた新たな問題を提起してくるとは・・・。
こんな時は基本に帰ろう。
迷った時は、元に戻る!

この大鉄則にのっとり再び山を登り直し、
またもやお目見えの稲星山頂。

そこから這いつくばるように足跡を丁寧に探しだし、
なんとか無事にルートを見つけ出したのでした。

ちなみに最初のルート設定は大きく間違えておりました。
あー危なかった。

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最後はこの上ステージの主 「久住山」に2017年のお礼を告げ、
今年の九重連山は登り納めです!
お世話になりました。
また来年もよろしくお願いしまっす。

そしてここからは勝手知ったる道をダッシュで走り抜け一気に車まで帰還。
車内では数分前に先に帰ってきていたオランダ人カップルが震えながらおにぎり食べてました。

聞くとあまりの風の強さに周りで登っていた日本人登山者たちは次々と諦めて帰りだし、
彼らにもしきりと戻るように進めてくれたのですが、
そのありがたい忠告を丁寧に断ってなんとか久住山の山頂までは行ったそうです。

「アルクノダイスキデース」と言っていた彼らですがさすがに、

「ニホンノヤマ キビシイデース・・・」
と漏らしていました。

いや、さすがに今日は厳し過ぎたね。
帰りの車中では死んだように眠っていた2人。
滞在予定はまだあと2週間以上あるぞ。
なんとか晴れ渡る空の中気持ちよく由布岳に登って下さい。

そしてこの僕もまだ由布岳の挨拶登りが残ってるんですよ。
まー来週かな?

それにしても今日は本当に芯から寒疲れました・・・。
今日ほど我が家の温泉がありがたいと思った事ないっす。

湯布院カントリーロードユースホステル  
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