24時間サバイバルウォーキング

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に続く24時間シリーズの最新作がついに誕生!

第5弾は「24時間サバイバルウォーキング」
いつもと同じく24時間以内で目的地まで歩き切るというイベントです。

ありそうでなかったウォーキング。
何故かというと単刀直入に僕が歩くの嫌いだからです。

しかし世は空前のウォーキングブーム。
こりゃのるしかないか・・・。

そうして綿密に組まれた今回の企画ですが・・・、
なんと・・・、
参加者・・・、

1名のみ!
あーまったくブームにのれてねぇ~!

それでもいいのです。
1名でもいれば盛大に開催されるのです。
前回のサバイバル登山に続いて小4の息子も再び参戦。

さー3人で楽しく行ってみよう!
今回目指すは大分県の東にある佐賀関。
遠いぞー。
気合い入れて歩こう。

まずは山を越えて軽く別府までだ!
別府湾を望む大展望台にて。 
(サバイバル2時間半経過)

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通常は別府まで歩いて、
はいイベント終了~
となるのですがこれはまだまだこの壮大な物語の序章にすぎないのです。

細い路地をクネクネとすり抜け別府の街中を進んでいきます。
空は晴天。
吹き抜ける秋の風は体温を静かに冷ましてくれます。
まさに歩き日和!

そして別府タワーに到着!
相変わらずしょぼいけどレトロで格好いいタワーだぜ。
(サバイバル6時間経過)

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途中で由布院でマラソン大会を走り終えた奥さんが別府まで来てくれた。
ここで荷物を夜用に入れ替え。

服も防寒仕様に着替えます。
しかしここまでの走行距離30kmを超えたあたりで息子に異変が。

徐々に足が痛み出したらしい。
そりゃそーだろう。
もちろん彼は今までの人生でこんな距離を歩いたことはありません。
それでも文句や弱音は一切吐かない彼。
どんな時もニコニコ。


でも気を抜くなよ。
まだまだお前の知らない世界はこれから始まるんだぜぇ~。
(サバイバル7時間半経過)

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そして一気に沈み始める太陽。
日が落ちると気温は一気に下がってきます。

もうすっかりと歩くことに飽きはじめた息子は、
ひたすら「何か面白い話ない?」と無茶振りしてきます。

必死に想い出を紡ぎながら場を盛り上げようと話を続けるのですが、
なにせこの企画24時間続きますからね。

辛い・・・。
息子からの非常にハードルの高い要求がとても辛い・・・。

それでも彼の疲れを誤魔化すために話し続ける父。
僕はこのイベントでほぼ自分の半生を彼に語り尽くしました。
(サバイバル8時間経過)

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暗くなると歩く目標がずっと先にある光になるのですが、
これが歩きだと全く近づかないのです。

ユラユラと煌めく光を求めひたすら一歩一歩進むのみ。
もはやこのあたりで息子の足の痛みはかなりきていて、
左足はびっこを引き始めました。

冷たい風が吹き付ける中黙々と歩き続ける我ら。
ずっと何かをやり続けることがいかに大変かを身をもって知りました。
肉体的にも精神的にもかなり追い詰められ始めたのです。

しかし当然今回もきちんと休憩ポイントは押さえてあるのです。
途中のカラオケ店です。

何店か漫画喫茶やサウナを調べたのですが、
小学生を夜連れて行っていい場所がない!
全て条例で規制されているのです!

当然と言えば当然ですが・・・。
こんな時間に小学生を連れ回す親の方が普通はおかしいですよね。
ただ僕は「この世の中のルールをきちんと守る」という教えよりも
この「24時間かけて目的地まで歩き切る」という体験の方が、
きっと彼の人生の実になるはずだと信じてるのでどうか大目に見て下さい。

そんな厳しい世の中ですがあるカラオケ店だけは事情を説明すると、
今回だけは例外でお部屋を利用してもいいですよ!と言ってくれたのです。

この店の深夜フリーパックは5時間。
閉店時間が3時なので早く到着できればそれだけ長く休めるという公算です。

しかしやはり厳しかった大分市街地ウォーキング。
予定時間を大幅に過ぎてしまい、
結局カラオケ店に入れたのは0時前。

まったく歌う気0の3名は借りたマイクは速攻で放りだし即仮眠へ。
息子はこの写真の後瞬殺で眠ってました。
(サバイバル14時間半経過)

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カラオケルームで目覚める出発の時。
少しの睡眠はきっと少しは身体を休めてくれたはずなのですが、
心がすっかりと落ち着きモードに入ってしまっており、
再び戦闘モードに入れるのが超辛かった・・・。

この頃はもう僕も参加者のNさんも足のどこかが痛んでいます。
息子も相当辛そう。

車もほとんど通らない深夜の道を歩いていると、
とても不思議な感覚に陥りました。

きちんと目を開けて歩いているのですが、
周りが暗いので、
目が瞼を閉じてるものとして信号を脳に送るのです。

すると一気に脳は「んじゃ眠ってもいいよ」という許可をおろしてくれます。
半端なく広がる眠気zzzzz。

必死に目を開けて歩こうとするのですが、
この暗がりの中絶え間なく降りてくる「眠れ」という指令。

ここがこの旅一番の難所でしたね。
3人とも無言でフラフラと眠気に耐え続けて歩いていたのですが朝方の5時。
目の前に現れたオアシス ファミリーマートにて全員撃沈。

店内の休憩スペースの椅子に座った瞬間に全員眠ってしまいました。
(サバイバル19時間半経過)

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Nさんの呼びかけで目覚めたのは1時間が経過した時。
びっくりして飛び起きるともう外はすっかりと明るくなっていました。

慌てて再び歩き出す3人の男たち。
ただ人間の身体はなんて精密に作られているんでしょう。
さっきまであれ程眠たくてしょうがなかったのが嘘のようにみなぎる力!

そう。
明るいっていうだけでこんなにも人は力強くなれるんです!
ここで息子のテンションも一気に回復!
海沿いを歩きながら大はしゃぎです。

いったいどこにこんな力があるんだ?

僕は正直前半部分の別府辺りで彼が足が痛いと言い出した時点で、
今回彼は完歩するのは難しいかなと思っていました。
なにせまだ9歳。

大人の僕ですら足が痛くて厳しい状況なので彼はもっともっときつかったはずです。
しかし彼の中で「やめる」という文字はなかったです。

「足が痛ーい!」
とは時々いうのですが絶対に止めたいとは言いませんでした。
そしてどんな状況でもずっと元気に笑顔でしゃべり続けた彼。

僕は親子という関係を抜きにして、
実は彼を相当に尊敬してます。
僕が9歳の時にはこんなに強くて前向きなハートは持てなかったです。
こいつはいい男になるだろうなー、と密かに思っております。

世の中の女性の皆さん、決して弱音を吐かないこんな彼どうですか?
ただし世の中の常識を測る物差しはかなり歪みまくっていますが・・・。
(サバイバル22時間経過)

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元気になった心をエネルギーに佐賀関の岬の細い海沿いを東へと歩を進める。
今回の最終目的地は「海星館」という岬の先端にある施設でした。
しかしその手前の佐賀関フェリー乗り場の時点でついにサバイバル23時間30分を迎えてしまうのです。

目的地まで示す看板に刻まれた距離はあと5km。
すでに左足を引きずる息子を含め今の我らのペースでは5kmは難しいな。

よし、諦めよう!
一変の未練もない潔き撤退。
そのまま30分歩き切り、佐賀関の役所に着いた時点で迎えた24時間の鐘の音!

24時間サバイバルウォーキング終了でーす!
そのまま迎えに来てくれた父に乗せてもらい車で目的地の海星館に到着!
残念ながらラスト4kmを残してしまいましたが心にはやり切った満足感しかないです!

最後まで歩き切ったゐなせ。
どんな状況でも辛い顔一つせずに涼しく歩くNさん。
素晴らしいメンバーと過ごせた素晴らしい24時間でした。
一緒に僕のバカな企画につき合ってくれて心からありがとうと言いたいです。

今回歩いた距離は計65km。

僕はやっぱり歩くのは好きじゃないと再確認してしまったのですが、
やり終えた後の爽快感が半端ないのと、
後の2人が来年もまたやりたいと笑顔で言ってくれたので、
また来年もやることにします。

たとえ1人でも参加者がいれば、
僕はやりますよ!

また来年の24時間サバイバルウォーキングもご期待ください!

湯布院カントリーロードユースホステル  
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