24時間サバイバル登山 大崩山

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宮崎の隠れた名峰 大崩山へと向かう。
今年の24時間サバイバル登山は例年のように24時間歩き続けるものではなく、
移動時間も含めての24時間!(移動に約6時間・・・、遠いんです)

まぁいつもよりは簡単だろう・・・。
なにせ去年は10山登ったのに今年は1山だけだし。

そんな楽勝の雰囲気に包まれる出発前の一枚。

「去年よりも、きつかったです・・・」
2年続けて24時間サバイバルに参加した者が残したツアー後のコメントは何を意味するのか。

今年の参加者は6名。
さぁー気合い入れて今年も大いなる自然へと挑んでいきましょう!

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途中で美味しい豆腐屋なんぞに寄り道したので結局登り開始は12時半。
早くも降りてきている登山客の「今から登る気か??」という無言の冷たい視線を、
すばやくよけながら歩きます。

この大崩山という山はルートが相当難しいのです。
このようにロープやハシゴにひたすら助けられながら登っていくのです。。
これらを運んで設置してそして維持してくれている偉大な先駆者達への感謝の絶えない登山となります。

そしてなんと今回のサバイバルから小四の息子が初参戦!
去年のサバイバル半分同行ですっかりと自信をつけてたようです。

「ペース配分」という言葉を知らぬ彼は序盤から絶好調!
跳んで走って喋って。
聖なる山に響き渡るのは彼の発する雑音のみ・・・。

この山。
前半部はひたすら深い森林地帯を黙々と登っていきます。
まったく眺望もなくひたすら忍耐の時間です。

しかし途中に現れる長いロープを登り切ると、
そこには今までとは全く違う巨大な岩で作られた天空のステージが突然現れるのです!

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どっかーん!
これだ。
世界中を見渡せるこの爽快な頂点!

これで疲れも一気に吹き飛びますね。
みんな興奮して岩場をびびりながら闊歩。
気分いーですね。

予報では崩れると出ていたお天気もまだまだ機嫌がいいみたいです。

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その後もたっぷりと時間を使って空との交流を楽しみます。
なにせ誰もいないので自由自在!

この夕刻の時間帯に山にいるという事は、
山の常識からいけばありえないことなのです。

この空間を貸切で堪能しているという優越感。
ちょっと悪いことをしているような罪悪感。
この後どうなってしまうのかという不安感。
そしていよいよ身体に積もり始めた疲労感

それらがブレンドされた不思議な感覚の中、
太陽は確実に家路に向け静かに沈んでいきます・・・。

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世界中に向かって、
「ヤッホォォォッ~~~!!!!」

この大崩山は三つの湧塚と呼ばれる岩山がメインキャストとして成り立っています。

それぞれの岩頂から素晴らしき世界が広がっているのです。
ここはその最後の上湧塚から。
ただちょっと遊び過ぎたかな・・・?

この時点で既に時間は五時半を過ぎていた。
そしてここはまだ山頂ではないのです。

予定時刻をかなり上回ってるな、この後の夜間歩行でどれくらい頑張れるかだな・・・・

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その後いよいよ出番をカバンの中で心待ちしていたヘッドライトが取り出され、
ライトオンっ!

少しだけ空を彩っていた残照もなくなり、
完全に辺りが闇に包まれた辺りでついにピークハントです!

やったーーー!
まだまだこの時はみんな余力あり。
息子のおしゃべりも好調維持です。

さー下り出そうか。

山の登りってやつは確かに未知のルートや頂上に向けての期待の歩みなのですが、
その一歩一歩が帰るべき場所から着実に遠ざかっていくことを意味します。

しかし下りは違うのです。
その一歩一歩はゴールという名のハッピーエンドへと続く希望の歩みなのです。

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帰りのルートは通称「坊主尾根」と呼ばれる、
これまたハシゴとロープのオンパレードのファンキーな道です。

足元が見えない中岩場を渡っていくのは相当に集中力がいります。
暗闇がまた余計な想像を働かせてしまい、中々大胆な攻めの一歩が出せないのです。

必然的にガクンと落ちるペース。
グングンと回り出す時計の針。

そして夜の10時をまわった辺りでついに天が怒り出す。
雨です。

更に重くなる足取りの中ついに我がチームの音響係の息子の電池が切れる。
さすがに小学生の限界突破か。
さっきまでのスピーカーはどこへやら。
気が付くとウトウトと眠ってしまう息子。
しっかりしろっ!ここ気を抜いて歩くと死ぬぞ!(マジで)

誰しもが疲れと眠さの雨にも打たれながらも歩き続ける。
超危険な岩場のハシゴエリアを抜け、
延々と続く睡眠誘発の森林地帯の長い坂を下り、
岩が濡れているために渡れ無かった川は諦めて入水しながら渡りました。

そしてその永遠とも感じられる長い長い夜道にもついに終わりが。

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突如現れた車道。
何とか全員無事にゴーールです!
ウヨッシャ~!

その時なんとすでに3時前。
計14時間半近くにも及ぶ長いサバイバルを今年もなんとかやり切りました!

途中から激しく降り始めた雨により奪われた体力。
またボーっとしながらの歩行を許さない険しい岩山。
これらによる精神的疲労の激しい今回の挑戦でしたね。

ただこれでこそサバイバル登山。
むしろ華を添えてくれたこの雨に感謝すらしたいです。

温かい服に着替え車内でやっと一息つけたメンバー達。
この時の息子の睡眠までの時間はのび太の記録に迫るものがありました。

疲れと安堵感に包まれ次々と夢の世界に落ちていくメンバー達。
お疲れ様。

しかしここからが僕の本当の戦いが始まるのです・・・。
湯布院まで今から3時間。
き、きびしぃ~!

というか全く無理でした。
走り出して20分で限界を感じた僕はそのまま路肩に車を停め、
急いでみんなの待つ夢の中へ。

その後は起きては走って起きては走って。
ついでに飯食って風呂入って無事帰宅したのが10時30分。

昨日出発してから25時間が経過してました。
今年も激しかったこのサバイバル登山。

さー来年はどこに登るかな。
しばらくは考えたくもないのでまた来年に考えましょう。
参加者の皆さん お疲れ様でした~。

湯布院カントリーロードユースホステル  
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