近隣調査報告 ⑦

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先日の調査で分かった、
鶴見岳から塚原高原へと連なる縦走コースが途中で消失してしまった!
という衝撃の事実に激しく動揺した僕はいてもたってもいられず本日。
反対の塚原側からの調査に行ってきました。

もとよりこのルートはほとんど人が通ることはありません。
これを読んでも全く情報が生きない方々はどうかご了承ください。

塚原温泉から歩き出す今回のコース。
まずは内山のピークへと向かいます。

しかし天気が良くないんですよね。
どうか1日もってほしい・・・。

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歩き出してすぐに現れたがけ崩れ。
だがご安心ください。
だれかが親切に以前張ってくれたロープで悠々とクリアーです。

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続いて倒木が完全にルートを遮っています。
だがこちらもご安心ください。
ぐっと足を踏ん張り地を這うように木の下をくぐればあっという間にクリアーです。

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その他所々でも崩れてはいるのですが、
大きな箇所はこの2か所だけ。
標識も一糸乱れぬ内山山頂ハントです!

このルートはばっちり生きてますよ!

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ここから「船底」と呼ばれる谷間に下りていきます。
急で滑りやすい坂なのですが、
途中1か所だけ激しく崩れていました。

ただここも少し迂回すれば何の問題もなく通行できます。
そして船底から再び滑る坂道をぐっと踏ん張って登り切ると、

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鞍ヶ戸 到着です!
ここまでは難なく来ることができます。

そしてそこからもう少し縦走ルートを鶴見岳方面に歩いてみました。
この先が近隣調査報告 ⑥にも載せた完全に山肌が崩落した場所なのです。
そこまでもたどり着けるのか?

進むにつれて元々細い登山道が徐々に両側が崩れだし怪しくなってきます。
地面にはいたるところに激しい亀裂が!
どうもこのあたりが一番の揺れの被害を味わったという感じです。

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鞍ヶ戸山頂より歩いて約10分。
終わりは突然にやってきました。
こっち側も道が完全に崩れてしまっています。
これが怒れる大自然の力。

これ以上先に進むのは不可能でした。
鶴見側からも塚原側からももうこのルートはこの部分でまったく通行できないということです。

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しかし鞍ヶ戸の少し下にあるミヤマキリシマのお花畑は素晴らしくピンクに咲き乱れていました。
もう8分はいってます。
今週来週辺りまでですかね。

幸い塚原側からならここまで来ることができます。
お花好きな皆さん。
ますます秘境の地となってしまったこの鞍ヶ戸のお花畑、
どうか訪れてみて下さい。

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縦走ルートはもう死んでいるのは分かったのですが、
稜線ではなく山麓を歩く「船底新道」というバイパスルートがあります。
これを使えばこの部分だけ山麓を回って縦走ができてしまうんです。

まさにこの最後の希望のルートを調べるために、
鞍ヶ戸からこの船底新道の真ん中あたりに下りて来てみました。

そして内山までの調査歩行開始。
かなり山の中にあるルートなので、
きっと岩崩れとかはないかな?
と甘い考えで来てみると・・・、
結構崩れてました。

3か所くらいは完全に道が塞がれています。
ただし絶対に不可能ではありません。
上を慎重に乗り越えれば行けます。

ただ残りの半分の鶴見岳方面は今回は未調査です。
だれか情報を持っている人がいたら教えて下さい!

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そして再び内山に登り直し、
今回は石楠花尾根と呼ばれるルートで別府まで降りることにしました。
このルート、普段でも険しい岩の間の稜線を歩く厳しいコースなのです。
どうなってるのか若干不安になりながら下りだしたのですが・・・。

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やっぱ想像通りにめちゃ崩れてました。
でもなんとか行けてしまうんです。
ギリギリルートは残ってるんですよ。

もとより破天荒なコースだったのがちょっとハードになった感じです。
定食頼んだら小鉢が一品ついてきたって感じですかね。

むしろ以前よりも面白くなったと考えましょう。

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手に汗握りながらゆっくりと下り続け、
岩場部分はだいたい終わり森林地帯に入ってきたのでもう安心かな?
と思っていたその時!
アンビリーバボーな風景が飛び込んできました。
やはりラスボスは最後の最後に現れるんですね。

幅50mはあるかという大崩落!
稜線の左側は完全に崩れ落ち、
右側もかなり落ち込んでいます。

ここでこれが来るのか・・・。
もう絶対に引き返せないぞ。
いったいこの先どーすりゃいいんだ?
と悩みつつも先を見ると・・・、
なんと行けるんですよ。

少し残った地面や根っこでしがみついた木などで僅かなのですがルートが生き残っているんです。
これほんとにスゴイですよ。

いままで数年・数十年懸けて踏み固めてきた登山家たちの執念を見ました。
ここに残っているのは彼らの足跡の奇跡です!

この石楠花尾根は通るだけで震災の凄さを完全体験できる、
新たな可能性を感じさせるルートになってました。
面白いですよー。

そしてこれ以降のコースは変わらぬ姿で安全に僕を別府まで運んでくれました。

そこで今回の調査結果報告です。

①塚原温泉から内山まではほぼ問題なく行ける
②内山から鞍ヶ戸までもほぼ問題なく行ける
③鞍ヶ戸から先の鶴見方面は通行不可能
④迂回路である船底新道は塚原側の半分は注意しながら進めば行ける
⑤ただし残り半分の鶴見側は未調査
⑥内山から別府へと抜ける石楠花尾根はかなり注意が必要だがルートは生きている
⑦鞍ヶ戸のお花畑虫食いもあるがとてもきれい。現在8分咲

由布岳と違いここに来るような人々はかなりコアなクライマーばかりだと思います。
なので少し調査結果は甘く出ています。
ただ実際に鞍ヶ戸の先以外はすべてルートは生きています。

安全の確保・自粛も必要かもしれないですが、
行政がここを大金をかけて修復してくれるとはとても思えません。
この先今のこのルートは半永久的にこのままでしょう。

なので皆さんご自分の力量と相談し最新の注意を払ってこの鶴見連山を楽しましょう!

湯布院カントリーロードユースホステル  
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