近隣調査報告 ⑥

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あらかた由布岳の状況が分かってきたところで、
本日は由布岳と対をなすお向かいの鶴見岳の様子を調べに登ってきました。
ここも登山者に人気の山です。

相変わらず入り口には厳重に入山規制の紙が貼られています。
今回も失礼してお邪魔します。

僕は西登山口から山頂へ。
奥さんは中央から山頂へと向かいました。

ただこの鶴見岳。
一番の売りであるロープウェイはもうとっくに営業を再開しています。
なので被害はあまりなかったのではないか?
と勝手に予想しながらのスタートです。

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途中のルートはこのように若干の岩が崩れてはきていますが、
ほとんど登山自体に影響はありません。

そしてサクサク~と稜線である馬の背に到着!
この鶴見岳。
由布岳の様に単体である山ではなく、
いくつかの山々が連なってできている連山なのです。

この馬の背から右に行くと鶴見岳へ。
左に行くと鞍ヶ戸を通過してそのまま塚原高原までの縦走コースとなります。

実は2週間後に鞍ヶ戸にあるお花畑に、
ミヤマキリシマを見に来るツアーを行う予定となっています。
今回はその下見も兼ねた調査だったのですが・・・。

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ここまでほぼ以前と変わらぬ姿で迎えてくれた山に、
安心と喜びを感じながら登ってきた僕ですが、
稜線に辿り着いた時点でその山の態度は一変!

無数の亀裂がそこらじゅうに走っています。
大丈夫かな?
一抹の不安を覚えながらも縦走ルートを辿り鞍ヶ戸を目指します。

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由布岳もそうなのですが標高が低い所は地震の影響を受けにくいのか、
ほとんど被害は見られませんでした。

反して頂上付近の高いポイントはかなりダメージを受けている場合が多いです。
この鶴見縦走ルートがまさにそう!

至る所が崩れ落ち、むき出しの山肌が荒々しく行く手を遮ります。

それでもルート自体はなんとか安全を確保しながらなら進める状態だったので、
細心の注意を払いながら前進。

いくつかの厳しいポイントをくぐり抜けて鞍ヶ戸に登る真下に辿り着いた時・・・。
我が目を疑いました。

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目の前にあったのは山が完全に崩れ去った岩のがれきの跡のみ。
本来ここには緑豊かな森があり、
その木々の間を山頂へ向けて登っていくルートがあったのです。

愕然としながらも一応試してみたのですが、
残念ながらこれは頑張ったら行ける!というレベルではなかったです。
ここを通過することははっきりと不可能です。

そして湧き上がる想いが・・・。
もうここにルートが作られることはないでしょう。
素人の判断ですが、恐らくこの鶴見縦走ルートはもう今後歩くことはできないでしょう。
「廃道」以外の道は今は見えないです。

泣けてきますね・・・。
今まで何度も楽しませてくれたこのロングコースが・・・。
地震の引き起こした影響の大きさを改めて感じました。

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そのまま鶴見岳方面に引き返し鞍ヶ戸方向にカメラを向けてみました。
山の山頂付近がキレイに崩れ落ちているのがよく分かります。
これでは迂回ルートも作りようがないです。

もともと利用者がそれほど多くなかったルートですが、
ここを愛してた登山者もたくさんいたと思います。
身近な山が再起不能になるのは身を引き裂かれるような思いです。

しかし。
少しだけご安心ください。
かなり回り込むことになるのですがこの鞍ヶ戸には山麓をくるっと回るルートがあるのです。
「船底新道」と呼ばれるこのコースを辿れば、
この鞍ヶ戸だけを迂回して再び反対側の縦走ルートに出ることができます。

ただし反対側のルートが生きていれば・・・の話ですが。

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そして鶴見の山頂で奥さんと合流。
すっかり落ち込む僕を癒してくれたのは見事に咲き誇るミヤマキリシマ達。
今年は絶好調!
もう8分は咲いてますね。

ただ・・・、
後ろに写り込む由布岳の北斜面もすごいことになってます。

さて今回の調査報告です。

①鶴見岳のロープウェイから続く山頂へのルートは全く問題なく登れます。
②鶴見岳の西登山口から鶴見岳に続くルートも全く問題なく登れます。
③ただし馬の背から左に曲がる縦走ルートは使用不可能。
④西登山道の途中から分かれる船底新道を使えば鞍ヶ戸を迂回できる。
 (ただここの安全はまだ未確認)
⑤なおロープウェイが動いていることでも分かるのですが鶴見の山頂付近はまったく安全
⑥鶴見岳山頂のミヤマキリシマは5月一杯くらいがピークかもしれません。
 (例年より1週間ほど早そう)

これでも分かるように別府市と由布市は早急に鶴見岳への登山規制を解除してください!

縦走ルートの後半部分は、近日中に報告できるように頑張ります!
以上!
ありがとうございました!

湯布院カントリーロードユースホステル  
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