近隣調査報告 ④

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昨日。
なぜマタエまで行っておきながら西峰だけでなく東峰も見なかったのか?
いくら風と雨が強かったからとはいえマジでなんたる失態・・・。

一夜を超えてもなおも続く後悔の念。
こりゃいかん。
やっぱ東峰のルートを知らずして人に由布岳の今は語れない。

そんなわけで本日再び昼の休憩時間を利用して由布岳に強行調査に行ってきました。
一瞬晴れてますが山の中はひたすら雲の支配するドンヨリ世界でした~。

本日の駐車場には車が一台。
居ても立っても居られない山好きっているもんですね。

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途中の状況は既に昨日分かっているので一気に駆け上がりマタエ到着。
さぁいよいよ東峰へのルートを辿ります。

昨日の調査で西峰へのルートは厳しい状況でした。
つまりここがピークに繋がる最後の望み。
祈るような気持ちで足を踏み出します。

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マタエから西と東の両ピークまでは共に約15分。
巨石が連なり鎖場が続く西峰ルートと違い、
中小の岩がルートをなす比較的登りやすい東峰ルート。

ただ小さい石が多い分途中でルート自体が崩落していたりしたらどうしようか?
と思っていたのですがさすがは最後の希望!
多少の岩崩れはあったのですがしっかりとルートは確保してくれてます。

踏ん張る足をしっかりと支えてくれる頼りになる岩たち。
少々の点検は必要かもしれないですが、
東峰ルート 問題なしっ!

やった!
これでなんとか1本頂上まで繋がったぜ!

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そして東のピークへ立つ。
ただ喜んでばかりはいられません。
やはり地震の影響は上に行けば行くほど激しくなっていました。

大きく傾いた頂上の標識・・・。
更にみんなが登頂後ゆっくりとお弁当を食べるこの山頂の周辺もえらいことになってました。
端の方は数か所で激しく崩落。
近寄ると大変危ないです。

山頂付近及びそこに通じるルートには影響はないのですが、
休憩などでちょっと端の方に行ってしまうととても危険な香りがします。

現状は補修とかとてもできそうにないので危険な場所にはロープで規制が必要ですね。

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山頂の地面にもたくさんのクラックが入っています。
余程この場所が大きく揺れたのでしょう。
その時の岩の身震いが目に浮かぶようです。

ただこの亀裂は別に落ち込んだりするようなこともなさそうなので、
むしろ地震の名残としてメモリアル的な象徴とすればいいのではないでしょうか?
いい写真スポットになりそうですよ。

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しかし問題はここからなのです。
今回の調査は東峰へのルートにあわせて、
由布岳東登山口からのルートも見てみようと思ってきたのです。

東の頂上から続く下山ルートに足を踏み入れて呆然・・・。
完全にルートがなくなってるし。

かなりの大きさの岩が相当動かされてました。
この2日間で見た中ではこの場所が一番被害が大きいように見えます。

ただ救いは動いた石がとにかくデカいのですでに安定していること。
今後はもうちょっと確認作業後ハシゴなどで新しいルートを確保できれば、
東登山ルートの復活は可能なように感じました。

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お鉢巡りは今回時間がなかったのでできませんでした。
ただ西峰ルートが難しいことと東峰の入り口が崩壊していることを考えれば、
しばらくは行けないと考えていいと思います。

そして東登山口ルートに入り下山開始。
ここは中央登山口ルートに比べて途中に鎖場が多いのが特徴です。
なので取り返しのつかない崩れが起きていてもしょうがないかな?
と思いながら下りだしたのですが、そんな杞憂はなんのその!

ほとんどと言っていい位壊れていない。
まったくいつも通りの登山道だ!
素晴らしいぞ、東登山口ルート。

途中の最難関箇所の鎖場も見ての通り頑丈そのもの。
鎖を支える金具もしっかりと岩に固定されてます。

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もはやただのハイキング気分で下山を楽しんでいたのですが、
あーやっぱりあったか・・・。

1か所だけ崩れてるとこがありました。
しかも完全にルートを塞いじゃってます。

ここもなんらか手を打たないといけない箇所ですね。
今のままでは登れない。

とりあえず落ちてる土砂をどけて、
更に崩れそうな箇所を補強して、
ロープでも張ればいけるかな?

復旧の可能性はかなり高そうに感じました。

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その他は道は全く問題なし。
スムーズに歩き続け無事に東登山口入り口に到着です。

さてさて今回の調査で分かった事。

①中央登山口からマタエまではまったく問題なく登山ができる
②マタエから西峰までは現状では行くのは難しい
③マタエから東峰までは気を付けて登れば問題なし
④ただし東峰頂上付近は端の方に近寄ると危ない
⑤お鉢巡りは現状では難しい
⑥東登山口から東峰までのルートは2か所かなり崩れている場所があり、
現状のままでは少し難しい

新緑の美しい季節です。
またミヤマキリシマも赤々と咲き始めています。
山人達にとってはじっとしていられないシーズンの到来ですね。

どうか由布岳登山を考えている人達はこの情報をもとに、
入山規制解除を待ってみたり、待てなかったりしてください!

湯布院カントリーロードユースホステル  


追加情報

昨日から連泊のイギリス人が本日由布岳に登っており、
なんと「お鉢巡り」と「西登山口ルート」「さらに「日向自然観察道」を通ってきたそうです。

「お鉢巡り」に関してはちょうど反対側の部分に岩が両側で落ちている個所があり、
大変危険とのことでした。

「西登山口ルート」「日向自然観察道」に関しては全く問題なし!
気持ちよく歩けたよ、とのことでした。

又聞き情報とはいえこれで大体現在の由布岳の現状が分かりましたね。

本日時間由布岳を歩き続けたというトーマス、ありがとう!
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