末っ娘と2人のラブラブ旅行

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木曜日で仕事が終了のお手伝いを黒川温泉まで送っていってやるついでに、
1泊2日のお休みを奥さんから頂きました。

すでに8年滞在の九州では行ったことのない場所を探すのが難しくなってきました。
そんな中今回目指したのは「九州最後の秘教」を掲げる 熊本の山奥にある五家荘。
平家の落人の伝説の残る5つの集落の集まる場所だそうです。

今回のパートナーは僕の愛してやまない末娘。
とにかくお出かけが大好きな彼女は誰の誘いも決して断りません。
そうして再び父と娘のラブラブ旅行が始まることになったのです。

黒川を経由後阿蘇の大パノラマを颯爽と走り抜けます。
天気いいですねぇ~。
サイコーのドライブ日和です。

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しかしいつまでも続く車内滞在にすっかりと飽きてしまった娘っ子。
しょーがないのでそのあたりで見つけた公園で高まる情熱を発散中。

しかしいつもの通り掃除終了後という遅いタイミングで始まる僕たちの旅は、
時間というけっして大目に見てくれないシビアな敵との戦いでもあるのです。

確実に沈みゆく太陽。
公園にあった壁渡りが楽しくてしょーがなく3回目の挑戦中の彼女。
さーこの先どーなることやら・・・。

由布院を出発してすでに5時間が経過。
ようやく目的地が近づいてきました。

今日中にせめて滝と吊り橋を1つくらいは見てみたい僕は、
ハンドルを山の中にゆっくりと切っていきます。

しかしまーその道の狭いこと!
狭いわ・荒れるわ・崩れるわの見事な3拍子。
いや確かにこんな道山奥の誰もいないとこに入っていけばある事はありますよ。

だけどこのエリアのすごいところは1時間くらい彷徨い続けたその先に、
なんと小さい集落が広がっていること。
この方たちどうやって下界に下ってるんだ?
仙人の村なのか・・・?。

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結局くねり続ける道は僕の地図を見ながらの予想時間を大きく狂わせ、
滝到着時にはすでに真っ暗。
こりゃ何も見えんな。吊り橋はまた明日だ。

それより問題は食事です。
この山の中に食事処なんてあるのか・・・?
このままじゃ埒が明かない。

愛読書のツーリングマップルを睨みながら検索エリアを一気に広げます。

そしてページの中のずっと下の方に唯一の温泉マークを発見!
ここに行ってみよう。

そこは隣の五木村という所でした。
そうあの有名な「五木の子守唄」の五木です。
気を抜くと落ちていきそうな狭い山間部を集中しながら走る事1時間。

ようやく五木の温泉にたどり着きました。
もう頭がふらふら揺られてだいぶ悪酔いしています。
辿り着いた温泉にはレストランもありました!

鹿カツと五木豆腐のセットを2人で美味しくいただきました。
途中からずっと爆睡の娘はちょっと寝起きで眠そうです。

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温泉でさっぱりした後は再び酷道をさかのぼり、
五家荘エリアへと戻ってきました。

四国に有名な酷道がありますよね。
国道 439号線。 通称 「よさく」です。

ここにある酷道は 2つ。
国道 443号と445号です。
僕が勝手に名前を付けときました。
「よしみ」と「よしこ」中の悪い酷道姉妹という設定でよろしくお願いします。

そしてそこらの誰も来ない道沿いが今夜のホテルに決定!
すっかり目が覚めた娘は昼間に買ってもらった本の付録で夢中にお絵かきちゅう。
超集中運転でばてきった父はすでに横で酔っ払ってだるーんとしてます。

そして2人仲良く1つの寝袋で22時にはご就寝~。

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目覚めると思わぬ寒さに身震いがでます。
それもそのはず。気温は5℃。
さらになにやら外からは楽しげなリズムの音が・・・。
あ、雨っすか。

ちっきしょー。
しかし旅の時はそんなこと気にしちゃーならねぇ。
やりたいことをやるだけだ!

そうして朝の6時半には車は走りだし「梅ノ木轟」の吊り橋へ。

目もくらむような高さと絶景!
しかしそれ以上に寒い・・・。
吊橋は今回はこの一本だけでいいかな・・・。

そしていよいよこの旅のハイライトでもある「釈迦院」へと我々は向かうのです。

この釈迦院とは駐車場から3,333段もの石段が山頂のお堂まで続いている驚異の場所なのです。
その段数もちろん日本一!

2年前にも登ったのですが、その時は末娘は小さすぎて駐車場でお留守番だったのです。
今回は満を持しての挑戦の時。

全ては無理でも半分くらいは登って欲しい!

しかしやはりこのあたりの道は鬼過ぎる。
地図に載っていない分岐点が多すぎるし立っている看板はもう読めない。

地図がだめならこやつに頼るか・・・。
最先端の道案内人 カーナビゲーションに!

「釈迦院」と打ち込むと迷うことなく表示される進むべき道。
後は彼の言うとおりに進んでいくだけだ。
頼りになるぜ~。

そして導かれるままに細く荒れた道を進み続け、
流れる無機質な回答。
「目的地周辺にたどり着いたので案内を終了します」

おい、お前・・・。
ここはひょっとして・・・。

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そう。
なんと釈迦院へと直接着いてしまったのです。
本来なら下の駐車場から3,333段登って来てここに来るはずだったのですが、
まさかここまでの車道があるとはっ!?
そしてナビがこっちを案内するとはっ!?

呆然と立ち尽くすももうどーしようもない。
このまま下の駐車場にまた行けるかどうかも分からない。
ここまで来た以上はもうやるしかないだろう。

そしてついに前代未聞の上から下へと向かう登山が、
いや下山が今始まるのです!

さすがに重力に任せるだけの下山は登山に比べてとっても楽です。
少し降り始めたあたりで第一陣の登山者たちがやってきました。

みんな僕たちを見てびっくりです!
「おじょーちゃん 速いね!もう下りなんだ!」

まさか登ってないとはとても言えずただただひきつった笑顔であいさつするのみ。
なんて心苦しい山なんだ。

それでも3,333段という数は相当なもので、
降りるだけでも4歳の彼女にとってはかなりの重労働です。

ゼーゼー言いながらようやく下の駐車場に到着!
そして今までで最も感動の薄い達成感を噛みしめながら背後にそびえる石の段壁を振り返ります。
これを今からか。マジで登りたくないな・・・。

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僕ですらこう思うのです。
横で「ついた~♪」とはしゃぐ末娘はここを登る気なんてサラサラありません。

念のために持ってきた背負子に早速入り込みやる気0の彼女。
かつてこれほど背負う荷物が重く感じた事があったでしょうか?

消化活動となるはずの後半戦が思わぬ激戦となってしまった今回。
3,333回の足の振り上げ運動はマジできつかったっす。

それでも一回も休むことなく、
前を行くすべての登山者を抜き去って尋常じゃない汗にまみれてゴール。
半分くらいから娘は背中でピースカ眠ってました。

この後奥さんの実家に立ち寄り、
お米と野菜をいただき仕事開始前に滑り込みで帰ってきました。

今回の旅で少しだけ深まった(はずの)父と娘の愛情。
またどっか出かけようね。

しかしいよいよ九州では新規で行く場所が真剣なくなってきたような・・・。
いよいよ2周目の巡礼が始まろうとしています。

湯布院カントリーロードユースホステル  
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