我が愛しのセイヤバー

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アフリカで汗水たらして働いていた若かりし頃。

ちょうど僕たち農業系の日本人の協力隊員は、
サハラ砂漠の端に位置するサヘルの中でそれぞれ別々の村に住んでいました。
その中で一番大きな村の横にあった事務所に集まりそこで打ち合わせや準備をした後、
またそれぞれが現場に出かけるという毎日でした。

その事務所の入り口にはガードマン一家が暮らしており、
働いた経験が全くなく現地のアフリカ人達に対して教えることがほとんどないために、、
他の隊員たちと比べても仕事時間がぶっちぎりで短かった僕の、
心休まる居場所の一つがそんな彼らの家でした。

仕事前や仕事終わりなど暇を見つけては立ち寄ってウダウダしていたのですが、
僕そんなのハートを鷲掴みにして離さなかったのがこのちっさいアイドル
「セイヤバー」です。

黒人の赤ちゃんって目がくりくりして超絶可愛いんですよ。
見てください!この吸い込まれる汚れ無き瞳!
照りつける太陽のおかげでジリジリと日々消耗していく体力と情熱。
でも彼女のおかげで毎日ハッピー充電できてました。

彼女は僕が赴任してすぐに産まれたのですが、
ママはアイシャという名前でみんなからアイちゃんと呼ばれる人懐っこい人気者。
とっても陽気で旦那の3倍はあろうかという大きな体格の娘でしたが、
年は僕よりも若かったです。たしかまだ10代だったかな・・・?

ある日彼女は食事の時に使うでっかい木材をどっかから拾ってきて、
近くの木の又に引掻けてそれを自らの体重でメキメキと折って使ってました。
僕がそれを見てびっくりしているのを見ては、
また一人でケタケタと笑い転げていたものです。

そんなワイルドなアイちゃんを見た数日後のことです。
なんと突然のセイヤバーがこの世に登場!
なぜゆえぇぇっ~!

ありえないとは思うのですが、
なんと旦那さんも周りのだれも本人さえも妊娠しているのに気付かなかったというのです。
僕も「アイちゃんでっかいなー」と思っていただけでしたから。

さすがはアフリカですね。
もうこの大陸の辞書には常識という文字はどこにもない!

産まれる直前までバリバリ働きまくってましたからね。
アフリカの女性のパワーは底なしっす・・・。

そうして突如現れたこの天使は誰しもを癒してくれ、
沢山の日本のおみやげを手にしてました。

彼女もまだ生きているならもう19歳くらいでしょうか。
きっと一人前のすっごい美人さんになってるはず!

ちなみに僕が住んでいた村でも当時生まれた男の子がいて、
その子の名前にはなんと「リョウ」という名がつけられたのです。
光栄ですねー。

大人まで生き続ける確率がかなり低い土地ですが、
いつの日か元気なセイヤバーやリョウに会いに行きたい!
といつも思ってはいるのですが今のこの体力で行ったら確実に死ぬかな・・・。
エボラも危なそうだしな。

だけど夢は諦めていません。
いつの日か・・・。
あの温かい笑顔に会いに戻る。
という希望を心にしまい込み今日も頑張って働きましょー。

湯布院カントリーロードユースホステル  
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