今年初の九重へ

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最近すっかり県内の中小マイナー山に惹かれ、
しばらく足が遠のいていた九重連山。

なんともう4月なのに今回が今年初来訪です。
ここ数年すっかり熱を上げて通い続けていたのにこの身の変わりよう・・・。
浮気と疑われても否定できない。
すみませんでした。

今日は奥さんから頂いた時間はたっぷり6時間半。
じっくりと懐かしい山肌を堪能したいと思います。

そして父に車で送ってもらい深い原生林が残るロマン多き黒岳の登山口へ。
出発前の1枚ですが父上、
ちょっと自分をアピールしすぎの指が・・・。

歩き出して5分。
「山とかけまして、ペロペロキャンディーとときます~」
という位に山を舐めきっている僕はもちろん地図はなし!
そして必然という名のもと、
静かにまったく別の道へと導かれていくのです・・・。

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登山予定の黒岳を右手に見ながらひたすらアップダウンを繰り返す道。
いつまでたっても右手の山は近づいて来ない。

迷った・・・。

途中辺りから何かがおかしいことには気づいていたのですが、
ここで引き返すことは自分の非を認めるようで、
九重愛好家のプライドが許さない。

間違えたんじゃない・・・、
この初めての道を歩きたかっただけなのさ!

そんな強がりを呟くことなんと1時間。
ひたすら山麓道を上下させられてたどり着いたのは、
山の全く反対側の黒岳登山口でした。

無意味に歩いた貴重な1時間・・・。
一気に疲れ果てる。

もともと気持ちで攻めていくタイプの僕は、
周りに人がいればいるほど調子が上がってきます。
豪快に抜き続けることでリズムが生まれるんです。

しかし牧ノ戸峠からの人気表山道と違い、
ここは人っ子一人いない裏山道。

ペースは上がらず、
しかも1時間ロスの悲しみで身体は重くなるばかり・・・。

それでもヘロヘロと急登を歩き続け、
ようやく高塚山(黒岳)ゲット!

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すでに気持ちで負け負けの僕は、
攻める気まったくなし。
ダラダラ歩きながら隣りにある景色最高の天狗岩へ。

ゆっくり時間かけて歩くと、
いつものガンガン歩く時の3倍くらい疲れる。
途中から生まれ始めた 「どーも体調が今日はおかしいのでは?」
という疑念は一気に身体を駆け巡り、
ますます足を重く、肺を小さくします。
これぞ負の連鎖!


予定では「黒岳」「大船山」「三俣山」という九重の巨3山を制覇してやろうと考えていたのですが、
折れたハートではもう帰ることしか思いつかない。

いけない・・・。
これでは久々に会いに来た九重ちゃんが怒ってしまう。

ゆるゆると黒岳を下り切るともうはやくも3時間が経過。
あと3時間半しかないぞ。

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そして見上げると黒岳と対をなす反対の遥か上空で、
どーーんと立つ大船山。

高い・・・。
こんなに高かったっけ??
負け犬の視点はとにかく低い。

意を決して大船山登山道へと踏み出す僕。
ジリジリと標高をあげていくと、
ここで再び身体の異変に気付くのです。

あれ?なんか、調子いいぞ・・・。
「お待たせしました。大変遅くなりましたがなんとか整えておきました」
そんな身体の声が聞こえてくる・・・。

人体の神秘。
何があるか分からないですね。
どっかの歯車が突然ぐっとかみ合ったらしく、
燃料満タンに注がれたボディは力強く滑らかでしなやかです。

よし、アクセル全開だ!
踏めども踏めども乱れぬ呼吸音。
いつもの軽快な足音が山中にこだまします。
きったぁー、
無敵の時だ・・・。

そしてとんでもなく上空に見えていた頂はみるみると近づき、
まずは北大船山ゲット!
よっしゃぁ~!

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まだまだ残るエネルギーですかさず大船山をゲット!

なんとか辿りついたぞ・・・。
もう時間は4時。
山時間ではすでに深夜に近く、
当然周りには誰一人いません。

それでも気高き頂から見下ろす柔らかい太陽の光は、
この疲労しきった今回の登山の想い出を、
キレイな色へと染め直してくれます。

たった3山しか登ってないのにこの苦労。
これぞ九重の懐の深さ。
来て、
良かったな・・・。

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そして大船山を後にし長い下りをじっくりと歩き、
坊ヶツルのキャンプ場に5時に到着。

もちろん予定していた目の前のどでかい山塊 三俣山は当然キャンセルです。

すっかり寝る準備を整え落ち着きだけが支配する、
カラフルなテントが立ち並ぶキャンプ場を、
黙々と通り過ぎる。
ここから父が待つ駐車場までコースタイムでまだあと約2時間。
僕だけが戦いの表情です。

そして身体が発し続けてくれたアドレナリンというガソリンも、
一気に尽きてしまったみたいです。
再び鉛のように重くなる足。
眠い・・・。
だるい・・・。
そして喉が痛い・・・。

これ、風邪やっ!!

どーもいつもと違うと思ったら、
朝からほんとに調子が悪かったのか。

もはや何も残っていない身体で、
何も考えずに無心で歩く。

そして6時10分。
ようやく父が待つ駐車場に到着!
やったったな。
今回はやりきったったっ!

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夜は我が家が別荘代わりいつも使う長者原の安いホテルにみんなで泊。
身体を癒すためにずっと温泉で身体を温め続け、
騒ぐ子供たちを横に早々と熟睡へ。

この湯眠治療が功を奏して、
翌日はなんとか体調復活!

朝7時にはホテルを後にし車を走らせ、
子供達をそれぞれ中学校・小学校。保育園へと送り届け、
最後のお休みは終了~。

久々に辛く長い山の時間でしたが、
やっぱ九重はこれくらい厳しい方が魅力的です。
そこらの小娘山とは一線を画しますね。

今度は絶好調時に駆け回ったるぜ。
俺 お疲れ様でした~。
さーてGWに切り替えだ!

湯布院カントリーロードユースホステル  
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