24時間サバイバル登山!

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24時間山を歩き続ける。(途中仮眠あり)

こんなバカな企画をやり始めて6年目。
今まで由布・鶴見で行われていた山行を、
ついに今年はステージを九重に変えて挑戦することにしました!

全部で14座のピークハントを高らかに掲げているこの企画。

今年のチャレンジャーは全部で6名。
男性陣はすでに何度もこの企画に参加している猛者なのですが、
逆に不安を隠しきれない初参加の女性陣。

特に飛び入り参加のうちのお手伝いの台湾人ちぃ。
山経験なし。
靴はスニーカー。
カッパなし、ザックなし、というか何もなしのないないづくし。
あるのは笑顔だけ。

どうなってしまうんだ?
今回の俺たち・・・。

サバイバル0時間。
いよいよ始まっちゃうぜ!
気合いを入れまだまだ余裕十分の牧ノ戸峠入り口にて。

無題

まずはどんどん数を稼いでいきましょう!

左上から:サバイバル40分  
「沓掛山」楽々のゲット。ここはサンダルでも来れます。

右上:サバイバル1時間40分
「星生山」ゲット。日曜日だけあって人が多いなぁ~。

左下:サバイバル3時間
「九重山」ゲット。一番人気のこの山。残念ながら曇って景色なし。

右下:サバイバル4時間
「稲星山」ゲット。この辺りからはもう人なし。天界を貸切でぇーい。
                   
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晴れるはずだった天気予報。
山が与えたサバイバルに相応しい天候はやはり雨でした。
しかも粒がでかくて痛い!

序盤戦からの濡れ濡れは大いに士気を落とします。
安物カッパのちぃはすでに靴がびしょ濡れ。

全体の総戦力を緻密に計算し、
残念ながら今回は奪取予定ピークを大きく削ることにしました。

1600m以上の山を総なめにする予定でしたが、
それを1700m以上に下降修正。

これにより目指すは9座(それと沓掛山)になりました。

ここ九重では1700mオーバーの山をすべて登った人のことを、
敬意をこめて「17(いちなな)サミッター」と呼びます。

正直言うとこれはちょっと足に自信がある人なら1日で回れます。

それを計24時間で回ろうとしている僕たちの登山の頭に、
「サバイバル」の冠が付くのは少し甘っちょろいかもしれません。

でも誰がくるか分からない全国募集のイベントで、
個々の力量をうまくミックスしながら最後まで全員でやり遂げることは、
相当大変なんですよ。

そんなわけでかなりコースは簡易化されてしまいましたが、
スニーカーのちぃに免じてこれも「サバイバル」とさせてください。

無題1

左上から:サバイバル5時間
「白口岳」ゲット。ここで天は一時の晴れ間から祝福の陽光をくれました!

右上:サバイバル6時間
「中岳」ゲット。九州本土最高峰に立つ!九州中の人間を見下ろす!

左下:サバイバル6時間半
「天狗ヶ城」ゲット。おいおい~楽勝じゃね~。すっかり天狗のメンバー。

7座終えたところでで無事に上ステージ終了。
このルートはかなり一般的なので、全員まだ余力を残しています。

ただ明るい間は脳は活動の命令を身体に出し続けているのですが、
暗くなり出すと一気にその指令は休憩に変更。
どっと身体に疲れが出てきます。

さらにここからヘッドライトの狭い範囲の光を頼りにした、
より集中力が求められる歩行が続きます。
岩場の凹凸が厳しぃー。

右下:サバイバル10時間
「三俣山」ゲット。ここが予想以上の大苦戦。女性陣の足の疲れが一気に加速!

ただここで空から雲のカーテンがすべて消え去り、
だれもいない山の中で突然に始まった満月の夢舞台。

この日は中秋の名月の前夜祭だったのです。

息を呑むほどの月光の喝采を全身に浴びながら、
九重の山々は静かに楽しそうに、
輝くその肢体を僕たちに見せつけていました。

夜に山に入るという禁断を犯した者だけが招待される世界。
気持ちよかったなー。

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しかしそんな感動も襲い来る眠気や痛み出す足により、
すぐに現実に引き戻されます。

最後はほぼ無言のままフラフラと坊がつるの避難小屋に到着。
ここでサバイバル13時間。

限界近しの身体に少しで休息をっ!
ここで3時間の仮眠タイムを取ります。

もちろん寝袋持参はルールで厳禁。
全員ありったけの服を着込んでのごろ寝。

何度も寒くて目を覚ましては身体を入れ替えたり丸めたり・・・。
そして3時40分嫌がる身体に鞭打って、
再び暗黒の山中へと復帰です。

寒い・・・、眠い・・・、痛い・・・。

不満を上げだすときりがない状態ですが、
ただ前に。そして上に進むしかないのです。

そして徐々に空が白み始め、
登り切った先にある看板は・・・、

サバイバル19時間半。
「大船山」ゲット!

しかもそこで待っていてくれたのは、
まさかのご来光!
黄金色の雲の翼!
いぇーーーーーい!

きてますよ!
完全に山の神様こっち側にきてくれてますよ!

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目がぱっちりと覚めるような太陽の輝きに酔いしれた我々は、
ここで最後のスパート!

そしてついにたどり着いた今回の最終ピーク。
サバイバル20時間30分。
「北大船山」ゲットォォォ~!!!

この瞬間6名の「17サミッター」が誕生しました。
特に女性で1日(24時間という意味で)でやり遂げた人は
なかなかいないんじゃないですかね。

そして恐らく台湾人女性ではちぃが初めてでしょう!
打も知らないところでちょっとした偉業達成の瞬間です。

やり切った感満々のメンバーの笑顔。

よかったね。
しかし忘れるなよ・・・。

今から帰らないといけないんだぜ。

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疲れた時ほど身体に響くのが下りです。
もう体中が痛いのでどうやってかばいながら進んだらいいのか分からないような
状態にまでなりながらも進むメンバー。

ゆっくりゆっくりとしかし着実に高度を下げていき、

やっと坊がつるへと降りてきました!

昨夜お世話になった避難小屋に大きなお礼と別れを告げ、
最後の歩行へと入ります。

そう、栄光のウィニングロードへ!

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極度の眠気と疲労にふらふらしながらも、
(途中で1人寝ながら歩いていたことがのちに判明)
ついにこの時を迎えました!

吉部の駐車場到着~!!!

この時サバイバル24時間15分!
24時間TVだったら一番いいとこ完全に放送されてないですね。

しかしいつもながらこの瞬間がたまらなんです。
この達成感!

今年も無事に24時間サバイバル登山の終了でーす。
皆さんほんとにお疲れ様でした!

なんと6回目にして初のリタイア者なし。
全員完歩達成。
嬉しさもひとしおですね!

来年もまたここで!
というと「え、えへへ・・・」と返事を濁していたメンバーもいました。

これ。
やり遂げた直後は疲れすぎて思い出すのも嫌なのですが、
数日後から徐々にくるのです。

あまりに現実離れした世界が日々の繰り返しの生活の中で、
たまらない強烈な思い出として蘇ってくるのです。

しかも今回は雨あり、満月あり、ご来光ありとの超豪華キャスト!
きっと思い出しますよー。

しばらくは身体の激痛と一緒に一人にやにやタイムを楽しんでください。

今回は実現できなかった「16サミッター」の称号。
来年か・・・、再来年に必ず取りに戻って来ましょう!

その時は・・・、
そこのあなたと一緒に!

湯布院カントリーロードユースホステル  
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この記事へのコメント

matsuo : 2014/09/10 (水) 00:59:55

こんばんは〜!

登山では大変お世話になりました。参加者の松尾です。

体は悲鳴をあげてましたが、爽快でした!
みなさんに助けていただかなかったら、最後まで行けなかったです。
感動。

ありがとうございました!!!
家族のお土産にエクレアを選んだらとっても喜んでくれました。

やっぱり、座ってばかりじゃいかんね。
飛行機の階段は一段飛ばしで歩くのでした。。イテテ

おまつ : 2014/09/14 (日) 23:28:47

お疲れ様でした。

心配していた膝は
あの行程歩いても何ともなかったのに
日常生活でしゃがみ込むと違和感が・・・
僕の膝はどうなっているのやら。

是非やりましょう!
無理かな・・・
15サミット!!!!!

湯布院カントリーロードYH : 2014/09/23 (火) 21:57:26

おちかれさん!

膝やっちゃったら今後大変だぞ~。
でも15サミットはいつか必ずやり遂げないとな。

大いなる忘れ物だ。

しばらくは結婚準備に集中しろよー。

またな!

湯布院カントリーロードYH : 2014/09/23 (火) 21:59:29

どう??

じわじわあの時の異空間の感動がきてない?

あまりにも日常とかけ離れた世界。

今回は不安でいっぱいの出発だったと思うけど、
次回はもっと自信を持って挑めるはず!

鍛えておけよ~

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