楽園に隠された恐怖

IMG_0003_convert_20140412204442.jpg

ニカラグアという国の中にある「コーンアイランド」という面白い名前の島に
1週間ほど滞在したことがあります。

旅で知り合ってたまたまこの国で働いていた友人に案内してもらったのですが、
ここがたどり着くまでに首都から3日ほどかかる秘境。

特にここに着くまでに乗る船の揺れ方は尋常じゃないのです。
純白に輝く小さい船体が到着までの7時間の間に、
船から身体を乗り出して吐きまくる沢山の船客の汚物で、
黄土色に変わり果てる程のすさまじさです。

カリブ海の美しさとはうらはらの地獄絵図・・・。

しかしフラフラになりながらたどり着いたこの島は、
まさに楽園でした!

シーズンオフのためかほとんど誰もいないビーチを独り占め。
波の音だけしか聞こえない世界で時間を忘れてまったりほっこり。

友人は仕事で先に帰り、一人でビーチで泳いでいたある日のこと。
岩場でだれかが忘れていったらしい釣竿を見つけました。

まったく釣りに興味がない僕ですが、
この広がる海と有り余る時間の前ではさすがに断る理由が見つかりません。

そこで岩場にいる小さい貝を潰した餌で釣りを始めたところ、
クイクイっと当たりあり!
しかしその後何度も試すのですが餌だけ食べられて魚は釣れず。

餌が小さすぎるのかな?
もっと大きい貝でやってみよう。

と思い立ち早速テトラポットの下に3m程潜って貝を探すことにしました。
透明度抜群の海中では何もかもが見渡せます。
テトラポットをつかみながら沈んでいくと、テトラの隙間に黒い大きな岩がありました。
そこについていた小さい白い物が動いたのです。

あれ?
なにか生き物かな?

とさらに近づいていくと・・・。
またまた動く白いもの。

しかしこの岩えらく滑らかだな・・・。

いままで一点に集中していた意識がゆっくりと全体像をとらえた時、
気づいてしまったのです。

この黒いでっかい奴岩じゃねぇ・・・。
こいつは・・・、

サメだぁっ~!!!!

一瞬で血液沸点に到達!
鼓動は爆発!

無様極まりない慌て方でテトラポットをよじ登り、
そのまま陸に上がったあとも100mは軽く全力逃避してました。

人生の中でもトップ5に入るビビり方。
ほんと-に怖かった。

あの白く動いていたものは目だったのです。
なにせサメをなんてガラスという絶対防壁に守られた水族館でしか見たことないですからね。
しかも水中メガネの屈折によって超巨大化されて見えた奴はまさにジョーズ!でした。

その日から僕にとって青く輝くカリブ海はおどろおどろしい血の色に見えて、
もう入れるわけない!

島からの帰りもこの小さな船がサメの巣に沈まないかどうかそればかりが心配でした。

海が好きで好きでたまらない僕ですが、
今でもたまに思い出すあの時の恐怖。

海の中ではただただ人間は無力ですもんね。
もうコーンな島には二度と行かねぇーぞ!

湯布院カントリーロードユースホステル  
スポンサーサイト

この記事へのコメント

管理人のみ通知 :

トラックバック