大雪の由布岳

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ついに恐れていたことが発生っ!

頭が痛い…と言い出した長女を病院に連れて行くと、
やはりのインフルエンザ。

その翌日昨日までピンピンしていた息子が顔を赤らめて起きて来て、
やはり病院でインフルエンザの診断。

屋内は一気に野戦病院状態になってきました。

インフルエンザは病院でタミフルを飲ませてもらった後は薬は基本なし。
なので後は回復するのを待つしかないのです。

うなされる子供たちを前になんて無力な父なんだ!
いや、本当にしてあげられることはないのか?

病気回復を祈願しての祈祷登山!
今父にできるのはこれしかない!

こんな父の熱い想いを呆れ返った顔で見ていた奥さんから渋々許可をもらい、
いざいかん!山へっ!

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向かうのはもちろん由布岳。
歴史的大雪に包まれた由布院。
果たしてこの街の守り神様はいったいどうなってしまっているのか?

登山口に立つとそこには誰も歩いていない、
真っ白なヴァージンフィールドがどこまでも広がっています。
そこに刻まれていくのは一歩一歩踏みしめる僕の足跡のみ。

さすがに今登る人いないか・・・。

山に入るといつもテンション上がるのですが、
なんかいつも異常に興奮するな。

しっかしなんて雪の深さだ・・・。
膝下くらいは当たり前で場所によったら腰辺りまで沈み込みます。

十分に足をあげてから踏み出す次の一歩。
ウルトラハードなこの動作に一抹の不安を感じながらも、
ゆっくりと前進していきます。

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まったく思い道理に進まない行程。
とにかく深く深く降り積もった雪がいやらしいくらいに邪魔してくるのです。
こんなに全力で拒否されても困るのですが・・・。

登れば登る程増える積雪。
もう何回も雪の由布岳に登っている僕ですが、
今回は正直途中で何度もあきらめかけました。
そのくらいに雪が深くて危ない!

ここはヒマラヤか・・・?アルプスか・・・?
まさか九州だなんて到底受け入れられない。

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しかし我が庭と豪語する由布岳で途中リタイアするわけにはいかない!
途中からは雪面を体重をうまく分散しながら這うように登っていき、
ついに東のピークをなんとか奪取!

写真を撮ろうと手袋から手を出した瞬間に手は痛い程に冷えつき、
シャッターが押せない・・・。

頂上付近では呼吸のたびに鼻毛が凍りました。
僕の経験上これは-10℃以下を意味します。

いつも通り冬山装備とはとても思えない上着2枚と半ズボンの僕の体は、
極限に近く冷え切り足の震えが止まらない・・・。

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これはちょっと危ない。
とにかく熱だ!
這いながら登ってきた急斜面を一気に滑り降ります。

とにかくスピードをっ!
位置エネルギーを運動エネルギーに変えて、
とにかく熱をっ!

眼下に白く染まった由布院を眺めながら、
命を懸けた全力疾走。
いつもながら下りの急降下は超楽しいんですよね。

ただ雪が深すぎて何度も足が埋まって顔面から雪に激突するのは
ちょっといただけなかったのですが。

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そして走りに走ってようやくポカポカしだしたところで、
駐車場に到着。

心配そうに待っていてくれた車。
待たせたな。

いつもは溢れんばかりの車が並ぶこの駐車場も当然貸切です。

しかし今。
由布岳登山は完璧にお勧めできませんね。
はっきりと無理です!

疲労と寒さでこわばりきった身体。

いつもはだいたい50分前後で頂上まで行く僕が、
今回2時間15分かかったという事実から、
今の由布岳の状況をどうかご理解ください。
(下りは40分)

もうしばし白い脂肪のダイエットに成功し、
スリムになる由布岳を待ちましょう!

子供達にぜひ疲れ切ったこの父の祈祷が無事届きますように~!

湯布院カントリーロードユースホステル  
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この記事へのコメント

ぴょんきっち : 2014/02/23 (日) 21:20:53

呆れ返った奥様の顔が目に浮かぶようです。

が、

無事に祈祷が届くと良いですね〜

: 2014/02/25 (火) 20:45:29

どうも届かんかった・・・

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