嵐を呼ぶモロッコ旅行 第1章

IMG_0002_convert_20140116214826.jpg

今から15年前。
2人の男がモロッコのカサブランカに降り立ちました。
アフリカとヨーロッパの文化の混じるこの異国の地で、
2人はこれから始まる3週間の旅行に胸を高ぶらせていました。

そう。
これが僕の旅行人生の中で最も熱い激動の冒険の幕開けだったのです。
旅の相棒は僕の人生の中の最高のパートナーともいえる壮太。
2人でいればまさに怖いものなしだぜ!

しかし着いたそうそうから事件が勃発。

白で染め上げられた美しい街並みは、
ちょうど夕刻の夕日に照らし出され見事な赤に。

あー夕日ってなんて心落ち着くんだ・・・。
と思っているとちょうど沈みゆく夕日の軌跡の先にやたらとでっかいビルが!
こやつあまりのでかさにその辺を歩き回り、
夕日のベストスポットを探し歩いてもとにかく邪魔だ!

それなら思い切ってあのビルから見ればいいのでは!
そんな名案に2人の足取りはますます軽くビルに向かっていったのでした。

しかしなんつーでかいビルだ。
やたらモロッコの旗がはためいているし。
そして入口にはガードマンまで。

しれっと入ろうとする僕たちに、
当然ガードマンが声をかけてきた。
これは面倒だな・・・。

2人で聞こえないふりをして入り口を突破。
慌てて追いかけてくるガードマンを振り切るため、
そこから一気に階段に突入し全力疾走!

ゼーゼー言いながら最上階までなんとか辿りつき、
そのビルの屋上からはそれはそれは見事な夕日が・・・。

うつくしぃ・・・・。

この幸先の良さに旅の幸運を確信する我らの後ろで突如バターンと扉の開く音。
そこにはさっき振り切ったガードマンがこれまたゼーゼー言いながら立っていました。
我々と違うのは彼の手にはしっかりとこちらに向けられた銃が光っていたこと・・・。

ち、ちょっと待て・・・。落ち着こう、そして話し合おう。

しかし興奮しきっている彼に何を言っても通じない。
怒りに満ちた彼に銃を突き付けられたまま、
階段を1段1段と降りていくと、
一階ホールには尋常じゃない数の警察が・・・。
まさかこれ俺らを捕まえに・・・?

そしてとんでもなく鋭い目つきに警察が近寄ってきて尋問を始めました。
「何をしていたんだ?」
「いや、夕日を見てました」
「そんなはずはない!何をしていたのだ??」
「いやだから夕日を・・・」
「ちょっと署まで来てもらおう」

後から分かったのですがこのでっかいビル。
実はモロッコの○○省のビルだったみたいです。
そこに突然乱入してきた我らはどうもテロリストと勘違いされたみたいなのです。
えらいことになってきたぞ。

その後移送された警察本部での取り調べはそれは厳しいものでした。
何人も入れ替わりで尋問され、荷物もすべてチェックされ。

ただあまりにも何もない荷物と計画性のない我らに疑念は薄れたらしく、
日本大使館の人にも身分を証明してもらい、
夜も遅くにようやくなんとか釈放されたのです。

最終的に無罪となったのがその時持っていた日本の公用パスポートのおかげ。
これのおかげでなんとか信じてもらえました。
ありがとう、緑のパスポート!

初日から大事件に巻き込まれてしまったわけですが(これを巻き込まれたというべきか?)、
結果的にはなんとか乗り越え、
そして2人はますます結束を固め、
気持ち新たにまた旅は続くのです。

その後北部の町から船にてスペインに渡るのですが、
そこで食べた生ハムが僕に大ヒット!

激しく襲い掛かる吐き気に全く動けずに、
再びモロッコに戻り、そこから僕は3日間ひたすらベッドの上で生死を彷徨います。

相方の壮太には悪いのでここからは1週間のお別れ。
僕が復調するであろう頃にある町で再会することになりました。

3日目の朝。
さすがに何か一口でも身体にいれないとほんとにヤバいと直感し、
はじめてベッドからはいずりだし、外の生ジュースを買ってきてひたすら体力回復に努めます。

そして4日目。
ついに徐々にみなぎってきた少しの力を感じ、
気合いで出発!

しかし移動のバスの中で目眩を感じ真っ青になった僕にいろいろと世話してくれた
優しい隣りの席のおじさん。

結局彼のうちに宿泊までさせてもらった、
命の恩人ともいえる人なのですが、

この彼の家がまた新たな困難の始まりだったのです。

第2章に続く・・・。

湯布院カントリーロードユースホステル  
スポンサーサイト

この記事へのコメント

管理人のみ通知 :

トラックバック