
一気に気温が下がった本日。
ここ湯布院でも朝に記録した1℃から太陽が照りだした後もほとんど気温が上がらない!
更に強烈に吹き付ける北風で体感はそれ以上の寒さです。
それでも「晴れている」というお天気の良い面だけを直視することとし、
今日も満室で大いに荒れた館内の掃除を全て放棄して、
チェックアウトの10時から速攻でみんなでお出かけだ~。
目指したのは大分の誇る紅葉の名所 耶馬溪 です。
まずは 「洞門パティオ」というレストランでランチタイム。
ここのビュッフェは野菜がたっぷりで好きなんですよね。
でも結局食べ過ぎてしまうのでそのヘルシー感はなんの意味もなさないのですが・・・。

はちきれんばかり食べた後はサイクリングターミナルで自転車をレンタルしてメープルロードを走ります。
今回のメンバーはスイス人・イギリス人・日本人のお手伝い3人衆と僕と奥さん。
自転車組は4名。
奥さんは毎度の様にさっさと一人どっか遠くへ走りに出かけました。

このサイクリングロード アップダウンもなくとても整備された道をゆったりと走れるはずなのですが、
3年前にここ耶馬渓を襲った大洪水の影響でこの周辺の道路は壊滅的な被害を受けました。
その修復は全く終わっておらず、
このサイクリングロードも途中で途切れ途切れで続いている状態なのです。
それでもなお、ここは来る価値ありです!
借りれる自転車の種類も実に多彩で金額も時間無制限で500円。
そして走るコースも豊かな自然溢れる川沿いに設置されとにかく気持ちいい!
また大分のとてつもなくおススメできるスポットがひとつできました。
そして4人で12km程漕いで辿り着いたのが、

ここ山国が誇る秋の大イベント 「かかしワールド」 です。
この日人里離れた集落の中に、
恐らく住民よりも多いのではないかと思われるかかし群が忽然と現れるのです。
もう11回目を迎えるこのイベント。
確実に毎年パワーアップしています。
今年も本物と見間違えるほどのハイクォリティーな人形たちが実に楽しそうに迎えてくれました。

毎年その世相と表したかかし達が面白おかしく待ち構えています。
ではその一部を見てみましょう。
これはあのとても有名になった卓球少年とチビッ子の時から有名だった卓球少女でしょうね。

そしてこれは・・・、
もちろんあの3人組でしょう。
服もわざわざ買ってきて揃えたんでしょうか。
あぁ涙ぐましいそのサービス精神。

これはあの裸芸人じゃないですか。
しかしクォリティー高すぎて横から絶対に見せてはいけないものがちらっと見えてますね。
このかかしは既に本物越えてます。
今年も沢山の人形たちを満喫できたかかしワールド。
何と開催は今週の木曜日まで。
あと4日しかないっ!
なんとかお時間取れる方はぜひ行ってみて下さーい。
そしてこのまま「あ~楽しかった」では終われないのが僕たちの宿命なのか・・・。
日が暮れだし返却時間が近づく中必死に自転車を漕ぐ僕の前輪から聞こえる怪しい異音。
「シューーーーーー」
抜けてますな、何かが・・・。
いや、確実に空気が・・・。
みるみる歪んでいくタイヤはものの1分ほどでぺっちゃんこになっちゃいました。
しかしそれでも帰るしか方法はないのです。
なんとか後輪に体重の預けながら誤魔化しながら漕ぎ続ける。
空気のないタイヤってこんなにお尻が痛いんですね・・・。
無事にサイクリングセンターに帰り着いたのは閉店15分前。
良かった良かった、8kmは空気無しで走りましたよ。
なんでもやりゃーできるんですね。
一安心しながら後は帰りの途中で走っている奥さんを拾うだけだと携帯を開いてみると、
そこには我が目を疑うメッセージが・・・。
「道に迷った。電波がない。電池もない。」
あれだけ前日に道のレクチャーをしてやったのに・・・。
もう徐々に暮れだす空。
どうするんだ・・・?あいつ・・・?
電話もまったく繋がらないのでその辺の山道をクルクル走り回るも会えるわけもなし。
さーどうしようかと途方に暮れる5時30分。
なんと奥さんから電話あり。
なんと彼女は人生初のヒッチハイクを成功させ途中の道の駅まで送ってもらい、
さらにその人に電話を借りてかけてきたそうです。
中々やるな~、見直した!
そしてその後無事に彼女を拾い上げ今日というお休みは終~了~で~す。
しかし僕も奥さんも走った以上に心が疲れた1日でした。
そして帰ってきた僕達を温かく待っているのは掃除されていない荒れた館内。
この「日曜先遊びの法則」やはりリスクがデカすぎるか・・・?
湯布院カントリーロードユースホステル