寂しい夜

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最近再び平日は外国人客の率が増えてきました。
彼らは扱いが最近とても難しい・・・。
言葉の問題もあるのですが何を求めているのかを推し量りにくいのです。

今日も夜。
外は雨なのでいっちょ盛り上がるゲーム大会でも開くか!
と館内に響き渡るゲーム開催を告げる楽しげなアナウンス。

5分ほど待って食堂に行ってみると・・・。
誰もいない・・・。

誰も来なかった!というレベルではないのです。
なぜならさっきまで数名は食堂にいたので。
ゲームがあると聞いてみんな部屋に帰ってしまったのです。

なんてこった・・・。
実は前日も夜の散歩ツアーの呼びかけに誰も答えてくれず、
玄関で一人寂しく待つってことがあったばかりなのに。

シルバーウィークの日本人がたくさんいた時は毎夜、
散歩ツアーにゲーム大会に大盛り上がりだったのです!

ちくしょー、人の心を掴むのは難しい。
しかしこれで満足していないわけではないのです。
出ていくときにはみんな「ありがとう~」ととっても笑顔で出て行ってくれるのです。
つまり特に宿からの何かを期待はしていないという事ですね。

みんながそれぞれ自分の世界で楽しんだり疲れを癒したりしているわけです。
それはそれでもちろん良いのですが、
収まりがつかないのがただ一人この僕。

どーもモヤモヤしてしまい落ち着かないんです。
何なんだ!この胸のざわつきはっ!
今日もなんと9時という早い時間にすでにフリー。

はー。たまにはゆっくり一人でするかな。

と思っていた時。どこかからか声が聞こえる・・・。
「それでいーんですかー?そんな生き方でしたかー?」

自分が許せなかった時。なにかモヤモヤした時。
今までどーやって生きてきたかな?
少なくともそれを利用してのんびりするなんてことはしてなかったはず。
こんな時こそ自分に強く!自分に厳しく!っしょ。

突然降ったように湧き上がる怒りにも似た情熱。
これを押さえてしまったら自分じゃなくなる。

行こう。山へ。

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そして瞬殺で準備を終わらせ目指すは由布岳の隣に小さくそびえる
「飯盛ヶ城」。
ここで由布岳に行ききれないとこがもう少し守りに入ってるな。
お許し下さい。

降りしきる雨の中、
ガンガン濡れるのをはじめから覚悟して車から飛び降りる僕。

その時再び聞こえた声。
「・・・何か足りなくないですかー?」

あぁぁぁぁぁ!!!
慌てすぎてヘッドライト忘れたっ!

まさに痛恨の致命傷。
光りがなかったら一歩も登れんぞ!

慌てて車内を物色してみると。
山の神はまだ僕を見捨ててはいなかった。
小さいながらハンドライトを発見!

見ての通り僅かこれだけの光量ですがないより断然ましです。

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早速草をかき分けて出発。

降ってる雨自体はそれほど激しくないのですが、
草にたまった水滴の海を泳ぐもので身体は数メートル進んだとこでビッチョビチョ。

一応カッパで来たのですが全く意味ないです。
しかし人間覚悟ができてたら全く苦にならないんですよね。
今日は濡れに来たようなもんですからね。

濡れるの楽しー!どんどん来いよー!

この時思ったのですが、
これだけ水滴を含んだ草をかき分けて進むと、
どんなカッパでもきっと最終的には濡れてしまうでしょう。

そしてよ~く考えてみました。
僕たち人間って超絶防水のスゴイものを持ってますよね。
それは皮膚。

これどんなに濡れても絶対に水を100%通さない。
しかし中の汗だけはきちんと放出するさいこーの素材ですよっ!
どんな最先端技術でも真似できない驚きの高機能性。

暗闇の中で一人改めて肌のスゴサに感動しまくりです。

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そんなおバカなことを考えながら歩いていると、
あっという間に可愛らしい立て看板が見えてきました!

飯盛ヶ城の山頂です!
ピークは1000mちょっとなので昼間はとっても簡単な山です。

ただ今夜は全く見えない足元に潜む岩と泥のトラップに何度もひっかり、
見事に転びまくらせていただきました。
雨の夜は少々危険な山でした。

そして振り向くとそこには広がる由布院の夜景。
そこにある人々の生活の証を眺めながら少し心を落ち着かせ、
さぁゆっく帰ろうかな。

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夜の山はいつもは人目を避けて暮らす野生の支配する時間です。

彼らのゴールデンタイムに突如乱入してきた珍獣に、
困惑しきりのシカたちが山の至るところで警戒音を発し続けていました。

誰もいない雨と風に包まれた真っ暗な山。
その本来誰もいるはずのない場所に立つ自分。
胸がすーーーっとします。

周りの人に惑わされてはいけない。
常に変わらぬ自分でいつづける事。
決してぶれない事。

これだ!

誰も来なくても明日の夜もツアーの放送はなり続けますよ。
みんながそれぞれ自分のしたいことをしたいようにすればいいんです。

心のわだかまりがキレイに溶けて行った1時間半の登山。
まだまだこれからも悩みの夜はやってきそーです。
そん時はまた悟りにお邪魔させてください!

よろしくお願いしまーす。

湯布院カントリーロードユースホステル  
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熊群山へ

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県内のマイナーな山々を攻めていくことが一つの目標である今年。

今日は由布院の南の庄内にある「熊群山」に行ってきました。
夏前に行った名前が似ている「花牟礼山」が思いのほか残念で、
そのイメージが抜けずに今まで行くのを躊躇していた山です。

ただ山の本によると急な崖があるらしい。
こりゃ楽しみだ。
大体鎖場と書かれていても僅か数mだけでがっかりするケースが多いですよね。
今日は大いに期待してるよぉ。

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いかにもマイナー山らしく始めは登山道らしいものは全くなく、
車道をトコトコとかなり上まで上がっていきます。

途中にある熊群神社までは楽々の散歩です。

そしていよいよ急な階段が見えてきました。
これが噂の危険な鎖場か・・・。
やはり噂ってやつは一人で勝手に大きく歩き出してしまうものですね。

これただの急な階段に鎖が念のためにおいてあるだけってパターンのやつだっ!
ちっくしょおぉーーー!

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ちょっと気が抜けながらもどんどん進んでいくと、
熊群神社に到着。
軽く挨拶を終えさらに神社横の細道を登っていくと突如閉ざされた場所に至る。
あれ?
道がないか・・・?
間違えたか・・・?

と見渡す僕の目前にそびえる巨石の先端から静かに垂れ下がる鎖。
まさか・・・、これを登れってのか・・・。

よぉーーーーーっし!
きたぞぉぉぉぉーー!

いきなりの展開に激しく胸打つ鼓動。
こりゃ見るだけでもかなり難易度が高いのが分かります。

苔でツルツルに滑る岩場になんとか足のホールドを見つけだし、
全力で鎖にしがみつく。

諸事情により左肩が上がらない僕にとって、
片手で一本で身体を支えるのは命懸けです。

この夏に登った鎖場の西の雄 石鎚山でも正直うまく岩場を掴めば、
鎖は使わなくても上まで登れました。

ここははっきり言って鎖を使わないと絶対に登れません。
滑る足元にミリ単位の集中力を込め、
何とかこの難所をクリアー。

こりゃ由布岳の西のピークの鎖場は勝負にもならんな。
国東の無明橋よりも景色はないけど難易度は断然上です。

しかしその後もあるわあるわ。
危険とまでは言えないながらもかなりの難しさの直登ルート。
ガンガン標高を稼ぐ僕の大好物ルートです。

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そして山の肩に一気に到着。
ここからはほとんど道のない森の中を赤いテープのみを目指して歩きます。

下には大量に歩いたと思われる鹿の足跡と、
所々に大きく掘られた猪の穴。

油断してるとすぐに迷い込んでしまいそうな不安定なルートを彷徨う事10分。

それは突然にやってきた。
「熊群山」山頂です・・・。

眺望ゼロ。
ピークハントの感動すら与えてくれないタイミングで広い森の中に立っている標。
この山中盤で頑張りすぎだな。
何とも締まらない結末・・・。

それでも思いのほか満足できたのは間違いなしです。
ちなみに下りは登りの比にならないほど鎖場怖かったです。
これ一般の人ほんとうに降りれるのかな・・・?

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そして今日も無事に駐車場に到着です。

往復時間1時間45分。

距離的にも時間的にもとても手頃です。
途中もかなりのメリハリがあり、
今度ここユースホステルのイベントで来てもいいくらい楽しい山でした。
気に入ったよ、熊群山。
望外な感動をありがとう!

そしてこれはずっと僕の登山を支えてくれる仲間たち。
手袋にいたってはもう何のためにつけているのか分からない位に使い込まれています。

あまり専門の方々からの評価は良くないですが、
アディダスの登山靴柔らかくて軽くていいですよー。
僕のように短期集中突破型の登山者にはおススメです!

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そして家からここまで約2時間走ってきた奥さんと合流し、
2人でお気に入りの豆腐屋さんでお疲れラ~ンチ。

若い時は豆腐なんて歯ごたえもボリュームもないものに、
全く興味がなかったのですがこれも押し寄せる年のせいか・・・?

最近お豆腐大好きなんです。

特にこの小津留にある豆腐屋さんは我が夫婦の大のお気に入り。
月に一回は来ます。
うめぇっすよー。

しっかり歩いてしっかり食べて充電完了!

よし、また今週も頑張って働いていきましょー。

湯布院カントリーロードユースホステル  

誰か・・・遊んで・・・

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やった!
日曜日だ!

と言っても仕事がサービス業の我が家では土日に遊べることはほぼないのですが、
娘が中学生にあがり平日に学校を休んで遊べることが難しくなったことから、
可能な限り日曜日はお休みにするようにしました。

これも家族という大切な5人の時間を少しでも共に共有するために。

さー娘よ。
今日は部活もない日だ!
山行くか??

「・・・部活で疲れたから寝たいし、宿題たくさんあるんだけど」

なんて現実的な女だ。
しかし本人がそういうのならしょうがない。

よし。息子よ。
海行くか!まだ気合い入れたら泳げるぞ!

「友達と遊ぶ約束したから遊びたい!!」

つ、ついにおまえまで・・・。いつも無条件で付き合ってくれたのに、
すでに世間のしがらみができてしまったか。

なんてこった。
みんなこんな好き勝手なこと言ってるけどどーするよ、奥さん。

「私も仕事が溜ってるのとあと今日は美容室に行きたいんだけど」

ガガガ、ガビーーーン・・・!
我が家崩落の歴史的瞬間です。

そんな1人崩れ落ちる父の前に降り立った天使ありけり。

「パパ!あたしいくっ!!」

末っ娘よ、そう!まだ君がいた!!
ありがとうっ!!
父かんど~!!
2人で出かけよう!!

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結局お手伝いの香港とマカオの女の子といつも暇なうちの母も参戦してくれることになり、
館内掃除を一気に終わらせ午後の2時から5人でのんびり出発です。

まずは近くの日出の城下町を歩き、
太陽が差し込んできたので浜辺に降りてそこでまったり。

穏やかな波音の中静かに流れる時間。
海いいなー。
すっげーいい。

クラゲにでもなってずっと揺られ続けたいなぁー。
あーちょっと病んでるかな。
いかんいかん。
意味のない逃避をしてはいかん。

さぁ、僅かな休日を有効に使おう!

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今日は付き合ってくれた末っ娘の日だよ。
どこでも行くよ。山か?海か?

「わをんちゃんはハーモニーランドに行きたい!」

ハ、ハーモニーランド。・・・?
これはサンリオが誇る大分にある可愛らしい遊園地のことです。
なるほど、そうきたか。
ものすごい方向転換だな。

しかし彼女に決定権を預けた時点でこうなりますよね。
イイでしょう。
行きましょうか!
ハーモニーランドへ!!

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ここでものすごくお得な情報をゲット。
通常は2900円で遊べるこの遊園地ですが、
なんと4時以降からは1,000円で入れるらしいのです。
しかも営業は9時まで!
こりゃーいい風が吹いてきたぞ。

もちろん4時まで待って時間と同時に園内へダッシュ!

ここでこのサンリオのテーマパークを誰よりも喜んだのは、
我が娘ではなくマカオからのお手伝いでした。

アジア人って勝手に自分で英語の名前をよくつけるんですが、
彼女に英語名はずばり「キティ」。
こよなくキティちゃんを愛しているヤツだったのです。

彼女の興奮っぷりはちょっと周りが若干引くくらいでした・・・。

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4時からの遅い入場とはいえまだまだ余裕でかなりのアトラクションも楽しめます。
園内をダッシュで走り回りどんどんアトラクションをクリアーしていると、
早くも夜のメインイベントでもあるルミネーションショーが始まりました!

以前混み合う時期に来たときは人の山に埋もれて、
ほとんど見えなかったこのショーも驚くくらいにガラガラ。
日曜日だからですかね?

ただ人が少ないのですがクォリティーはしっかりと高い!
目の前で繰り広げられる音と光と踊りのパレード。
なんかいいぞ・・・。
僅か数メートル先にある夢のような世界。
思いがけず非常に感動してしまいました!

やるなー、ハーモニーランド。

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パレードが終わった後もまだ乗れるアトラクションはいくつか残っており、
みんな走り回りながら最後の最後まで遊びに執着します。

そしてすべてのアトラクションが終了を告げたのが7時半。
この後は場内の至る所でイルミネーションが点灯されます。

これまたとってもキレイ・・・。

さらに8時からはキティと4人のガールズチームによるノリノリのダンスパフォーマンスが、
ハローキティ城の前に作れらた特設ステージで披露されました。
キレッキレのダンスでした。また熱くってしまいました。

マジでやるなー、ハーモニーランド。

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そして最後は「七夕ロード」というライトアップロードを歩いたのですが、
これがまたまたびっくり!
道路脇を飾るライトはキレイなのですが驚くべきはその長さ。
なんと30分近く歩かされるのです。
その間中道はライトアップされっぱなし。

広大な敷地の中にずーーっと延びる光の道は幻想的いつまでも覚めない夢のようです。
しかしここまでやるか?ハーモニーランド。

もう何回も来てるし正直かなり子供向けの遊園地なのでここ数年は来ていなかったのです。
今回初めてこの夜だけの入場券を使ってみたのですが、
大・満・足でした!

まったく時間が足りなかった。
これで1,000円とはお得すぎるも甚だしい!
見直した!あっぱれハーモニーランド!
でもこれで元が取れてるのか正直心配だ・・・。

この夜の営業は土日のみですが、
土曜はおそらく混んでると思われますが日曜日は完全に穴ですね!

県外の人は翌日仕事なので難しいかもしれないのですが、
もしご機会がありましたらぜひ行ってみて下さい。

僕は近いうちに必ず残りのチビ2人と奥さんをつれて来て、
度胆を抜いてやりますよ。

あーしかしいい夜だったな。

湯布院カントリーロードユースホステル  

追い込む身体

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激闘の24時間サバイバルを終え死んだように眠った夜。

翌日は残っていた館内の大掃除を無事に終え、
拾ってきたヒッチハイクの旅の写真家を元のセブンイレブンに戻し、
なんとこの日はもう一日予備のお休みの日だったです。

さー何しようか・・・?

恐らく死んでるだろうと予想してのお休みだったのですが、
比較的穏やかだった登山のペース配分のおかげで、
身体は朝から好調そのもの。

よーし・・・、
もうちょっと絞っとくか!
湯平温泉まで奥さんに送ってもらい再び九重を目指して娘のチャリで走ることにしました。

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いつものことながら相棒はとてもちっこい折り畳み自転車。
このグリコのおまけの様なタイヤ径ではなかなか前に進まなーい。
しかも見てくださいよ、この永遠に続くかのような直線。

漕いでも漕いでも次々と現れる坂道を前に、
ゼーゼー言いながらひたすらペダルを踏み込む。

やはり甘く見ていた・・・。
かなり足にきてるな。
かといってもう引き返せないし・・・。
うーーーん、ちょっと後悔後悔・・・。

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そんな様々な思いを乗せて走る自転車。
でも流れる心地よい音楽と見え始めた九重連山の姿に気分は徐々に高まってきました。

心と身体はいつでもしっかりとリンクされており、
高ぶる気持ちに呼応して足の回転数も自然と上がってきます。
まさに以心伝心、一気にペースもアップです。

そしてまさに前日に歓喜の輪に包まれたサバイバル登山のゴールである
「男池」に再び戻って参りました!

しばしあの時の感動の余韻に浸りつつ黒岳の湧水にて喉を潤す。
よし、昨日は昨日!
今日の戦いはまだ終わってないぞ。

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更に上がり続ける坂道を粉骨砕身でこぎ続ける。
もはやギアはずっと1速に入れっぱなし。
もうこれ以上の救済措置はない。

プルプルする足の筋肉をさらに踏ん張り、
歯を食いしばって進むだけ・・・。

漕ぎ出してから3時間が経過。
もうそろそろ足が吊りそうになってきた頃、
ようやく九重連山の麓にたたずむ一軒の宿に到着しました。

今夜お世話になる我が家ご用達の「虎の湯」です。
ちかれた~・・・。

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膝をガクガクいわせながらまずはゆっくりと温泉で足をモミモミ。
あー、やり切ったな・・・。
これですべて出し切った・・・。

その後奥さんと子供たちが車で合流!

たまーに別荘代わりに使うこのホテル。
何度か書いていますが家族5人で使って僅か5,500円。
温泉もあり部屋もキレイ。

サイコーです。
そして感謝です。

いつもまったり時間を過ごさせてもらってありがとうございます。
この夜は前夜と同じく一瞬で昇天できました。

しかし翌日学校がある子供達はゆっくりとする余裕はなく、
朝は6時には起きだし車をブッ飛ばしてそのまま登校です。

これで9月の楽しみはだいたい終わっちゃいましたね。
次はもちろんシルバーウィークですよ。

忙しいぞー。
がんばるぞー。
働くぞー。

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24時間サバイバル登山 2015

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秋の登山シーズンを前に一旦限界までいっときましょうか・・・。
今年もこの日がやってきてしまいました。
「24時間サバイバル登山」~!!

今まで数々の屈強な登山者を絶望へと突き落としてきた脅威のこの企画。
今年は果たして誰の上にその試練のムチが振るわれるのか?

この愚行へと挑む愚か者8名がまたまた全国から集まってきました。
まだまだ胸に抱くのは希望と興奮のみ・・・。

さぁ長い長い己との闘いの時間の始まりです。

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今年の舞台は昨年と同じく大分の誇る九重連山。
九州一の人気の山々と言ってもいいでしょう。
その中でも西の端に位置する涌蓋山が今回の始まりの地です。

ゆっくりと身体を馴染ませながら難なくまずは1座目の山頂をゲット!

周りにはたくさんの登山客がワイワイと登頂の喜びを噛みしめています。
流されるなよ・・・。
我々にとってこの頂はスタートラインから聞こえる号砲でしかないんだ。

勝負はいざこれからだっ!

サバイバル 1時間経過。

無題1

さぁーちょっとダイジェストでいってみましょー。

左上 2座目「ミソコブシ山」ゲット!
周りはジー様バー様の大軍に囲まれた中でランチタイム。
サバイバル2時間経過。

右上 3座目「一目山」ゲット!
空が実にいー感じで青い!まだまだみんな余力ありますよ。
サバイバル3時間経過

左下 4座目「猟師山」ゲット!
スキー場の中を通り抜け誰一人いない草原を歩く。風が心地よい。
サバイバル5時間経過

右下 5座目「合頭山」ゲット!
なんとここで2日前にうちにとまったドイツ人お客と奇跡の遭遇!
サバイバル6時間経過

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今回のサバイバルでは結局雨は降らなかったです。
計7回行われているこの企画で雨が一度も降らなかったのは2回目。
今回は女神がむさい男軍団に優しく微笑んでくれたようです。

そんな彼女からの素敵な贈り物がぽっかりと空に浮かんでいました。
いかす~!

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そして今回唯一のリタイアポイントである牧ノ戸峠へ。
ここで奥さんが迎えに来てれ荷物を夜用へと積み替えます。

ここでのリタイア者は・・・、
8歳の息子のみ!まーこれは予定通りなのですが。
最年少ながら一番はしゃいで一番騒いだ息子。
よく頑張った!
あと2年後くらいにはぜひ全コース一緒にやろうな。

残りのメンバーはそれぞれの残された体力と身体の傷み具合を熟考し、
全員後半戦へと進むことになりました。

この後はもう絶対に止められない!
行くしかないのですよ~。

今までサンサンと降り注いでいた太陽はゆっくりと傾き始め、
鮮やかに彩られていた緑は暗くくすみだしています。
吐く呼吸の色もはっきりと白く見え始めたこの時間。

さて、これからが本当の勝負の時。
楽しいだけの誰でもできる登山はここまで。
いよいよ孤独な夜の山での第2幕の始まりです。

サバイバル7時間経過。

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後半戦に入ってすれ違った登山者は2名。
「こんな時間から入るの??」と言いたげな強い視線を避けながら、
7名は誰もいない道を進んでいきます。

振り向くとそんな我らを声援するために太陽が最後のエールを送っていました。
真っ赤に染まった空を眺めながら、
みんなで荷物の中から引っ張り出すヘッドライト。

いよいよ夜の支配する時間が始まります。

昼間の登山と夜の登山はまったく別物。
周りの景色を楽しみながら歩く昼の登山はとにかく開放型です。

それに対し夜の登山で見えるのはライトが照らし出す僅か数メーターの円形だけ。
ここに映し出される地形を細心の注意を払いながら歩く夜の登山は完全な閉鎖型。

いつもなら先の方を見て、
「あそこまではあとどれ位だな・・・」
と目測をつけて歩けるルートもまったく先が読めないので、
とてつもなく長いルートに感じるのです。

疲れと眠気でフラフラする身体に、
遠近感もつかめない夜の山道はとにかく厳しい!
滑り、よろつき、転ぶ人が続出です。

しかし、それでも無言で起き上がり、
たんたんと一歩一歩前に歩いていくしかないのです。

無題2

ここでふたたびダイジェスト第2弾いってみましょー。

左上 6座目「沓掛山」ゲット!
毎度毎度これをカウントしてすみません。でも一応ピークなんで。
サバイバル8時間経過

右上 7座目「久住山」ゲット!
ここでベテランのAさんが両太ももを吊る!が周知の通りもう止めれない~
サバイバル10時間経過

左下 8座目「稲星山」ゲット!
このあたりのルートは草に覆われているので足元が見えなく非情に辛い・・・。
サバイバル11時間経過。

右下 9座目「白口山」ゲット!
去年は痛恨の迷子になったこのルート。今年はなんとか本道を発見。
サバイバル12時間経過。

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白口から坊がつるへと下る長い長い坂道。
ここが今回の全ルートでもっとも危険な場所でした。
ただでさえ泥上の地質に鬼のような勾配のルート。

もはや我々にはそれを踏ん張る筋力は残されてない・・・。
深い山中には絶え間なく7つの滑って呻く声が響いていました。

そしてようやく坊がつるの避難小屋へと到着!
ここで少しの仮眠タイムです。
どれだけ休めるかはその時の頑張り次第で変わるのです。

この瞬間だけを楽しみに朦朧と歩き続けたメンバー達。
しかしほとんど変わることないいいペースで歩き続けたため、
今回は3時間半もの休憩時間を手に入れることができました!
お見事っ!

ちなみにこの避難小屋は宿泊は禁止されています。
しかし寝袋もテントも持たず3時間半ごろ寝するだけの我々は、
十分に避難対象でしょう。

ちょうど新月のこの夜。
外ではここぞとばかりに眩い星達が思い思い一心不乱に輝いていました。
仕事柄星座を説明することが多い僕もどれが何なのか分からぬほどの光の渦。

天の川って・・・、
こんなに分厚かったっけ・・・?

しかしこの素晴らしい眺めと引き換えに天が与えたのは震えるほどの寒さでした。
外気温はその時8℃。
気を抜くと命を落としかねない温度です。

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寒さゆえに何度も目をさまし必死に丸まって体温を守る僕。
長い休憩時間も終わりみんなにどうだったか聞いてみると、
「いやーばっちりな眠れました!」という声ばかり。

んー・・・、弱っちぃーな、おれ。

この寝起きの時間帯が最もきついんですよね。
身体中は痛い・もちろん眠い・そして外はめっちゃ寒い・・・。

それでもあと少しだと自分にに言い聞かせもう一度山へと入っていく男たち。

空は再び色を取り戻し、身体も登山モードにスイッチオン。
朝露で濡れる木々を泳ぐようにして歩き続け、
ついについに最後の頂。

「平治岳」ゲットォ~!!!!!

これにて全10座を登り切りました~!

広がる安堵のため息。
やりましたねっ!

しかし安心するのはまだ少し早いです。
さいごの男池に辿り着いてこその終焉。
じつはここから男池まで結構遠いんです・・・。

サバイバル20時間経過。

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フラフラとガレ場を踏みしめながら歩き続けること3時間半。

ついに辿リついた九重連山の東の果て 男池。

サバイバル開始から23時間半経過。
ちょっと中途半端な時間ですが声高らかに宣言させてください!
これにて今年のサバイバル登山終了でーす。
ヤッタ~!!おめでとーございまーす!!!

走行距離は30km。
2100m登って2150m降りてます。
Aさん、いつも最新機器による計測ありがとうございます。

ここで男池になんと毎年参加していたのですが、
どーしても仕事の都合で今年は参加できなかったM君が、
奥さんと2人で祝福に駆け付けてくれました。
嬉しーじゃないですか・・・。

やり終えた後は「もう2度としねーぞ!」と心で連呼するこのイベントですが、
数日たち日常に戻るとふっと心の中でじわじわと蘇ってくるのです。

こんな風にこのイベントのファンが少しでもいるっていうのは開催者冥利に尽きますね。

来年はまたバージョンアップしたルートを考えていきたいと思ってます。
自分は絶対に無理だな・・・、と思っている方。
そんな人にこそぜひ参加して新しい世界・新しい自分に出会ってほしいです。
きっと何かが変わるはず!

来年の9月。
大分のどこかの山でお会いしましょう!
ボロボロになった参加者の皆さん、お疲れ様でした~。
きっちり社会復帰してくださいね。

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