今年初の九重へ

PAP_0418_convert_20150428155014.jpg

最近すっかり県内の中小マイナー山に惹かれ、
しばらく足が遠のいていた九重連山。

なんともう4月なのに今回が今年初来訪です。
ここ数年すっかり熱を上げて通い続けていたのにこの身の変わりよう・・・。
浮気と疑われても否定できない。
すみませんでした。

今日は奥さんから頂いた時間はたっぷり6時間半。
じっくりと懐かしい山肌を堪能したいと思います。

そして父に車で送ってもらい深い原生林が残るロマン多き黒岳の登山口へ。
出発前の1枚ですが父上、
ちょっと自分をアピールしすぎの指が・・・。

歩き出して5分。
「山とかけまして、ペロペロキャンディーとときます~」
という位に山を舐めきっている僕はもちろん地図はなし!
そして必然という名のもと、
静かにまったく別の道へと導かれていくのです・・・。

PAP_0416_convert_20150428155049.jpg

登山予定の黒岳を右手に見ながらひたすらアップダウンを繰り返す道。
いつまでたっても右手の山は近づいて来ない。

迷った・・・。

途中辺りから何かがおかしいことには気づいていたのですが、
ここで引き返すことは自分の非を認めるようで、
九重愛好家のプライドが許さない。

間違えたんじゃない・・・、
この初めての道を歩きたかっただけなのさ!

そんな強がりを呟くことなんと1時間。
ひたすら山麓道を上下させられてたどり着いたのは、
山の全く反対側の黒岳登山口でした。

無意味に歩いた貴重な1時間・・・。
一気に疲れ果てる。

もともと気持ちで攻めていくタイプの僕は、
周りに人がいればいるほど調子が上がってきます。
豪快に抜き続けることでリズムが生まれるんです。

しかし牧ノ戸峠からの人気表山道と違い、
ここは人っ子一人いない裏山道。

ペースは上がらず、
しかも1時間ロスの悲しみで身体は重くなるばかり・・・。

それでもヘロヘロと急登を歩き続け、
ようやく高塚山(黒岳)ゲット!

PAP_0414_convert_20150428155103.jpg

すでに気持ちで負け負けの僕は、
攻める気まったくなし。
ダラダラ歩きながら隣りにある景色最高の天狗岩へ。

ゆっくり時間かけて歩くと、
いつものガンガン歩く時の3倍くらい疲れる。
途中から生まれ始めた 「どーも体調が今日はおかしいのでは?」
という疑念は一気に身体を駆け巡り、
ますます足を重く、肺を小さくします。
これぞ負の連鎖!


予定では「黒岳」「大船山」「三俣山」という九重の巨3山を制覇してやろうと考えていたのですが、
折れたハートではもう帰ることしか思いつかない。

いけない・・・。
これでは久々に会いに来た九重ちゃんが怒ってしまう。

ゆるゆると黒岳を下り切るともうはやくも3時間が経過。
あと3時間半しかないぞ。

PAP_0413_convert_20150428155119.jpg

そして見上げると黒岳と対をなす反対の遥か上空で、
どーーんと立つ大船山。

高い・・・。
こんなに高かったっけ??
負け犬の視点はとにかく低い。

意を決して大船山登山道へと踏み出す僕。
ジリジリと標高をあげていくと、
ここで再び身体の異変に気付くのです。

あれ?なんか、調子いいぞ・・・。
「お待たせしました。大変遅くなりましたがなんとか整えておきました」
そんな身体の声が聞こえてくる・・・。

人体の神秘。
何があるか分からないですね。
どっかの歯車が突然ぐっとかみ合ったらしく、
燃料満タンに注がれたボディは力強く滑らかでしなやかです。

よし、アクセル全開だ!
踏めども踏めども乱れぬ呼吸音。
いつもの軽快な足音が山中にこだまします。
きったぁー、
無敵の時だ・・・。

そしてとんでもなく上空に見えていた頂はみるみると近づき、
まずは北大船山ゲット!
よっしゃぁ~!

PAP_0407_convert_20150428163739.jpg

まだまだ残るエネルギーですかさず大船山をゲット!

なんとか辿りついたぞ・・・。
もう時間は4時。
山時間ではすでに深夜に近く、
当然周りには誰一人いません。

それでも気高き頂から見下ろす柔らかい太陽の光は、
この疲労しきった今回の登山の想い出を、
キレイな色へと染め直してくれます。

たった3山しか登ってないのにこの苦労。
これぞ九重の懐の深さ。
来て、
良かったな・・・。

PAP_0400_convert_20150428155143.jpg

そして大船山を後にし長い下りをじっくりと歩き、
坊ヶツルのキャンプ場に5時に到着。

もちろん予定していた目の前のどでかい山塊 三俣山は当然キャンセルです。

すっかり寝る準備を整え落ち着きだけが支配する、
カラフルなテントが立ち並ぶキャンプ場を、
黙々と通り過ぎる。
ここから父が待つ駐車場までコースタイムでまだあと約2時間。
僕だけが戦いの表情です。

そして身体が発し続けてくれたアドレナリンというガソリンも、
一気に尽きてしまったみたいです。
再び鉛のように重くなる足。
眠い・・・。
だるい・・・。
そして喉が痛い・・・。

これ、風邪やっ!!

どーもいつもと違うと思ったら、
朝からほんとに調子が悪かったのか。

もはや何も残っていない身体で、
何も考えずに無心で歩く。

そして6時10分。
ようやく父が待つ駐車場に到着!
やったったな。
今回はやりきったったっ!

PAP_0395_convert_20150428155155.jpg

夜は我が家が別荘代わりいつも使う長者原の安いホテルにみんなで泊。
身体を癒すためにずっと温泉で身体を温め続け、
騒ぐ子供たちを横に早々と熟睡へ。

この湯眠治療が功を奏して、
翌日はなんとか体調復活!

朝7時にはホテルを後にし車を走らせ、
子供達をそれぞれ中学校・小学校。保育園へと送り届け、
最後のお休みは終了~。

久々に辛く長い山の時間でしたが、
やっぱ九重はこれくらい厳しい方が魅力的です。
そこらの小娘山とは一線を画しますね。

今度は絶好調時に駆け回ったるぜ。
俺 お疲れ様でした~。
さーてGWに切り替えだ!

湯布院カントリーロードユースホステル  
スポンサーサイト

東京出張 滞在時間 24時間30分

SN3O0389_convert_20150423222708.jpg

いで湯と自然に囲まれた大分の地を飛び立ち、
僅か1時間半で都に降り立つ。

お母さん・・・。
息子はまた東京にきてしまいました。

この一年で3度目の上京。
逃げ続けていた中央の役員を泣く泣く引き受けてしまい、
今回はその会議の日だったのです。

到着したのは人生初の羽田空港。
早速ここで都会の厳しき洗礼にあう。

電車の切符が・・・、
買えない・・・。

何をバカなことを、
と思われると思うのですが、
駅員さんに2回確認した日本橋までの料金 610円がどこにもないのです。
600円 650円 これだけ。
後ろの人をひたすら気にしながらなんども画面をチェック。

一人で半パニックになりながら、
結局もう一回駅員さんに確認に行ったところ、
その場で発行してくれました。

恐るべし東京の券売機。
地方出身者にはチケットすら出さないとは・・・。
頼む、次回までに声で駅名言ったらチケット出るように改良されてくれ。

今日のお泊りは東京セントラルユースホステル。
飯田橋の駅から直通で行ける便利なことこの上ない宿です。
18階から見下ろす人造物の群れ。
ここに人の手が加わっていない所はない。

1908199_825593487525828_7499775403488913401_n_convert_20150423222651.jpg

今回集められたのは全国からの精鋭4名。
広報委員会という名の会議は、
内容もいかにしてユースホステルの宣伝・普及を行うかという
いたって漠然としたテーマに沿って進められていきます。

100年以上続くユースホステルの歴史の中でも常に考えられてきた広報問題。
それを24時間という短い時間の中で効果的な一手を打たねばならない焦り。
議論は右往左往彷徨い、
白熱はするもののなかなか進む先が見えてきません。

そもそも基本的に現代の広報の根幹をなすのはインターネット。
3人のネットのスペシャリストの中に、
ネットど素人の僕が一人。

いかに西側の若い人材が少ないとはいえ、
ミスマッチも甚だしい選択では・・・?

SN3O0390_convert_20150423222724.jpg

それでも熱く語り合った男たちは、
なんとか2つの広報の新戦略を練り上げました。
ネット系と紙媒体系。
当然紙媒体系が僕に振り分けられます。(それしかできない)

夏前には今回の成果が日本中の全ユースホステルに設置されることになるはず。
今から必死の詰めに入らないといけないのですが、
ユースホステル好きの皆さん。
どうか乞うご期待を!

そして無事会議も終わり、
1時間ほど時間が空いた僕が、
っと街ブラでもしようと降り立った日本橋。
確かに橋はありました。
これが日本橋ね。ただの橋ね。

しかしそれ以外にまったく見る場所がないっ!
歩けど歩けど見つかったのは僕が入ることさえ叶わない、
場違いオーラでまくりの三越だけ。

しょーがないのでお昼でも食べるか・・・、
と店を見て回るもどこもサラリーマンでいっぱい。
日本橋って働く人の街なのかな?
完全に降りるとこ間違った!
これだから一人でどっか行くの嫌なんですよ。
奥さんに電話しても忙しいのかでないし・・・。

結局何も見れず、
何も食べれず、
一人で寂しくビルの森を歩き続けて終わった僕の今回の東京自由時間。

再びこの敗者を乗せて飛び立った飛行機は、
無言で喧騒に満ちた首都を後にし、
緑にあふれた大分の地に帰って来てくれました。

あー良かった。
とにかくほっとした。
しばらく人に会いたくないな。

すでに閉まっている街並みも、
聞こえる蛙の声も、
輝く満天の星も、
全てが愛しい今夜。

これでやたらと忙しかった4月のイベントはすべて終了です。
あとはGWに集中するのみ!
いや、も1回お休みがあったか・・・。

すっかり疲れて頭回らなくなってきたのでもう眠ります、
zzzzzzzzzzzzzz。

湯布院カントリーロードユースホステル  

春の山

DSC_1739_convert_20150421152050.jpg

やったー。
雨やんだー。

3月に行われた野焼きにより、
例年通り真っ黒に焼けてしまった由布岳。
優しい雨と温かな春の日差しの下、
ゆっくりと緑のスカートに履き替えようとしています。

こんな日は・・・、
誘われてみようか・・・。

そうして今日も街のはずれのローソン近くの登山口から、
奥深き山へと入っていく2つの影。

DSC_11741_NEW_convert_20150421153927.jpg

あんまり時間もないので今日は途中の「見晴らしが丘」まで。
下からちょうど30分足らずで行けます。
多少空を覆う雲がまたいい感じです。

ほとんど人が通らないこの西登山道。
しかしこのルートこそが由布岳の隠れた最強スポットなのです。

こんなに開放感溢れていて、
そして誰一人いない世界ってなかなかないですよ。

岩上から世界に吼える。
イエェェーーーーィイ!!!

DSC_11747(1)_NEW_convert_20150421154924.jpg

見上げる先には由布岳。
もう今の時期は中央登山口からたくさんの人たちがあのピーク目指して歩いています。
いよいよ山の季節ですからね!

気温も寒くも暑くもなくちょうど適温。
時間さえあれば1日中ここでほげほげしてたいな・・・。

DSC_1755_convert_20150421152200.jpg

そして振り向くと由布院の街が一望。
空が広いっ!
そして心地よいヒバリの歌声!

なんつーいい時間だ。
お昼の休憩時間という制限に縛られる2人は
僅か15分の滞在時間を存分に楽しみ、
その後は獣道を使い一気に地上まで急降下です。

しかしいつ来てもここはほんとにいーとこですね。
正直由布岳頂上とかまで行かなくても、
ここで十分に山独特の世界を堪能できますよ。

いつでも僕に聞いてください。
どっからでもアクセスルートを説明します。

山の地図さえ持っていればユースホステルからの
直接行けるルートも説明しますよ。
ただし遭難・怪我等はすべて自己責任でお願いします。
それほど道なき道は難しい。

今日も途中でシカさんが4頭あいさつに来てくれましたが、
そろそろ彼らの姿が見える前に強烈な野生の臭いだけで、
その存在が分かるような気さえしてきた僕です。

湯布院カントリーロードユースホステル  

またもや雨に・・・。

DSC_1680_convert_20150420170920.jpg

玖珠にある万年山のトレッキング10kmコースを駆け抜ける、
「万年山トレイルランニング」

今年から開催の新たなイベントなのですが、
どーも天の上の方のお方にはあまり受けがよくなかったようです。

朝から中止を勧告するかのような雨が。
最近イベントと雨がよく被るぞ。

雨模様は激しくはないのですが、
降ったり止んだりのお天気の為泣く泣く今回も中止することにしました。

そんなわけでしょうがなく代替えイベントを開催することにし、、
車で北を目指して走ること1時間15分。

国東半島の「やよいの村」へとやってきました。

DSC_1685_convert_20150420172705.jpg

ここは弥生時代の村が再現されていたり、
古代の土器等が展示されているのですが、
一番のおすすめはこの勾玉作り。

自分で石をひたすら削り、
勾玉作りを体験できるのですがこの価格がびっくり300円!
やっし~!!!

だいたい1時間半くらい熱中して作れます。
人によってそれぞれですがかなりいいものができるんですよ。
この価格でこの品質とこの充実の時間。
僕の中の雨でも楽しめる鉄板イベントがこれです!

息子も自力で作製。
多少ガタガタしていますがなかなかカッコいいのができたな。

DSC_1684_convert_20150420170940.jpg

この「勾玉作り」
まずは小型のノコギリでだいたいの形を削りだします。
ここでいかに望みの形に近づけるかが作品のクォリティーに大きく左右します。

あとは貰った3種類の紙ヤスリでひたすら磨いていくのみ。
一心不乱に自分の世界に入り込み四角だった石に命を吹き込む作業は、
何もかもを忘れさせてくれるとてもいいリラックスタイムです。

もうすでに6回目の挑戦の僕は、
勾玉の枠を完全無視して作ります。

今回の作品は鳥。
この細かいフォルムにたどり着くために、
指を3か所切りながら石を赤く染めての作業となりました。

DSC_1703_convert_20150420171926.jpg

みんなそれぞれお気に入りのオリジナル作品を首にかけ、
ルンルンと由布院に戻ると、
てっきり雨で中止になると確信していた「ゆふいん温泉祭り」が開催されていました。

慌てて全員で途中参戦です。
このお祭り。
とっても太っ腹な祭りです。
ほぼ実質的な参加者は地元民だらけなのですが、
沢山の商品や賞金を振る舞いまくってくれるのです。

まずは200gぴったり賞で米30kgを貰える米すくいに挑戦。
8名全員外れましたがお米は1.5kgほどいただけました。

その後にあるのが大ビンゴ大会。
「温泉無料券」「宿泊無料券」「ランチ無料券」
「温泉ミスト」「旅行券」など景品は豪華絢爛!
これが結構当たるんですよ。

数が読み上げられるたびに湧きおこる悲鳴と歓声!
毎年家族全員で参加しているのですが、
かなり荒稼ぎさせてもらっている我が家。
今年もやっぱり抜かりなくいかせてもらいました。

見事「ランチ無料券」2ホテル分と焼肉屋1000円分券をゲット~!

DSC_1734_convert_20150420171952.jpg

そんなわけで翌日の今日。
早速奥さんと2人でおんせん祭りの恩恵にあずかってきましたー。

場所は彩岳館さん。
ここはちょうどうちのユースホステルの反対側の高台に建っていて、
とっても景色がキレイなホテルです。
ランチと一緒にお風呂も入れます。

風呂でさっぱりして、美味しいものを食べて。
すっかりと贅沢な時間を堪能できました。

次のイベントは5月24日(日)の「新緑の大谷渓谷ツアー」
いや、これがまたいいんですよ!
詳細はHPにて。
ぜひ歩くのがお好きな人はご参加ください。

次は晴れてくれよ~・・・。

湯布院カントリーロードユースホステル  

春は別れと出会いの季節

SN3O0370_convert_20150416153739.jpg

毎朝沢山のお客さんを乗せ、
この鬼のようなユースホステル横の坂を往復し続けてくれた愛車と今日、
お別れです。

思い返せば4年前の朝。
見送りの歌を歌っている最中に、
シフトをドライブに入れたまま駐車してしまった僕の目の前で、
突然静かに坂を無言で下りだしてしまったのです!

呆然と見つめる僕たちをよそにそのまま車は坂下の崖に激突。
後部は見事に大破でした・・・。

新しく買い換えようかとも考えたのですが、
東日本大震災と被ってしまいワゴン車が日本中にない。
そこで無理やり修理して再び現場に帰って来てくれた彼。
死の果てから蘇ってくれた分愛情も上乗せです。

その後4年間お客を乗せ、家族を乗せ、時に僕を泊まらせてくれ、
大車輪の活躍を再び見せてくれました。

とても助かった!長らくほんとーにありがとう。

DSC_1653_convert_20150416153825.jpg

そして新しい送迎の顔がこいつです。

ハイエース。
8人乗りから10人乗りへと変わり、
ますますお客さまを快適に遅れるようになりました。

これからよろしく頼むぜっ!

キャラバン ⇒ エルグランド ⇒ デリカ ⇒ タウンエース ⇒ ハイエース

と乗ってきた僕ですが、
今回のヤツが一番デカい。

ただでさえ狭い道の多い由布院。
こすらないようにせねば・・・。

これからお越しのお客様はしばし、
新車の匂いとぎこちない運転をどうぞお楽しみください。

湯布院カントリーロードユースホステル  

| NEXT≫