今世紀最大の奇跡?

CIMG0123_convert_20140130154722.jpg

毎年お祭りで子供たちに掬ってこられる金魚たち。
その後一応家の水槽に入れてみるものの、
どんどん死に絶えそしていなくなる。

おそらくどこの家庭でも経験のあることだと思います。
我が家も毎年挑戦し続けるちびっ子どもが、
毎年新たな仲間を連れてくるのですが、
なんの装備もないただの木の器にいれられた金魚ちゃんは、
その懸命の努力もむなしく死んでいくのです。

そんな中2年半前の夏に飼い始めたうちの2匹が、
この狭い空間でついに魔の夏を乗り越えたのです!
その後も好調に記録を伸ばし続け、
そして今なおユースホステルの玄関で元気に泳いでいます。

もちろんこの間も毎夏新入りが来るのですがやはり夏を越えられない・・・。
ただついに去年の夏。
13匹もの貴い命を受け継ぎ、
ついに1匹の金魚がひさびさに夏越え成功!

かなりでっかい先輩たちの待つ、選ばれし者の器に入ったのです。
とっても仲良しの3匹。
生き物がいる風景は心和むとお客さんにも好評でした。

ところが2日前。
ふと見ると新入りの金魚ちゃんがいないっ!!
前夜までいたのに・・・。

ひょっとして飛び跳ねたのかとそこらじゅうを探すもいない!

結局ネコか何かが入ってきて食べてしまったのだろう。
という悲しい結論にいきつき、
せっかくの新しい家族の消失にしばしショボーーーン。

CIMG0121_convert_20140130154710.jpg

そして2日経った今朝。
掃除の時間にお手伝いの子にいろんな場所を徹底的に拭かしていたとき。

「ああぁぁっーー!いたぁぁぁーーー!」

との悲鳴が館内に響き渡る。
ユースホステルの玄関にはたくさんの小物がディスプレイされています。

その中の一つ。
だれかがくれた可愛い小さい茶色のコップの中に金魚ちゃんがっ!!

もちろんこんなところまで飛び上れるはずもない。
おそらくお客の子供の誰かがやったものと思われます。

ちくしょー!!
なんてひどいイタズラだ。

コップの中で変わり果てた姿になった金魚ちゃん。

CIMG0120_convert_20140130154628.jpg

しかし。
ここである異変が・・・。
ちょーーーっとだけ今動かなかったか・・・?
ま、まさか。

急いでコップに水を入れると、
ぷかーと力なく浮いてきたのち、
動いたっ!!
動いたぞおおおおお!

急いでほかの器に塩水を入れて緊急入院。
始めは息も絶え絶えだったのが、
その後時間と共に身体もまっすぐになり、
ついには自力で泳げるようになりました。

背びれを腹びれも尾びれも真っ黒になりながらも生き延びた金魚ちゃん。

しかし。
こんなことってあり得るんですかね??
なにせいなくなったのが2日前。
なので50時間以上は経ってます。

その間水のない小さいコップの中で生き延びることなんてできるんでしょうか?
こんなに小さい身体で。

しかし実際に生き抜いたこの金魚。

ひょっとしてこやつはえら呼吸という魚類の根底を覆す、
とんでもない異種体なのか?
もしくは誰かの大いなるイタズラなのか?

いくら考えても答えは出ず。

ただそんな奇跡の金魚は今も玄関で元気に泳いでいます。
ぜひお寄りの際は一目見てみてください。

しっかし不思議だ・・・。


湯布院カントリーロードユースホステル  
スポンサーサイト

鶴見大寒我慢大会 その後縦走ツアー

SN3O0980_convert_20140127215116.jpg

2014年 1発目のイベント。
鶴見連山縦走ツアー。

これに鶴見岳の大寒我慢大会をくっつけるという盛りだくさんの内容で
おこなわれるこの企画。

今回の参加者はこれだけ!(と現地集合一人)

数日前の寒波で見事に白くなって準備に余念のなかったはずの鶴見岳だったのですが、
春並みとまさかの暖波に見舞われた結果、
そのおしろいはすべて剥げ落ち、地肌はあらわに・・・。

なぜこんな時に限って~!!

ただ今回は参加者の中に一人、
あまりに大きな人生を背負って挑む男あり。
「雪残ってるかな~?」とはしゃぐメンバーの中で
彼ひとりどでかい決意を持って山に臨む!

CIMG0105_convert_20140127215147.jpg

彼から連絡が入ったのは1週間前。
「相談があるのですが・・・」で始まったメールには彼の固い決意が書かれていました。

この鶴見岳大寒我慢大会のメイン競技である「氷柱しがみつき」。
ここで優勝できた暁には応援に来てくれるであろう彼女にプロポーズしたい!!
というものだったのです。
(なお彼女は前にうちで働いていた娘)

「 優 勝 」

このかなり難易度の高そうなミッションですが、
もちろん彼には勝算があるのです。

2年前のこの大会で彼はぶっちぎりのタイムで優勝しているのです!
今回は気合いが他の参加者とは違う!
優勝以外は考えていない!
もちろんダメなときはプロポーズしない!

というLOVEパワー全開で参加しているM君。
しかし遅れに遅れた大会運営のため、
他のメンバーは泣く泣く彼の競技の前に縦走ツアーに出発。
あーー見たかった!

なお他のメンバーは「かき氷早食い」「氷柱ダーツ」「そうめん早食い」に参加して惜敗してます。
この後は奥さん報告をもとにどうぞ。

しがみつきの挑戦者は10名。
くじ引きで順番を決めるのですが、神が与えし番号はラストの10番。
全てのステージは整った!
後は勝つだけだ!

そして始まった競技。
順調に進みM君の番に。
ここまでの最高は1分とちょっと。

両肩に将来の家庭を背負っていよいよM君の競技スタート!
その気合は半端なく、滞空時間は他を圧倒!
4分を過ぎようというまさにその時!

まさかまさかの「ものいい」!!

10人目ということで氷が解けだし、
掴むのすら困難な状況の中、
M君氷の掴み方がちょっと上過ぎると他の競技者からクレームが出たらしいんです。

そして一旦競技中止。
協議の結果は、
最悪の競技やり直し・・・。

しかし人生をかけて臨んだ1発目でM君はすべてをすでに出し尽くしていたのです。
悲壮感漂う中行われた2本目。
記録はわずか30秒過ぎで力尽きての落下。

激しくうなだれる競技後のM君。

DSC_1780_convert_20140127220255.jpg

結局3位以内にも入れず、
表彰式にも出れなかったのですが、
主催者があまりにも哀れに思ってくれたのか最後に「パフォーマンス賞」というものを、
急遽作ってくれました!

壇上に上がった彼。
2度の挑戦ですべてを出し尽くした充実感は、
優勝以外はない!と固く誓っていた彼の決意を優しく溶かしてくれていました。

司会者からマイクを借りて語り始めました。

「負けてしまったのですが、少しだけ時間を下さい。
 今日は僕の大切な彼女が来てくれています。
 壇上に上がってきてもらってもいいですか?」

全てが終わったと思っていた会場は思わぬ展開にザワザワ。

そして何事かと目を丸くする彼女に向かって、
今日のために数日前に買っていた指輪をひざまずいて差出し、

「結婚してください!」

拍手喝さいの会場!
いよーーーう!
おめでとぉーーーーーう!!

SN3O0989_convert_20140127215335.jpg

という大感動の舞台でみんなが胸を熱くしているまさにその時っ!!

何も知らない僕たちは極寒の風が吹き荒れる稜線を縦走中。
意外にも雪はまだ残っていて、
薄く固まった表面を踏み抜いては沈み込む足。

進めねー。

でも右に別府の街並みと海、
左に塚原高原と由布岳を従えて歩くこのルートは実に気持ちいいです!

SN3O0999_convert_20140127215402.jpg

ぬかるんで滑りまくる南斜面を乗り越えて、
内山に登頂!

目の前にはスタートした鶴見岳が我々を見守ってくれています。

SN3O1000_convert_20140127215413.jpg

途中雪原にみんなで今年の干支を作成。

これ「馬」なんですが分かりますかね~?

相当芸術性が高いので理解してもらうのには時間が必要です。
数日は溶けないと思うんですが、
はたして次に発見した人は理解してくれるのか・・・?


DSC_1784_convert_20140127220313.jpg

結局望んでいた半遭難レベルの雪はなかったのですが、
それでもみんなでワイワイと楽しく歩くことができました。

無事に塚原温泉に到着です。
全部で4時間。

どーもプロポーズの話ばかりが盛り上がってしまいましたが、、
メインはこの縦走!!
このコース、公共機関がないので車が2台必ず必要となり、
なかなか行けないんですよ。

我慢大会参加 ⇒ プロポーズ ⇒ 縦走。

来年もぜひできればこの流れを大切にしていきたいです。
恋人との関係が煮詰まってきている方!
参加をぜひお待ちしています!

参加者のみなさん、お疲れ様でした!

そして最後にもう一度。
M君とT坊、ほんとにおめでとうさーーん!

湯布院カントリーロードユースホステル  

お試し登山 鶴見連山!

SN3O0952_convert_20140122165540.jpg

この週末に迫った
「大寒我慢大会及び鶴見連山縦走ツアー」
の下見に行ってきました。

大したことないだろーと高をくくり、
上はシャツ1枚と上着。
下はスパッツに半パン。

到底冬山登山とは思えないこの油断がこの後の行程を鬼に変える。

SN3O0963_convert_20140122165649.jpg

ここの冬山は何度も登っているのですが、
なにか今日は勝手が違う!

おそらく一度溶けたであろう地面が再び滑らか~に固まり、
その上に丁寧に敷き詰められた薄~い今朝降った新雪。

まさに氷の障壁!

登る分だけ滑る感じでまったく進めなーい!!

SN3O0960_convert_20140122165556.jpg

こんな時に必要なのがアイゼンなのか・・・。
冬山も舐めきってる僕はここ十数年使ったことがないっすけど。

それでも気合いで雪原を泳ぐように登っていく。
滑って転んで落ち込んで・・・。
みるみる間に全身雪だるまのように真っ白に変わっていきます。
(写真はイメージ)

非防水性抜群のジャージは面白いくらいに濡れ始め下半身はびっしょり。
しかも通気性抜群なので寒い・・・。

SN3O0964_convert_20140122165615.jpg

山って実にメリハリがあるヤツで、
南斜面は山肌がしっかりと見えるくらい溶けてるんですが、
北斜面はこの通り雪超深。

吹き溜まりでは1m位積もってました。

SN3O0976_convert_20140122165628.jpg

そのまま白の坂を別府まで駆け降り、
誰もいない山奥の秘湯にてやっと身体ポカポカ。

あー生き返った。

しかし今週のイベント、
参加は今のところ僕以外に8名。
行けるのか・・・?

ただこのまま寒さで新雪が固まってくれたら逆に滑りはかなり軽減されるはず。
もしくは新しく大量のふかふか雪が積もってくれても大丈夫。

もっともダメなシナリオはこのまま少し暖かくなり、
雪が再び解けたのち、
一気に冷えて凍ってしまうこと。

週末の天気予報から一時も目が離せない~!

湯布院カントリーロードユースホステル  

登り初め 2014年!

SN3O0936_convert_20140121074812.jpg

さぁ、今年も気合い入れてガンガン登りますよ!

と言ってもこの日は休憩の2時間しか時間がないので、
やななく奥さんと2人で湯布院の街から西登山口を経て、
僕らがいつもご用達の草原、

「見晴らしが丘」

まで向かうことにしました。

SN3O0941_convert_20140121074833.jpg

登山の恰好になると不思議と戦闘力が2割はアップ!
そして一心不乱に登りつめ、
あっ!!
という間に到着。

僅か25分。

しかし一面の雪を期待していたのに、
あるのは荒涼とした草原のみ。

これはこれで気持ちいいのですが。

SN3O0944_convert_20140121075240.jpg

スピーカーを装着した僕の最新鋭のザックから流れる大音量の音楽に身をゆだね、
この美しき世界を伸び伸びと堪能。

上がる標高に比例して上がるテンション!

もちろんいつもの通り貸し切りで。

SN3O0946_convert_20140121074919.jpg

背後の由布岳、
今年もやはり変わらず美しいっす・・・。

今年一年の頑張りと期待を胸いっぱいに吸いこんで、
よし、下山だ!

下りは走り解禁!
僅か12分で降りきりました。

こんな近くにこんな夢のような秘密の世界がある。
由布院、やっぱサイコーです!

山よ!
今年も愛いっぱいで待っててくれよー!
おーー!

湯布院カントリーロードユースホステル  

嵐を呼ぶモロッコ旅行 最終章

IMG_convert_20140120172724.jpg

ツバカルでの激闘を終えた我々は、
心底疲れた体を休めるため海辺のリゾートを訪れ、
そこでひと時の安息の時間を心ゆくまで楽しんだのです。

美味い物を食べ、海で泳ぎ、街を歩く。
そんなただの観光を存分に楽しみ、
いよいよ旅立ちの町カサブランカへ向かって帰りだしました。

長いバスの中でこの激しすぎた旅を2人でじっくり語り合います。
もうこの旅もあと2日。
あとはおみやげでも買いながら、最後にモロッコの首都を堪能するだけです。
余裕マンマンの2人。

そして無事に帰り着いたカサブランカ。
まずは今から2日間を遊び倒すためにお金をおろしに行こう!!
と初めに立ち寄った銀行で2人ともある異変に気が付くのです。

ない!
あるべきものが、
ない・・・。
旅人の命ともいうべき、パスポートが・・・。

そしてはっと気が付いたのです。
いつもはその辺の安宿に泊まるのですが、
前夜はちょっと贅沢をしようということであるリゾートホテルに泊まったのです。

そこのフロントにそういえばパスポートを預けたぞ!!
そして当然のように返してもらい忘れてきた~!!

慌ててホテルに電話すると、確かにパスポートがあると確認してもらいました。
さぁーどうするか・・・。

今から取りに帰っても2日後のフライトに間に合わない。
あれこれ手段を考えめぐらせていると、ホテルの人からある提案が!

ここから出ている長距離バスの運転手に預けておけば明日には届くと思いますよ。
ナーーーイスモロッコ人!!
なんて気の利くアイデアを出してくれるんだ!
旅の間モロッコ人だめだめだぁー!と文句言いまくってごめんね。

よし!これでパスポートはなんとかなりそうだ。
よかったよかった。

しかし問題はここから。
まず一つは持ち金がほとんどないこと。
そして今夜の寝る場所をどうするか。

ここカサブランカではお金をおろす時もホテルに泊まる時も必ずパスポートの提示が義務なのです。
いくつか安宿を探して交渉するもやはりパスポートなしではダメとのこと。

しかしここで素晴らしい情報をゲット!
警察に行って事情を説明すれば、パスポートがなくても宿泊ができる許可証がもらえるらしい。
これだーー!

早速警察に向かいました。
もう時間は夜の9時を回っています。
そしてこの旅3度目の警察署で事情を説明し、
なんとか許可証を書いてもらえることになりました。
しっかしこの担当の警察官、怪しいオーラをビンビン出しまくってるのですが・・・。

許可証はすぐにできたのですが、なぜかなかなか渡してくれない彼。
「こんな遅い時間にこんな余計な仕事が入ってたいへんなんだよねー」
と愚痴る男。

いや。それがお前の仕事だろ!

執拗に仕事の大変さをアピールする男。

「どうすればいいんですか・・・?」

「まぁー、○○ディラハム(お金)くれたらすぐに渡すんだけどねー」

・・・モロッコ。
腐ってるぜぇぇぇぇぇ!!!!
しかも高ぇぇぇ!!!

普段温和な壮太がこれにはブチ切れ!!
警察官の書いた許可証を素早く取り上げ、目の前で破り捨てたのです。
やった!男だぜ!
そして2人で後ろから聞こえる罵声を無視してそのまま警察を後にしました。

いやー、爽快だ!
気持ちいいぜー!
だけど今夜どうしよう??

すでに深夜も近づくカサブランカは危険な香りに満ち溢れています。
そしてある公園に来たのですが、すでに怪しい視線が周囲から痛い!
その時公衆トイレを発見!

ここだ!
トイレの中なんてもちろん危険すぎるのでだめですよ。
でも一つ盲点で絶対に見つからない穴場があったのです。
それはトイレの上。

下からは決して見えないトイレの上はこの上ない安全な場所。
2人で周りの人に見つからないように裏から木を伝ってなんとか屋根によじ登り、
ようやく安住の地を求めることができました。

ひとまずは寝床は確保できたのですが、
冬の夜のカサブランカは寒い・・・。

まずはありったけの服を着て、お互いザックの中に足を突っ込み、
なんとか丸まってみるのですが、時間と共に着実に冷えていく身体。
このままじゃーいけない!
自然と2人で抱き合いながらただひたすら日が昇るのを待ち続けました。
なぜ試練は終わることなく続くのか?
世界は何を試そうとしているのか?

どれくらい2人で震えていたか・・?
やがて徐々に明るみだす空。
そして待ち続けた日の光が・・・。
温かい・・・。

固まり切った身体をゆっくりと溶かしていく日光。
じっくりと太陽を浴び身体が動くようになったところでいよいよバスセンターに向かおう!

バスセンターの事務の人にまずは事情を説明。
そして1日2本あるそのリゾート地からのバスから届きものがないか尋ねたが、
何も届いてないとのこと。

まぁー午前だしな。
きっと午後便だ!

そして2人でひたすらひもじいお腹を耐えながら午後を待ちます。
パスポートさえ来れば今夜は豪遊だ!
あと少しの辛抱だ!!

そして午後。
再び訪れたバスセンター。
届いていることを疑いもしない2人は笑顔で入っていたのですが、
なんとまだ届いていない!
マジか・・・。

そうだ。
ここは日本じゃないんだ。
モロッコなんだ!
これはマジでやばいぞ!!

2人でしょんぼりとバスセンターをあとにしたのですが、
あーー今夜どうしよう!

またあのトイレの上で夜を越したら死ぬぞ。

ここで2人はある必殺の抜け道を考えていたのです。
知り合いの知り合いの知り合いくらいの人がモロッコに住んでいて、
その住所だけは知っていたのです。

もちろん面識もないほぼ他人なのですが、もうこの人しか頼れない!
無礼を覚悟でその住所を何とか探し当て、
困惑するその人に事情を説明してなんとか1泊泊めてもらうことができました!
しかも飯もご馳走してくれて!
あの方がいなかったら今の僕はなかったですね。

そしてしっかりと寝て食べさしてもらった2人は恩人にがっちりとお礼を告げ、
向かうは全ての運命を握るバスセンター。
もし・・・、もし今パスポートが来ていなかったらもう帰る術はなくなります。

まずは入り口前で2人で円陣を組んで気合いを入れます。
頼むぜぇー!
そして入っていくとすべてを知るすっかり仲良くなった受付のおばちゃんが、
困り果てた顔で見つめ返してきます。
まさかまさか・・・。

「まだ届かないの」

終わった。
このままカサブランカの闇に消え去っておしまいだ。

と思ったその時!!

裏の扉が開いて意味ありげな笑顔の所長が登場。
ゆっくりと持ち上げた彼の手の中には2冊の緑のパスポートが!!

「今着いたよ」

がぁぁぁぁぁぁっ!!!!

あまりの興奮にセンター内で大絶叫の2人。
バス待ちのお客さんは初め驚いていたのですが、
僕たちのあまりの喜びように引き込まれ、そのうち次々と訳の分からぬハイタッチの嵐。
まるでバスセンター全体が優勝パレードのような熱気と興奮に包まれたのです。

モロッコ最後の最後にいい感動くれたぜ!!
あいがとーーーっ!

そして。
あまりに熱い3週間を終え、
無事に2人飛行機でこのモロッコを後にしました。
なんか数年分のハプニングを前借した気分です。

そんな僕24歳の時の旅でした。
よくぞここまで読んでいただきありがとうございました~!

湯布院カントリーロードユースホステル  

| NEXT≫