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酷暑を極めるツーリング 2

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大都会の渋滞の中を走るには僕のバイクでは戦闘力がなさすぎる。

少しでも空いている時間帯に通過しよう。
そう決意した2人は朝の5時50分にはまだ車の少ない国道3号線をぶっ飛ばす。
やはり朝のこの時間は気温も上がっていなくて気持ちいいです。

今回の旅の目的地は「相島」(あいのしま)です。

福岡の新宮町の沖合にある小さな島。
小型定期船に乗り込み約20分くらい波に揺られるとあっと言う間に到着です。

乗り込んでいるのはほとんどが釣り人さん。
その中数名の観光客や外国人も来ていました。

そんな彼らのお目当てはというと・・・。

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これですっ!
この相島は別名 ネコ島 と呼ばれるくらいたくさんのネコが住んでいて、
このネコちゃんに会いにくる観光客が近年後を絶たないそうです。
ネコパワー絶大ですね。

うちのチビ子もネコ大好き!
途中で買ってきたキャットフードのパワーで猫たちのヒロインとなっていました。
すり寄ってくるネコ達にご満悦の彼女。

はるばる遠くから来たかいがあったね。

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毛皮を着た猫にとってやっぱりこの暑さは厳しいようです。
日影の涼しい場所でグデーン。

眠るの邪魔しちゃダーメーよ。

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一通りネコと遊んだ後は海で遊ぼう。
福岡の大都会が目の前に見えているのですが水質はとっても綺麗!

2人でひたすらクラゲを捕まえて遊びました。

蝉の声が会話が難しいくらいのボリュームで島中に鳴り響きます。

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帰りの船が出るのは2時間半後。
島を歩き回りネコとも遊びつくし海に浸かるともうやることがない!

そこで島唯一の食堂でちょっと一休み。
この相島は名前もあいのしま。
そして島の形もハートに見えないこともないので愛を売りにしています。

この食堂の看板メニューの一つ。
相島コロッケも見ての通りハート型。
魚のすり身で作ってあり美味でしたよ~。

そして目的のネコ島も制覇したので後はいよいよ帰るだけだな。
こっからがまた遠いんですよ。

さーて気合い入れて走りしょう!

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しかしやはりまだまだ小学2年生の末っ子。
疲れ果てたのか走っていると思わず寝てしまうのです。

シートの前に乗せているのですが熟睡すると腕に完全にもたれてくるので、
それキープするのは至難の業です。

あまりにも寝相が悪くなるとやむなく休憩を取ります。
何度もバイクを止めて休憩時間をとるのですがやばいな・・・。
このペースでいくと帰れないぞ・・・。
なにせ今日はお客様あり。
15時まで帰らないといけないのです。

そんな焦る僕に追い打ちかけるように大事件が勃発。
バイクの調子がおかしい。

登りでスピードが上がらないのです。
マフラーからのエンジン音もどんどん変な音に変わってきています。
これは本格的にやばそうだな。

なにせこのバイク。
奥さんが20年以上前から使っている骨董品級の代物なのです。
いったん大きな町に戻って修理してもらおうか?
いや・・・。
それでは仕事に間に合わない。

なんとか気合い帰ってみよう!
そう決意して最後の峠に向かう。

ただ徐々に落ちていくスピード。
そして峠の手前で・・・、ついにエンジン完全停止~!!
やっちまった~!!

エンジンかからないバイクの横でいまいち状況を読めずに大喜びの娘。
ちくしょー。
こうなりゃ歩くしかないな。

とバイクを押しながら歩きだすもこれで湯布院到達は完全に無理でしょう。
汗だくで腕の筋肉がプルプルしだした辺りで結局最後の決断を下す。

「助けてもらおっと」

まずは奥さんに電話してどうも今日は時間までに帰れなさそうと告げる。
すまんが1人でなんとかしてくれっ!

そして福岡に住む義父母にお願いして迎えに来てもらうことにしました。
義父家は農家なのでなんでも持ってます!
この突然のお願いに軽トラとロープを持って駆けつけてくれました。

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そして愛車は無事に軽トラに積み込まれそのまま福岡の修理工場へ。
しかし時間がもう夕方近かったということもあり、この日のうちに直すのは難しいと。

泣く泣く相棒をその場に預けて僕と娘は今夜は義父母宅へとお邪魔することになりました。
ここで旅の緊張が一気に解けたのか、
気が付くと炎天下の中でバイクを押しまくったのが堪えたようでなにやら頭がフラフラ・・・。
若干やばそうな予感。
夜は義母さんの御馳走をいただき10時前には速攻で死ぬ様に眠らせてもらいました。

愛機故障というとんでもないハプニングで幕を閉じた今回のツーリング。
ただ思い通りにならないことこそが旅!
娘にはそれを知ってもらえたのならこんなハプニング大歓迎です。

またバイクが無事に直ったら秋にでもどっか走りに行こうぜ!
お疲れさーん。

湯布院カントリーロードユースホステル
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酷暑を極めるツーリング 1

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いよいよ始まった子供たちの夏休み。
我が家では長女は陸上部、長男は太鼓とそれぞれ忙しい。
なので恒例の夏休み初めの旅行は末っ子と2人でお出掛けすることとなりました。

2人なので思い切ってバイクでいってみようか。
ただ問題は連日世の中を震え上がらせているこの記録的な猛暑。

まーなんとかなるだろう。
思わずそう考えてしまったのはここが高原 湯布院だからか・・・?
出発時はまだこうやって上着を着れるくらいの余裕があったのです。

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しかしどんどんバイクで下界に降りていくとみるみると気温上昇。
上からの熱射と道路からの照り返しで猛烈にアッツイ!!!

バイクで走るメリットのひとつ。
吹き抜ける爽やかな風も今はただの温風を受ける罰ゲームのようなものです。

目の前に大型ショッピングモールが現れるたびに思わず立ち寄ってしまう僕たちをどうか責めないでください。
エアコンの下でまずは身体的にしっかりと涼をとる。

それだけでは足りないと判断し、
次は夏休み企画で開催されていた「ゾンビからの招待状」へも参戦!
ビビりまくりながらもなんとかミッションクリアー。
これで心もしっかりと冷えたぞ。

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少しでも標高を上げようと向かったのは日本3大カルストのひとつと言われている「平尾台」へ。
このように白い岩が荒々しく立ち並ぶ絶景が広がる高原なのです。

これぞツーリングの醍醐味だ!
2人で大声で叫びながら疾走するのですが、
まったく気温は落ちてないっす。

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平尾台にある公園へ。
いつもは子供連れの家族で大いに賑わっているこの場所も、
なんと3組の家族のみ・・・。

ここぞとばかり貸し切りの遊具で遊びまわる。
そして汗で溺れる・・・。
これは人が来ないのも納得の危険さですね。

働いている人も「夏休みなのに人が来ないのよ~」と困惑気味でした。
暑さが世の中の経済状況に与えるは相当のものみたいですね。

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すっかりと体温が上がってしまったので、
平尾台にある「千仏鍾乳洞」に向かいました。

学生のころから通っているこの鍾乳洞。
好きなんですよー、ここ。

有料の観光用の鍾乳洞ってどこも完全にルートが整備されていて、
入口から出口までを一切迷うことなく丁寧に案内してくれる仕組みになってますよね。

それがこの鍾乳洞はびっくりするくらいに超放任型なのです。
まず入り口に無造作に置いてあるスリッパ。
「濡れるので靴から履き替えてください」と書かれてあるのですが、
一体どう濡れるのかは説明なし。

入場者はここで「まー一応替えておくか」くらいの軽い気持ちでスリッパを履きます。
そこから洞内に入っていくのですが序盤戦はごく普通の洞窟です。

しかし半分くらい過ぎた時点で状況は一変します。
今まで普通に歩けた通路がなくなり目の前に現れるのは流れる澄み切った川。
「・・・・えっ?ここに入るの・・・?」
皆必ずここで戸惑うのですが、そうなんです。ここに入っていくのです。

ちなみ長ズボンや長スカートの人。
また甘い気持ちで入口で靴を替えてこなかった人々の旅はここで終了となります。
どうぞお気を付けてお帰りください。

覚悟を決めた方はいよいよ入水です。
この洞内の水は痛いくらいに冷たいです。
滑らないようにどんどん進んでいくと途中には膝あたりまで深かったり、
かがまないと通れないくらいの狭い部分もあります。

痺れるくらいに痛みだした足に耐えながら進んでいくと、
そこに現れる看板。
「電気がついているのはここまでです。ここから引き返してください」
なんとこの洞窟くるっと1周回らせてくれないんです。
また同じ道を引き返すしかないのです。

しょうがないのでみな諦め顔で冷たい水に耐えながら同じルートを帰っていくんです。
しかしこの洞窟が本当に自由なのはここから・・・。
電気が消えたこの先のルート。
実は行ってもいいのです。
自分たちでライトを用意すればその奥行けるところまで行けるんですよね。

僕も初めて学生の時に来たときはこの電気が消えた場所までの通常観光で終わったのですが、
次にチャレンジしたときはライトを持っての入洞。

この先の漆黒の闇の中はしばらくは先に進めるのですが、
ある部分では完全に水に潜らないと進めない場所があり水中ライトなしでは難しいために、
挑戦を断念したのです。

今の過保護すぎる世の中に一石を投じるこの自由すぎる洞窟。
ただ今回の通常ルートのみでも十分に体は冷え切りました。
気持ちよかったねー。

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傾く太陽の中大都会を小さなバイクは走り抜け今日のお宿は北九州のゲストハウス。
2人で1泊 3000円です。
十分に快適!いろいろとお勉強になりました。

しかし焼きすぎた肌がほてって痛い・・・。
夜は小倉の街中を2人で徘徊してそのまま10時には爆睡。
まだ明日もありますからね。

天気予報ではずーーーっと晴れマークが並んでいます。
雨になるともちろん困るのですがここまで晴れるのもどうも・・・。

明日も朝から走るぞ~!

湯布院カントリーロードユースホステル

日本最高遊戯施設への挑戦

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今回遥か関東エリアへと出向いた男旅。
朝の2時からの大目標であった富士山登頂を成し遂げ、
いよいよここからはうちの息子の夢時間です。

彼が希望した事とは・・・。
やっぱお前も普通の小学生やな。
そうです。
夢の楽園 ディズニーランドだったのです!

「だって僕行ったことないもんっ!」
と断固言い張る彼。

てめぇ、4年前に確実に連れてきてやったろうが・・・。
しかしそんなことはもう彼の記憶の片隅にもないそうです。

そんなわけで荒く厳しい大自然の世界から一転、
華やかで賑わうおとぎの国で気分を入れ替えて遊びまくろう!!

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それにしても暑かった東京!(千葉ですが)
園内の気温は35度オーバー。
しかしスタートが若干出遅れてしまった僕たちは、
それを取り返すために必死に園内を駆け回ります。
さらに痛恨なのがすでにファストパスが出終わってしまっていること。

つまり全アトラクション素直に並んで待つしかないということなのです。
それでも7月の平日ということが原因なのか・・・?

この日の最大待ち時間は「スプラッシュマウンテン」の90分でした。
こいつだけは乗れなかったのですが、
その他のアトラクションは主要どころはだいたい乗りましたよ!

僕達が一番長く待ったのもプーさんの40分だけ。
これは恐らくかなり空いていると言えるんじゃないでしょうか。

思い漕がれ、夢にまで見たディズニーランド。
その夢がついに叶った息子なのですがどうも思い描いていた理想とは大分ずれがあったようです。

そもそもここに来てる人たちはずっと前から下調べして、準備して、
色々なキャラクターや小物で飾りつけと、
その全ての過程を含めてこのディズニーランドを楽しんでいます。

一方僕たちは山登りの後なのでジャージとTシャツというやる気0の格好。
しかも疲れ果てた男2人が朦朧としながら園内を彷徨っている。
明らかに雰囲気と心意気が周りの華やかなそれとは違うのです。

また彼が望むような超絶叫系のマシンもこの夢の国には一切なく、
それがまた気に入らなかったようです。
30分待って乗ったビックサンダーマウンテンも一回転するわけでなく、
適度にスリリングなコースを回ってくる設定のみ。

お前なー。
完全に勘違いしてるぞ。

ここは乗り物自体で楽しむ場じゃないんだ。
この現実離れした幻想的な空気と世界観を楽しむ場なのだ。

まだまだお前には早かったな・・・。
いつか彼女と一緒に来て心からここを楽しみな。

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それでもでっかく来たのだから時間の許す限り2人で園内を駆け巡る。
ただ椅子に座って眺める系のアトラクションは厳しかったですね。
座った瞬間に2人ともコクコクと寝だしてしまうのです。

最終的に全部で18のアトラクションに乗り切り、
精も根も尽き果て夜の21時半に夢の国から出国。

ちなみに乗ったアトラクションの中で一番衝撃的だったのが「白雪姫」でした。
「ピーターパン」や「プーさん」同様に乗り物に乗って、
次々にストーリーが繰り広げられる部屋を回っていくというありがちな作りなのですが・・・。

まず最初に出てくるのが魔女!
意地悪そうな魔女が次々と僕達を威嚇してきます。
真ん中あたりの部屋でやっと小人と白雪姫が現れるのですが、
彼女を拝めるのは後にも先にもその一回のみ。
次に進むとまたもやいじわるな魔女が嬉しそうに現れるのです!
完全に入れ替わってしまっているヒロインと脇役の立ち位置。

一体いつ白雪姫と魔女の駆け引きは行われるんだ??
王子様の登場はいつ??

様々な期待を背負いながらひたすら魔女に煽られながら進み続ける乗り物。
そして全く本編のストーリーに触れられないまま頭上を見上げると、
なんと魔女が僕達に大きな石を落そうとしてきてるではないですか!
こんなシーンあったけな??と疑問に思っている中、
「あぶなーーーい」という小人の叫び声と共にキキ―と止まる乗り物。

そしてそこには笑顔で迎えてくれるスタッフのお姉さん。
「ありがとうございました~」ってこれで終わりっすか??
乗客みんながきょとんとした表情のまま戸惑いながらアトラクションから出て行きます。
そこには笑顔も感動も何もなし。

ただ僕は白雪姫の設定をまったく無視したあまりにも斬新な作りにある意味感動しました。
こんなにも後味が苦いアトラクションは初めてかも・・・。
ひょっとしたらディズニー側もどんどん広がる人類の嗜好趣味の多様性の可能性を、
密かにここで探っているのかもしれないですね。

少なくとも僕には今日一番の心に残る時間でした。

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舞浜駅からの超満員電車に揺られ、
本日のホテルに着いたのは10時半。

朝の2時から始まった今日という一日。
富士山登頂とディズニーランドという恐らく息子にとっては人生で最も濃い一日となったでしょう。

最後は歩くのも難しい位にびっこを引きながら部屋まで歩いてきて、
荷物を降ろして歯を磨いたら何も語ることなくベッドに倒れ込んでいました。
お疲れさん。

僕もこの時結構限界寸前だったのですが、
まだ僕の戦いは終わっていないのです。

そう。このあと3時からは運命の 日本vsベルギー戦なのです。
死ぬか・・・?いや死んでもいい。
この一戦だけはなにがなんでも見なければ!

よし、少しでも仮眠を取ろう!
と思いながらふとTVをつけてしまうとそこにはなんとブラジルvsメキシコ戦が!

あー終わった。
俺終わった・・・。
これはもう見るしかない・・・。

そうして・・・、
僕の長い長い一日は終わることなく続くのでした。

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もはや究極とも呼べるくらいの睡眠不足で目覚める朝。

それでも一ミリも後悔はないです。
それくらい素晴らしい試合を見せてくれた日本代表!
あんなに気高く美しい代表はちょっと記憶にないです!
本当にひょっとした勝てるかも・・・?と本気で夢の高みへと導いてくれました。

結果的には大逆転負けされたのですがどの選手にも一切のミスも間違いもなかったです。
全て出し切り持てる以上の力を発揮した上での正当な結果だと思います。
試合後選手同様僕もTV前で号泣でしたが、
自分が日本人であることが誇らしくてしょうがない夜でした。

改めて崇高な時間を与えてくれた日本代表の皆さんに心から感謝です!

さーこの旅はあとは帰るだけだな。
しかし昨夜の白雪姫の呪いをどこかに持ってきてしまったのかもしれません。
このまま平穏には終わらないこの旅。

飛行機の時間は10時30分。
十分に余裕をもって準備していた僕に、
奥さんから衝撃の電話が入るのです。

「九州台風直撃で小中高全部休校になったよ。飛行機今日飛ばないんじゃない??」

えーーー!!??
既に梅雨明けし晴れ渡る関東にいる僕は想像もしていなかった。
まさか九州に台風さんがいるなんて!

慌てて荷物をまとめて空港へと急ぎます。
乗れないならそれはそれでしょうがないのですが、
大問題が一つだけあったのです。

それは僕がお金を持っていないという事。
普段から僕は財布を持っていなくて、
こうやって出かける時は奥さんが必要な分だけ持たせてくれます。
なのでもしも飛行機が飛ばなくてどこかにもう一泊となると、
その宿代・移動代・食事代などがまったく足りないのです。

祈るような気持ちで空港に入るとまず飛び込んできた、
「宮崎便 運行中止」の文字。

やっべー!!
大分便は??
「条件付き運行」
ななな、何?条件って?

「機長の判断で成田空港に引き返すこともあります」
なるほど。しかし一応飛ぶんだな。良かった。

そして乗客全員がなんとなくソワソワする中大分行きの飛行機は無事に離陸。
ひたすら荒れ狂う暴風雨をものともしない機長の超絶テクにより、
最終的に無事に大分空港に着いた時には感動的ですらありました。

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そして迎えに来てくれた奥さんに拾ってもらい、
3人で大荒れの台風を眺めながら無事に帰ってこれた祝いのケーキを美味しくいただく。
これで今回の関東遠征の男旅は終了です。

最初から最後までなんとも気の抜けない旅でしたが、
達成感は満載です。

息子が卒業するまであと9か月。
あと1~2回位は旅できるかな?

とりあえずこの長い長いブログも書き終えたしメールのチェックも終わったので、
3日ぶりにゆっくりと眠らせてもらいたいと思います。

長らくお付き合いいただきありがとうございます。
そしておやすみなさい。

湯布院カントリーロードユースホステル  

日本最高点への挑戦

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恐らく息子が一緒に遊んでくれるのも小学生の間だけだろうな・・・。

長女が中学に上がってからは人間関係や部活動や勉強で一気に多忙になり、
なかなか一緒に過ごすことができなかった現実を一度知っているので、
これが僕が強く感じた思いです。

今まで一緒にヒッチハイクやバイクの旅を息子とはしてきたのですが、
6年生の最後に何か形ある想い出を作りたい。
そう考えた僕はこの7月の第一週に東京行きの飛行機のチケットをゲット!

小学生の間にぜひ連れて行きたかった場所があるのです。
それは「富士山」です。
この日本最高点にぜひ2人で行ってみたい!
なぜなら実は僕も一度も登ったこのがないのです。

そんなわけで今回の男旅は日本一の 富士山 を極める旅となりました!

しかしここで予想外の事件が勃発してしまうのです・・・。
それは出発前夜のこと。
フランスvsアルゼンチンの試合があまりにも面白くて思わず1時前まで見入ってしまった僕。
早く寝ないと明日やばいぞ~、
と思いながら布団に入ると何やら2階からヒソヒソと話し声が・・・。

見に行くとまさか息子がこっそりと友達とラインでゲームをしてやがったのです!
我が家では週末だけはゲームの時間が11時までを許可しています。
しかしそれを大幅に超える約束破り。
しかも彼は1週間前にも同じような事をやらかしていました。

普段は軽く怒る時は奥さんが怒るのですが、
たまに絶対的に強く怒らないといけない時は僕がでていきます。
2回目か・・・。
それは怒るしかないな・・・。

僕は常に本気で怒る時は家では怒りません。
いつも山で怒ります。
誰もいない山の上で腹を割って話したいからです。

「靴とライトもって来い」

そう言って2人で家を出る。
彼ももう父の事を分かっているので黙ってついてきます。

しかし無言で歩き出して数分。
冷静になるとこのライトだけでは電池もたないということに気が付く。
今山に登る途中でライト切れたらこれは説教どころではないぞ!

しょうがないのでそのまま全く車の走らない車道をずんずんと歩く。
早足の僕を必死で追いかける息子。
深夜のナイトハイクはそんまま延々と続くのです。

結局由布岳の周りをぐるっと1周歩きました。
標高差がかなりある坂道をおよそ20km。

ぐるっと山麓を回って再び湯布院の街が見えてくるころにはもう夜が明けてきていました。
疲れでフラフラする息子に約束を守ることの大切さ、
人の信頼を裏切ることは結局その理不尽は自分に返ってくることを教える。
始めから自分が悪いことをしてしまったと知りながら約束を破っていた息子は号泣です。

家に帰るともう5時前。
待っていた奥さんに息子も謝りこれでこの事件は終了~。
一度怒った後は決して引きずらないのが我が家流です。

その後僕は1時間眠ってから朝食の準備へ。
帰宅後即泥の様に眠っていた息子ですが10時50分の大分空港発の飛行機があるので、
朝の8時には起こしてすぐ出発。

眠い・・・。
2人とも鬼のような寝不足です・・・。
さらに足も疲れでプルプルしだす始末。
僕はもう2週間ほど前からこの日の為に万全に身体を作り込んできたのですが、
まぁ人生っていうのはいつも思い通りにならないもんですよね。

写真は搭乗後即爆睡の息子。

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そうしてなんとか無事に東京に着。
しかしここで既に大きな問題が発覚するのです。

深夜のハイクが堪えてゐなせの足がまともに上がらない・・・。
僕でも軽く筋肉痛が始まる状態なので彼には少し厳しかったか・・・。

それでも刻一刻と迫りくる富士登山へのカウントダウン。
もうここまできたら行くしかない、やるしかないんだ!
と自分に言い聞かす。
とりあえず車をレンタルして静岡に向かうまでは車で息子は再び爆睡です。

夕方の5時。
僕達は富士登山の中継地でもある御殿場の街へと降り立つ。
見上げると遥か上空にそびえる巨山の影。

あの山頂を目指すのか・・・。
それは今の僕達にはあまりにも高く遠くに霞んで見えるミッションのようでした。

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数あるルートの中で今回選んだのが「須走ルート」

一番人気の吉田口ルートよりも人が少ないという点を考慮しました。
しかしその分ちょっとだけ登る距離は長いようです。

標高が約2000mの駐車場に夜の19時ごろ着くともう7台位の車が停まっていました。
その中の1台からは6人の外国人が楽しそうに荷物をまとめて今から登り出そうとしています。

え~!
こんなに早く出発するの??
と思ったのですが恐らく彼らは山頂からのご来光を拝みに行くのでしょう。
僕らは登頂さえできれば他になにも望まないので取り合えず車で仮眠開始。

狭い車内で絡み合うように寝た様な寝れないような時間を過ごし、
夜の2時にいよいよ山頂へ向けて出発開始!

ここまできたらすべてを捧げよう!
ぶっつけ本番だ~いくぞ~!!

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子どもの超回復力を期待したのですがさすがに21時間前の足の痛みは完治は無理でした。
それでも徐々に歩くことで筋肉がほぐされて痛みが消えていったそうです。

歩きながら「よっしゃああ!あんまり痛くないぜぇええ~!」
完全なる睡眠不足でスタート時から超テンション全開の息子。
お前それで本当に最後まで持つのか・・・?

序盤は満点の星空の中樹林帯を黙々と歩いていくのですが、
そのうち振り返ると地平線がオレンジに染まり出してきました。

さすがに早い!
九州よりずっと東に位置するだけありますね。

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後で登山者に聞いたのですがこの時山頂付近ではご来光を待つ人でごったがえしていたそうです。
この時間帯から登る人は誰もいないので途中の登山道も貸切。
しかもゆっくりと上がる太陽を自分たちだけで堪能できるので、
この登山道の途中からご来光を拝むという選択も悪くないなと思いました。

そして地平線からはゆっくりと真っ赤な太陽が現れだし・・・、

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キッタ~~~!!!
ご来光~~!!

広がる大空間と赤く染まった空。
2人でぐっと息を呑む。
今まで見たことのない異空間に息子も大いに感動です。

山に登るのはいつでもできますがこのお天気だけは動かしようがないですもんね。
本当に運が良かったです。

2人でボーっと眺めながら、
もうこれだけ感動したんだからもう帰ってもいいんじゃないかなんて思ったのですが、
振り向くとまだまだ続く山頂への長い道。

ここまできて最高地点に立たなくてどうする?
さぁがんばろうか。

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どんどんと歩き続け途中で一番人気の吉田口ルートと合流すると、
一気に人が増えてきました。

さらに山頂でご来光を見終えた人たちも下山し始め、
登山道はここが富士山だということを忘れさせるくらいの人人人で埋め尽くされていました。
まさに正直衝撃的な風景でした。
なんちゅー人だ。ここは渋谷か?原宿か?
と我が目を疑うほどの歩行者天国っぷり。

中には本当に100円のカッパとスニーカーで来ているアジア人も・・・。
ある意味最強だな。

ここまでは2人でかなりいいペースで登ってきていたのですが、
ここらで息子がやっと3000mオーバーの意味に気づき始める。

吸っても吸っても空気が足りないのです。
そして身体が重い。
一歩一歩が少しずつ遅れ始める。
「これが高所登山の醍醐味なんだぜ。絶対に九州では味わえない世界を感じたまえ!」

何度も深呼吸を繰り返しながらそれでも必死で僕に食らいついてくる息子。

ただ遅いと言っても周りの登山者は次々にごぼう抜きのペースですよ。
そして歩き出して 4時間!

ついに山頂に辿り着きました!

この足に痛みを抱える状態で、
この寝不足の身体で、
よくぞここまで頑張りました!

いつもの通り山登りの時はどんな状況にも
不満を一切言わない彼。
相変わらず男前だ、おめでとう!

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山頂を少し歩き回る。
反対側に本当の山頂があるようなのですが今日のところはこの辺で勘弁してやろう。
またそこは次回に行こう!
と2人で即決し颯爽と下山開始です。

このルートの面白いところは下りはこんな砂地を駆け降りられるのです。
と言っても実際に走っているのは僕達だけでしたが。

砂のクッションに助けられながら一気に標高を下げる。
靴の中や口の中が砂だらけになってもかまうもんか!

とにかく走って走って帰りは2時間で駐車場に到着!

当初10時間くらいかな・・・?
と見積もっていた僕の試算を大きく狂わす6時間での富士山制覇という息子の頑張り。

本当に良く頑張ったな、お疲れさん!

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しかしさすがの彼も車に乗り込むと瞬時に爆睡。
そりゃそーですよね。
しかしドロドロの身体をこのままで終わらすことはできないので、
途中のサービスエリアの温泉に浸かって2人ともきれいさっぱりです。

ふー、やり切ったな。
第一部は。

そうなんです。
ここまでは僕がしたかった野望の章であったのです。

ここからは。
息子の野望の章へと突入していくのです。

そのために再び車は東名高速で東京方面へ。
ここでも息子は再び次の戦の為にまた眠る。

昼過ぎにレンタカーを返し終え、
そのまま2人で向かった先は・・・。

つづく

湯布院カントリーロードユースホステル  

広島ー愛媛 春休み旅行 後編

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今回の旅は柔と剛を入り混ぜた3日間となっています。
初日のウサギとの触れ合いを柔とするなら、
2日目の今日はまさに攻めの剛の日。

広島の尾道から愛媛の今治まで伸びる80kmのサイクリングロードを走る日なのです。
しかし残念ながら車で来ている我が家は全てを全員で走り切ることはできません。
そこでバスや電車の時間などあらゆる可能性を綿密に考え抜き僕が導き出した計画がこれです。

智美・しきゑ・ゐなせ組
8:10 大久野島発 フェリーで忠海港へ
    その後電車を3回乗り継いで、
9:39 尾道駅着 ここで自転車 3台を借りてしまなみ街道 スタート!

良・わをん組
8:45 大久野島発 車を乗せてフェリーで大三島へ
    その後高速で今治駅へ
10:12 今治駅発 高速バスで大三島バスセンターへ
    多々良道の駅で自転車 1台を借りて大三島1周へ

さーて僕はちびっ子を後ろに乗せて大三島一周の旅へと出発だ~。

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まずは島一番の有名どころ 「大山祇神社」へ
こんな大きな楠が至る所にある立派な神社です。

しかし走り出してあることに気が付く。
この自転車・・・、ボロ過ぎないか・・・?

確かに今超人気のこのしまなみ街道。
レンタル自転車は人気の時は朝から長蛇の列ができるくらいだと聞いています。
その中でも子供を乗せる用の自転車はほとんどないということで、
事前に予約をしてわざわざこの島のレンタルショップに運んでもらっていたのですが、
至る所が錆びてるし前カゴもガタガタいうし、なによりもギアが3段のみ・・・。

これにちびっ子のおもり付き。
これはなかなかの厳しい戦いになりそうな予感がプンプン漂ってきましたね。

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美術の島と謳っているように小さい島内ですが3つも美術館があります。
その中の「ところミュージアム」へ

ここが意外にも良かったのですが、
さすがにしまなみ街道のメインルートから外れているだけあって、
自転車で来てる人はほとんどいませんでした。

ここで受け入れがたい事実に直面するのです。
特に自転車を普段からしているわけじゃないとはいえ、
登りにはかなり自信のある僕ですが・・・、
なんとっ!この自転車ではちびっ子を乗せた状態では坂を登り切れない!

ここで父は偉大なメンツを捨てて、末っ子にお願いしなければいけませんでした。
「ごめんね・・・、登り坂の時は・・・、降りて走ってくれる?」

心優しき娘はもちろんニッコニコでOK!

こうしてひょんなことから後ろで楽しく座ってるだけと信じ切っていた彼女にも、
大いなる戦いの火ぶたが切って落とされたのです。
さぁ一緒に頑張ろうぜ!

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こうして2人で乗ったり走ったりした大三島の旅 30kmは無事に終了。
ここで尾道からスタートした別組に連絡してみると、
なんとゐなせの自転車がぶっ壊れて取り替え待ちとのこと。

ここ大三島はしまなみ海道のほぼ中間に位置しここで合流する予定だったのですが、
思いのほか遅れている3人を置いて先に進むことにしました。
何故なら登りで確実に遅れてしまいそうなので・・・。

その後飛ばして走ってきた後続隊とも隣の「伯方島」で無事に合流!
そうですよ。
あの「伯方の塩」で有名な伯方島です。

さぁここからやっと5人で走れるな。
残りは約30kmや。
気合い入れろよ~!

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このしまなみ海道、島を走ってる時は気持ち良くていいんですよ。
比較的アップダウンも少ないし。
問題は6つある島を超えて行く時なのです。

なにせ下を通るであろう大型船を考慮されて作られた橋はとっても高い位置に架けられており、
毎回島を渡るたびにめっちゃ急坂を登らないといけないのです。
そして登って渡ったらまた一気に下ろされる。

ここでいかに心折れないかが勝負どころです。
しかし自転車ってなんでこんなにお尻痛くなるんですかね?
このサドルの形って自転車専用のパットの入った高いパンツを売るために、
わざと痛める設計で作られてるメーカー側の巧妙な罠って可能性ないっすか・・・?

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いよいよ日も沈みかけてきました。
走り出して5時間程が経過。
ようやく最後の橋を渡り終えて四国へと突入する瞬間です。

先頭を勇ましく走るのは 長男ゐなせ。
彼は2年前にも僕とこの同コースを走っています。
それだけに序盤戦の3人での走行時はかなり智美に期待されていたのですが、
彼が一番遅かったらしく相当攻められてました、

ただ最後はやはり男としての根性を見せて頑張っていました。
坂の上に建つ我がユースホステルの立地上、
彼は普段からまったく自転車に乗る事ないからなー。
こればっかりはしょうがないな。

そして夕方の6時半。
ついに全長 80kmに及ぶしまなみ海道を制覇!(僕達は約70km)
今治駅へと帰ってきました!
想像以上の達成感にほころぶ5つの笑顔!
今回のは、中々やりがいあったな。

みんなこれでやっと足の筋肉痛とお尻の痛みからも解放です。
ちなみに僕の後ろに座っていたちびっ子もかなりお尻痛そうでした・・・。

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この日のお泊りは道後温泉。
子供達を温泉に入れて部屋で寝かせた後は、
大人の時間を堪能しに2人で街に出かけました。

夕方の5時過ぎにはほとんどのお店が閉まってしまう由布院とは違い、
道後温泉のお店は21時過ぎの時点でも煌々と空いてました。
えらいな~。
それ以外にも四国はこのチャリダーとお遍路さんという2つの特別客に、
ホテルや観光地全体がかなり力を入れていました。
九州ももっとできることがあるはず!
見習うべきところは多々ありますね。

最後はバーで軽く飲みながら一息ついたところで、長い戦いの一日はようやく終了です。
お疲れさん。
今日もみんなよく頑張りました。

最終の旅行3日目は朝一からひたすら帰るだけ。
なにせ夜は営業があるのでその準備の為に昼過ぎには帰らないといけないのです。

晴天の初日。
曇りながらも降らなかった2日目。
しかしついに耐えられなかった3日目、空は大雨になってました。
ほんと天気に恵まれてラッキーでした。

いよいよ新年度の始まり。
長女の高校生活と共に僕も新しい生活サイクルを作っていかないといけません。
気持ち新たにまた日常を楽しんでいきましょう!

湯布院カントリーロードユースホステル  

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